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【中学受験小5】夏期講習2日目、母の期待と息子の楽しみ

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夏期講習初日は、期待と希望に満ちあふれていた。
私は「この夏期講習で、息子は苦手単元が減るはずだ」と思った。
息子は「塾でみんなとランチ食べるんだ」と楽しみにしていた。

息子は意気揚々と塾に行き、帰ってきてからも復習などを頑張った。
その時「塾が終わっても、こんなにやるのか…」という空気が、私と息子の間に一瞬漂った。
私は、それを無理やり打ち消した。
「5年生だから、きっと塾のみんなも同じくらい頑張ってるよね」
明るく放った私の言葉が虚しく響いた。
息子は同調することなく、無言を貫いた。

翌朝、息子はなかなか起きて来なかった。
しかも、夫まで起きてこない。
まずは夫から起こそうと、私は寝ている夫に最近始めたストレッチの効果を延々と語り始めた。
返事が面倒になった夫は、ついに起き上がって部屋を出ていった。
残るは息子だ……。
夫を起こすのは容易だが、息子はそうはいかず、布団をかぶって貝のようになってしまった。
私は諦めて、息子をそのままにしておいた。

塾に出発するギリギリに起きた息子は、急いで朝食と身支度を済ませて出て行った。
お昼をみんなと食べることは楽しみにしていた。
しかし、帰宅した息子は、明らかに疲れていた。
よほど塾で集中してきたのか…。
私は少し期待したが、本人はなかなか宿題に取りかかれなかった。
その上、宿題の物量にすでにげんなりした様子だった。
時計の針だけが、ただ無駄に進んでいく。
私はついにしびれを切らした。
「…早くやっちゃおうよ!」
私が口火を切ったことで、息子がいっきにへそを曲げた。
「お母さんが言うから、やりたくなくなった」
言い放つ息子に、私はとっさに言い返した。
「お母さんが言う前からやる気はなさそうだったよ」
あちゃー。
そこから、売り言葉に買い言葉の親子バトルが始まった。
休むでもない、遊ぶでもない、宿題をするでもない不毛な時間がいたずらに過ぎていく。
あと40日もこんな日が続くのか…。
私はすでに心折れかけていた。

今回は特に打開策もない。
迎える夏休みは、親子バトルを最小限に抑え、送迎とご飯の支度を心を無にして繰り返すのみである。
夏期講習2日目にして、私の目標は「偏差値を上げること」から、「親子で夏を乗り切ること」へ変わっていた。
かたや息子は、「明日もみんなとランチするんだ」と塾を楽しみにしているのだった。



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