【中学受験小3】母、五里霧中
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補習塾の春期講習初日、息子は明るい顔で出てきた。
そこは集団塾ではあるけれど、演習は個人のペースに合わせて進めるらしく、息子には「出来た」感覚があったようだ。
「すごい楽しかったよ!俺、どんどん問題が解けてさ!」
テンションが高い息子に、私は嬉しくなった。
やはり、息子には自信を持たせることが必要だったのだ。
それは中学受験塾ではなく、この塾なのかもしれない。
息子の笑顔を見た私は、中学受験を始めた頃を思い出していた。
その時と同じ笑顔に見えた。
しかし、翌日、息子はもういつものテンションに戻っていた。
問題は解けていたし、教材も息子に合っているように見えた。
3日目、息子は眠そうな顔で出てきた。
帰り道では、口数も少なく、どこかぼーっとしていた。「塾はどうだった?」と聞くと、張りのない声で「良かった」とだけ言った。
「元の塾のみんなは、まだ授業してる時間だね。みんなより早く帰れるね。ラッキー」
私は息子が喜びそうだと思って言ったが、息子はぼーっとした様子で「うん…。」と言った。
それ以降も息子は同じ調子のまま、春期講習を修了した。
数日後、塾から夫にフィードバックの電話があった。
そこで言われた。
(この先、塾からのお話になります。)
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