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55歳、クラウドワークス面談のリアル。まともな添削の先にあった、これは“案件なのか?勧誘なのか?”問題

クラウドワークスで応募していた
美容系バナーのフィードバック面談。

正直、私は少し構えていた。

なぜなら最近の私は
「面談」という言葉に若干アレルギー反応が
出る体質になっている。

過去には、

「え?この案件、デザインの話どこ行った?」
「なぜ初対面の私に人生の棚卸しを?」
「そして、なぜ最後にエンジェル投資家?」

みたいな面談を経験している。
なので今回も、Zoomに入る前から
少し身構えていた。

すると画面越しに出てきたのは
35歳くらいの男性。

真面目そう。
落ち着いている。
目もちゃんと笑っている。
そして、話し方がマニュアルを
読んでいる感じではなかった。

あれ?まともやん。
まず相手の方から自己紹介があった。


デザイナー歴は8年。

デザイナー歴8年
今はチームを組んで仕事をしていて
一緒に仕事をしてくれる人を
探しているとのこと。

LP専門の教育にも関わっていて
事業パートナーとして9名ほどのチームがあり
クラウドワークスなどでテスト発注をしながら
人柄や方向性を見ているらしい。

……え?

めっちゃまともやん。

いや、まともって言い方も失礼なんですが💦
ここ最近の面談経験値が独特すぎて
普通に自分の言葉で話してくれるだけで
こちらとしては好感度が上がってしまう。

今のところラーメンも出てこない。
エンジェル投資家も出てこない。

これは期待してもいいのかもしれない。

次に私の自己紹介。

私は、YUKIと申します、と伝えたうえで
今はスクールでLP制作を学習していることを話した。

すると、

「デザスクですか?」
と聞かれた。

デザスク。。。入りたかった。
正直、気になっていた。
でも授業料が高すぎて
そっとブラウザを閉じた。

なので私は、

「デザスクは入りたかったんですが
授業料が高すぎて諦めました
今は一番お手軽なところで、デイトラです」

と答えた。

なぜデイトラにしたのかも聞かれたので
「Xでの発信や口コミを見て
しっかりしていそうだと思ったからです
ただXでの発信もデイトラの
戦略かもしれませんが……」

今回の案件に応募した理由は
美容系の仕事に長く関わっていたから。

美容系バナーなら、自分の経験も少しは活かせるかもしれない。
それが案件として成立するなら挑戦してみたいと思った。

そんな感じで答えた。
その後、こう聞かれた。

「YUKIさんは、もしデザインの仕事にコミットするなら、
どれくらいコミットできますか?」

コミット。

出た。
ビジネス用語。

たぶん、どれくらいこの仕事に重点を置けるのか。
どれくらい真剣に取り組む気があるのか。

そういうことを聞かれているんだろうなと思った。

ただ、ここで私は少し迷った。

正直、今の段階で
「どれくらいコミットできます」とは言い切れない。

なぜなら、まだ面談の途中だったから。

相手の方が私と仕事をしたいと思うのか。
私自身も、この方と仕事をしていけそうだと思えるのか。

それが分からない段階で、
「全力でコミットします」とは言えない。

なので私は、

「今の段階で、どこまでコミットできるかを
はっきりお答えするのは難しいです。
まずは今日の面談を通して、
お互いに一緒にお仕事できそうかを確認したうえで、
その後に具体的なお話ができればと思います」
と答えた。

我ながら、慎重。
でも、これくらい慎重でちょうどいい。

そのうえで、
今の自分の状況も正直に伝えた。

今はデザインを中心に
学んでいる。
でも最近は、
デザイン業界に限らず
AIの発展がすごい…
この先、デザインの仕事が
どうなっていくのか。
先細りしていかないのか。。。
そこに不安がないわけではない。

だから今は、デザインだけに
決め打ちするというより、
いろいろなことに挑戦して
みたいと思っている。
その中で、最終的に在宅でできる仕事、
自分に合う仕事、そしてご縁のある仕事があれば、
そこで続けていきたい。
今はまだ模索中です。

そう伝えた。
きれいにまとまっているようで、
実はめちゃくちゃ揺れている。
でも、これが今の本音だった。

その後、営業やディレクションに
興味はあるかも聞かれた。

「ディレクションの意味、分かりますか?」
と聞かれたので、

「デザイナーさんに指示を出したり、
スケジュール調整をしたりする仕事
という認識です」
と答えた。

「そうです、正解です」
と言われた。

よかった。
55歳、ディレクションの
意味は合っていた。


前職でマネージャーをしていたこともあり、
人との関わり方や、その人に合わせた
伝え方やメーカーとのやり取りも慣れている。
営業やコミュニケーションにも
そこまで苦手意識はない。

しかも、以前の会社の話には
深く踏み込んでこなかった
これも私にはありがたかった。

面談によっては、
こちらの人生の傷口を
なぜか初対面で広げにくる人もいる。

今回はそういう感じがなかった。

そして、いよいよデザインのフィードバックに入った。

私が作った美容系バナーが
画面共有された。自分の作ったものを
Zoom越しに生で添削される。

これが思った以上に緊張する。
…まず聞かれた。

「ターゲットはどこに絞って作りましたか?」
私は、20代から30代の女性です、
と答えた。

次に、
「一番どこにこだわって作られましたか?」
と聞かれた。


正直、困った。
こだわり...
聞かれると急に出てこない。

でも私は、タイトルを目立たせること
Zの目線誘導を意識して価格やCTAボタンまで
見てもらうようにしたことを答えた。

次に
「このバナーで苦手だなと思っている
ところはどこですか?」
と聞かれた。


私は即答した。
余白です。
どうしても詰まった感じになる。
以前から余白が苦手です、と伝えた。

すると、そこからのフィードバックがすごかった。

相手は、このバナーを誰が
どんな場面で見るのかを話し始めた。

疲れて帰ってきた20代、30代のOLさん。
子育て中で忙しい主婦さん。
ホッとひと息つきたい時に
何気なくインスタを開く。

その時にこのバナーが流れてくる。
でも、そこで一瞬見ただけで
クリックしてくれることはない。

だから、ただ整っているだけでは足りない。
ターゲットの女性がちゃんと目を止めて
「え、ちょっと気になる」
と思う設計が必要になる。

……その通りすぎる。
私は心の中で、おっしゃる通りです。
と正座して聞いていた。

今まで、自分なりにデザインは考えていた。
でも、ここまで「見る人の状況」まで
言語化されたことはなかった。

しかも、言い方がきついわけではない。
ちゃんとプロとして
なぜそうなのかを説明してくれる。

これはすごい。
私は思わず、
「デイトラでは、ここまでの添削はあまりないです」
と言った。

すると相手の方は、
「普通のスクールではここまでの添削はしないと思います」
と言った。

たしかに。
これはプロの添削だと思った。


ここまで言語化してフィードバックしてくれる人なら、
一緒に仕事をすることになっても
安心かもしれない。

そう思いかけた、その時だった。
相手の方がこう言った。

「こんな添削してくれたら、受講生が殺到すると思いませんか?」

……ん?
受講生?


私は今、
「この人となら仕事しても安心かも♬」
と思っていたところだった。

でも相手の視点は、いつの間にか
「一緒に仕事をする人」ではなく、
「添削を受ける受講生」の方に向いていた。


ここで空気が、ほんの少しだけ変わった。

もちろん、この時点で何かを
勧誘されたわけではない。
ただ、私の中の面談センサーが、
小さく「ピコン」と鳴った。

その後、相手の方は
僕は毎月300万円くらいあるんですが
仕事の依頼も多いんですよ。と言った。

え。月収ですか?って聞きなおした。
「その月収300万円には
スクールの売上金も含まれているんですか?」

すると、
「僕はスクール運営はしていません。
知り合いがスクールをやっています」


とのこと。。。
なるほど。
知り合いのスクール。

出ました。
知り合い。

この「知り合い」
という言葉、便利すぎる。

自分ではない。
でも無関係でもない。
ちょうど霧の中にある看板みたいな距離感。

その後、相手の方は言った。
「YUKIさんが、いつまでにどうなりたいかを
決めてくれたら、僕がロードマップを引きますよ」

出た。
ロードマップ。

ありがたい。
ありがたいんです。
でも、怪しい。

ありがたいと怪しいが
同時に来ると、人は混乱する。

「YUKIさんと話していて
頭が切れる方だなと思いました。
でも今はまだ、何をしたいのか
迷っていらっしゃる段階だと思うんです。
だからこそ、僕がそこにロードマップを
引いてあげられたら、
YUKIさんなら、
かなり早く到達できると思うんですよ」


嬉しい。
嬉しいんです。
55歳になって「切れる方」と言われるのは、
普通に嬉しい(笑)

でも、ここで浮かれてはいけない。

私は聞いた。「そのロードマップは、
スクールに入らないといけないんですか?」
すると、絶対に入らないと
いけないわけではないとのこと。

さらに私は聞いた。
「■■さんにとって何のメリットがあって、私にロードマップを
引いてくれるんですか?」

すると、
一緒にチームを組んでくれる事業パートナーを自分で
教育していきたいから。。
という答えだった。

話としては分かる。
分かるけど、
まだモヤモヤする…


っで聞いた。
「個人でやってらっしゃるんですか?」
「法人ですか?」
「屋号はあるんですか?」

法人ではない。
屋号もない、
ネットには出てこないらしい。。。

うーん。
実体が見えない。

ただ、相手の方がまったく
悪い人に見えたかと言われると
それも違う。

フィードバックは的確だったし
デザインについての言語化も
かなり勉強になった。

分かりやすく怪しい人なら、こちらもすぐ引ける。

でも、ちゃんと学びがある。
ちゃんと話も聞いてくれる。
褒め方も雑ではない。
だからこそ判断が難しい。

最後に、
「もし方向性が決まったり、
ロードマップの件を思い出すことがあれば
僕のLINEに登録だけしておいてもらって
いつでも相談してください」

と言われた。
あー。
やっぱりLINEか。

来た。
最後に来た。

デザイン添削という名の列車は、最終的に…

デザイン添削という名の列車は、最終的にLINE駅に到着。。。

でもまあ、
LINEくらいならいいかと思い
交換した。

こうして
1時間予定だったフィードバック面談は
気づけば1時間20分を超えていた。

クラウドワークスでは評価★5をいただいた。
私も、フィードバック自体は本当に
ありがたかったので、評価★5を返した。

面談後には、丁寧なお礼のLINEも届いた。
今回の面談を振り返ると、
フィードバックは本当にありがたかった。
大きな学びもあった。

ただし。
ただしである。

フィードバックがまともだからといって
その後の流れまで全部まともとは限らない。

プロっぽい添削。
丁寧な対応。
褒め言葉。
知り合いのスクール。
ロードマップ。
月収300万超え。
LINE登録。

この流れは、きれいすぎる。
きれいすぎて、逆に怖い。
今回、私は思った。

デザイン力も必要。
言語化力も必要。
AI時代を見極める力も必要。

でも、それ以上に必要なのは、
クラウドワークス面談を
生き抜く判断力かもしれない。

今日の学び。
バナーは余白が大事。
人生は距離感が大事。


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