はちみつは腐らない?|8月3日「はちみつの日」 #0016
今日、8月3日は、
「はち(8)みつ(3)」の語呂合わせで、
「はちみつの日」なのだそうです。
せっかくなので今日は、
この甘くて、やさしい“自然の恵み”のお話を、
すこしだけ。
さて、いきなりですが、ひとつ質問です。
はちみつは、腐ると思いますか?
……実は、はちみつは、
正しく保存すれば、何年でも――
いいえ、何千年でも、傷まないと言われています。
ピラミッドのはちみつは、まだ食べられた?
有名な話があります。
エジプトのピラミッド、
つまり王さまのお墓の中から見つかった、
3000年以上前のはちみつが、
なんと、まだ食べられる状態だった、と伝えられているのです。
(※とても有名な逸話で、諸説あります)
3000年前の甘さが、そのまま残っていた——。
なんだか、ロマンを感じますね。
なぜ、はちみつは傷まないの?
その秘密は、はちみつ自身が持つ、
いくつもの“守る力”にあります。
水分が、とても少ない……菌は、水がないと増えにくい。
あまくて、濃い……濃い糖が、菌から水分を奪ってしまう。
ほんのり、酸性……菌にとっては、居心地の悪い環境。
ごく微量の過酸化水素……いわば、天然の“消毒”のはたらき。
つまり、はちみつは、
それ自体が、菌を寄せつけにくい、
天然の保存食なのですね。
だからこそ、はるか昔から、
人はこれを、甘い食べものとしてだけでなく、
「手当て」にも使ってきました。
甘いだけじゃない。
はちみつは、人類がいちばん長く頼ってきた、
最古の“自然の薬”のひとつでもあるのです。
(古代の人々が、はちみつをどんなふうに手当てに使ったのか——
その具体的なお話は、また別の機会に、じっくりお届けしますね🍯)
暮らしに、ひとさじ
むずかしく考えなくても、大丈夫。
はちみつは、毎日の養生に、そっと取り入れられます。
朝の白湯や、ハーブティーに、ひとさじ。
のどが、イガイガする夜に、そのままひとなめ。
すりおろした梨に、はちみつをとろり。
かさつく季節の、はちみつ入りの手づくりドリンクに。
体を、内側からやさしくうるおして、
ほっと、心もほどけていきます。
甘いものが、ちょっぴり後ろめたい日も、
「これは養生」と思えば、
なんだか、ゆるされた気持ちになりますね。
ひとつだけ、大切なお約束
とても体にやさしいはちみつですが、
1歳未満の赤ちゃんには、絶対に与えないでください。
はちみつには、まれに、
乳児にとって危険な菌(ボツリヌス菌)が含まれることがあります。
1歳になるまでは、ほんの少しでも、
口にさせてはいけません。
これは、はちみつと付き合ううえで、
いちばん大切な、お約束です。
――
いつもの食卓にある、一瓶のはちみつ。
その中には、何千年もの歴史と、
人と自然の、長い長いお付き合いが、詰まっています。
今日は、「はちみつの日」。
よかったら、ひとさじの甘さを、
いつもより、すこしだけ、
ゆっくり味わってみてくださいね。🍯
――
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参考・出典
※実在の考え方・情報に基づく一般的な紹介です(効果を保証するものではありません)。
「はちみつの日」(8月3日。語呂合わせによる記念日)※制定団体は要確認
はちみつが傷みにくい理由(低水分・高糖度・酸性・過酸化水素による抗菌性)に関する食品科学の一般的知見
乳児ボツリヌス症の注意喚起(1歳未満にはちみつを与えない/厚生労働省ほか)
ピラミッドから見つかったはちみつの逸話(有名だが諸説あり)
