ゼロから年商44億円になった後、20億円以上の全財産を詐欺で全て失い、絶望した人の話58自問自答し続けるのは、お金を受け取る人間の義務
商品・商品名・環境配慮のセット商品などそれぞれ決まり、リリースまで着実に前に進んでいる。
次に行ったのはプロモーション動画だ。
販売サイト内への埋め込みはもちろんのこと、LPや各媒体に対して商品価値が伝わるように作成した。
大事なのは洗練されたかっこよさよりも、リアルな商品価値である。
法律の観点から露骨な効果を謳うことは出来ない。
しかし想起してもらうことは出来る。
まだまだ資本に余裕がないので、出来るだけコストをかけないようにした。
例えばモデルや撮影に関して相見積もりはもちろんのこと、クラウドソーシングサイトや友人を頼り、人材を用意していただいた。
あとはステマ(ステルスマーケティング)にも気をつけながら、SNSや口コミにつながるように、実際の利用者の協力も積極的に行った。
なおインフルエンサーの斡旋をしてくれたり、広告代理店は多数あるが基本的にそれらの会社やサービスには依頼しない。
どうしても杓子定規的になり、商品価値を本当の意味で伝えることができない。
これは会社やサービスが悪いというよりも、こちらの商品の価値がしっかりと伝えられていないことなどが原因だ。
なんとなくSNSや口コミなどで紹介してくれる100人よりも、芯から価値を感じ、私たちの開発ヒストリー(ストーリー)にも共感してくれている1人のかたの方が、世の中に広められる。
それはインフルエンサーのフォロワーの大小においても同じだ。
有名人に依頼すれば売れるということは絶対に無い。
感情・熱意・魂の乗っかっている方が紹介してくれて、初めて商品を購入していただける。
なお私はまだ在庫が整っていない状態で、広告もSNS展開も口コミも行った。
在庫が無くても、予約注文をどんどん受け付けた。
こうすることで、キャッシュフローが一気に良くなった。
工場やメーカーとはしっかりと連携を取り、予約注文をしていただいた方々に約束した納期を絶対に守るようにした。
さらに到着までの期間、ただ待ってもらうのではなく、なぜ注文してくれたのか・どうして知ってくれたのか・誰に使用してもらいたいか・どういう効果を期待するか・解決したい体の悩みなどのアンケートに答えてもらえるようにした。
こういったやりとりがあるだけで、到着までさらに楽しみにしてもらえるし、企業姿勢を見てもらうこともできる。
そしてこれらのアンケートに答えていただいた方へ、次回購入の割引クーポンと、紹介者クーポン(紹介した方と紹介された方へのクーポン)をプレゼントした。
これでリピートとバイラル(口コミ)の両方が行えた。
実際、広告で1つの商品を販売するのにかかるコストは、クーポン割引よりも高い。
なのでクーポンからの購入のほうが利益率も高い。
なにより、リピートや口コミからの購入は、広告からの購入に比べてすでに価値が伝わっているし、信頼関係がある。そのためさらにリピートやバイラルが起こりやすい。
当然、ファン化も進む。
なお新商品や新サービスの販売マーケティング)として、売り切れテクニックというのがある。
これは事前の供給を少なくし、売り切れ・完売を認知させることで話題をつくり、より購入意欲を高める販売テクニックだ。
Web上であれば、LPやサイトにアクセスしてもすべて売り切れの状態だ。
敢えて、完売・満員御礼を出すことでより購入意欲を高めて、一気に解禁し大きな売り上げを立てる。そしてそれがまた反響を呼び、新規顧客の呼び水になる。
ただ現代においてこのような手法は、効果的と言えない。
かなり上手にやらないと、そういうマーケティングであることを見透かされ、急速に購入意欲を下げてしまう。
事業やビジネスの成功において、マーケティングテクニック・セールステクニックというようなものは、重要だろう。
しかしこれらに傾倒していくと、見込み客や顧客を錯覚させ、その商品やサービスが本来持つ価値以上があると思わせることになる。
それはまともな商売ではない。
商売とは確かな価値あるものを、正しくその価値を伝え、顧客に大満足してもらうことである。
それを追求し続けるのが真の商売人だ。
商売において、バイトも社員も社長も年齢も性別もなにも関係ない。
雇われているからとか、起業しているからとか全く関係ない。
常に自分が扱っている商品・サービス、それに伴う接客・営業・開発なども含めて、価値の提供が正しく行えているか。
自問自答し続けるのは、お金を受け取る人間の義務である。
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前田直樹
