55歳、クラウドワークス初案件は367円。ゼロを抜けたと思ったら、また面談が出てきた件。
クラウドワークスで、初めてお仕事をいただきました。
報酬は470円。 手数料が引かれて、手取り367円。
367円。
コンビニでおにぎり1個買って、お茶を選んだら
「うーん、今日はやめとこ」ってなる金額です。
でも私にとって、これはただの367円ではありませんでした。
クラウドワークスで初めて契約して、初めて作って、初めて納品まで進んだ。
つまり、ゼロ脱却です。
長かった。 ほんまに長かった。。。
きっかけは「ついでに」だった
そもそもの始まりは、ポートフォリオの見直しでした。
ちょうどココナラでの出品サービスへの登録を考えていて、
「私って何ができる人なんやろ」と棚卸しをしていたんです。
バナー制作。SNS投稿画像。女性向けのやわらかいデザイン。
小売経験を活かした伝わる見せ方。
頭の中にはある。 でも、人に見せる形にしようとした瞬間、
全然まとまっていない。
これはあかん💦
ということで、ポートフォリオを整えました。
「初心者です、がんばります」だけじゃなくて、
「今の私に何を頼めるのか」が伝わるように。
あそうや、ついでにクラウドワークスのプロフィールも直そ。
ついでに、です。
「せっかく直したし、応募してみるか」と、4〜5件ポチリ。
正直、期待はしていませんでした。
だって今まで何回応募しても、返事なし。
返事が来たと思ったら、なんか怪しい。
面談と言われて話してみたら、思っていた仕事と全然違う。
クラウドワークス、なかなか手強い。
しかも私は55歳。Webデザインはまだ学習中。
Illustrator必須・Photoshop必須の文字を見るたびに、
静かに画面を閉じる日々。
「はい、解散…」
心の中で何度つぶやいたことか。
そんな中、連絡が来ました。
「作品を見て、作ってほしいと思いました」
え?
私に?
ほんまに?
画面の前で、3秒くらい固まりました。
女性のクライアントさんで、正直ほっとした
今回のクライアントさんは女性でした。
これ、初案件の私にはかなり大きかったです。
もちろん、女性だから絶対安心という話ではありません。
でも、初契約・初制作・初納品。
ただでさえ心臓が忙しいのに、相手がどんな人か分からない不安もある。
そんな中で、文面がやわらかくて、依頼内容も女性向け。
「この人にちゃんと届けたいな」
自然にそう思えました。 それだけで、だいぶ気持ちが楽になりました。
367円。
なのに朝から夕方まで作ってしまった
最初は思っていたんです。
「この金額やし、あまり時間をかけすぎたらあかんよな」
手取り367円です。 冷静に考えたら、かけすぎはビジネス的にアウト。
分かっています。 分かっていたんです。
でも、出ました。
凝り性の根性が。
文字の大きさ、余白、区切り線の長さ、ページ番号の色。
1枚目から4枚目まで、細部が統一されているか。
気づいたら、朝から始めて夕方でした。
いや、待って。
367円やぞ。
自分で自分にツッコミました。
でも初案件やし、仕事として出すんやし、雑にはできへんし。
この「まあこれでいいか」ができない感じ、たぶん前職のクセです。
小売で売場やPOPをずっと見てきたせいか、
ちょっとしたズレや見えにくさがどうしても気になってしまう。
良く言えば丁寧。 悪く言えば採算度外視。
今回、そこが思いきり出ました。
そして立ちはだかる、Googleドライブ
画像が完成して、ほっとしたのも束の間。
次の敵が現れました。
Googleドライブ。
フォルダを作る。 画像を入れる。 共有リンクを発行する。
「リンクを知っている全員」にする。
権限は「閲覧者」にする。 シークレットモードで開いて確認する。
文字にすると簡単そうです。
でも、やっている本人は必死です。
「これ相手に見えるん?」
「このリンクで合ってるん?」
「×押したら全部消えるんちゃうん?」
デザイン案件のはずなのに、途中から完全にGoogleドライブ攻略ゲームになっていました。
シークレットモードでちゃんと開けた瞬間。
勝った。
何に勝ったのかは分かりません。 でも確実に、何かには勝ちました。
納品した。褒められた。サプリやった。
初稿を送ると、クライアントさんから返信が来ました。
「素敵な画像をありがとうございました」 「温かみのある仕上がりで」 「意図を汲み取っていただけて嬉しいです」
ありがとうございます。 めちゃくちゃ嬉しいです。
初心者には効きます。 栄養価が高い。 もはやサプリです。
そして、
「このまま納品受付をさせていただきます」
よかった。 終わった。 初案件、無事に着地した。
……と思った、そのあとです。
また出てきた。面談が。
「今後のお話をさせていただきたいのですが」 「お互いのお人柄や思いを知るために」 「Google Meetで30分ほど」
出た。
面談。
しかも出ました。
お人柄。
待って待って待って。
この単語、最近どこかで聞いたぞ。
そうです。 以前の「エンジェル投資家&ラーメン屋チラシ案件」です。
チラシの話のはずが、気づいたら人生を棚卸しされていた、あの面談です。
あのときも、 「人柄」「思い」「今後」 みたいな言葉がふわっと出てきたんです。
今回のクライアントさんが怪しいと決めつけたいわけではありません。
でも、私の中の警報機が鳴りました。
ピコン。
いや、これは一回落ち着こ。
褒められて浮かれるな。
まず納品完了を確認する。
まず検収。 まず支払い。
55歳、前回より少しだけ賢くなっています。
たぶん。
367円。でも、ゼロではない。
経験者の方から見たら「単価が安すぎる」と思うかもしれません。
私も思います。安い。かなり安い。
でも、ずっとゼロだった私にとって、
ゼロと367円の間にはものすごく大きな壁がありました。
ポートフォリオを整えた。
ついでに応募した。 「作ってほしい」と言ってもらえた。
これは、ちゃんと前進です。
出していないものは、誰にも見つけてもらえない。
応募しなければ、選ばれることもない。
当たり前のことだけど、今回すごく実感しました。
今回の教訓。
低単価でも、実績として意味がある案件はある
でも時間のかけすぎには注意(367円で丸一日は我ながら…)
納品形式と共有設定は、先に確認する
Googleドライブは思っているより強敵
褒め言葉はサプリ。でも浮かれすぎない
「お人柄」が出てきたら、ピコンを忘れずに
クラウドワークス、ほんまにいろいろあります。
ゼロを抜けたと思ったら、また別の扉が開く。
面談の返事はまだしていません。
どうするか、考え中です。
55歳。Webデザイン学習中。まだまだ手探り。
初案件の手取りは367円。
小さい。ものすごく小さい。
でも、ゼロではない。
期待しすぎず、疑いすぎず、でも警戒心はポケットに入れて。
また一歩、進みます。
たぶん。。。
