55歳、クラウドワークス、サムネ案件の面談に出たら、アイコン美女じゃなくて“目が笑っていない男性”が出てきた話
クラウドワークスで、YouTubeサムネイル制作の案件に応募した。
募集文には、
「YouTubeサムネイル、チャンネルごとのテイストに合わせて
丁寧に作成してくださる方」
みたいなことが書いてあって、
1枚500円〜3,000円、月20〜50枚くらいのボリューム感。
私は今、CanvaやFigmaを使ってバナーやチラシ、
サムネイル制作に取り組んでいるので、
「お、これは経験積むのによさそう」
と思って応募した。
そしたら即、面談の連絡が来た。
ここまではまぁ普通。
ただ、ひとつだけ私の中で勝手なイメージがあった。
相手のアイコンが、金髪長めの髪の女性イラストだったのだ。
しかも名前の雰囲気も、仮に言うなら Sweet Bloom みたいな、ふんわり可愛い花っぽい感じ。

だから勝手に、
「あ、きれいめな女性ディレクターさんかな?」
と思って内心ウキウキしていた。
で、いざZoom。
画面に出てきたのは。。。
金髪女性アイコンからは一番遠い場所にいそうな中年男性だった。
しかも、笑っているようで目だけは全然笑っていないタイプ。
心の声。
え、あんた誰?
いや、別に男性が出てくること自体はいい。
全然いい。
でもアイコンが金髪女性イラストで、出てきたのがその対極にいそうな
中年男性やと、脳が一瞬バグる。
「え、Sweet Bloomちゃうん?」
「どこにBloom要素あった?」
「花どころか、なんか湿度高ない?」
と、心の中でツッコミが止まらなかった。
…実は面談前、ちょっと嫌な予感がしていた。
この手の案件あるある
制作案件っぽく見せて、実は別の何かに誘導されるやつ。
だから私は念のため、直前にプロフィールを少し変えた。
「現在はフリーランスで時間があります」みたいな見え方を避けて、
副業として制作活動をしていますという方向に変更した。
これ、今思えばほんまに正解だった。
時間がありますとか、在宅で稼ぎたいですとか、そういう情報って、
勧誘目的の相手にとっては「押せそうな人」に見えることがある。
まず聞かれたのは、
「応募したきっかけを教えてください」
これは普通。
私は、
「前からYouTubeのサムネイル作成に興味があり、クラウドワークスでこの案件を見て応募しました」
と答えた。
相手は、
「なるほどですねー」
と返してきた。
この「なるほどですねー」が、妙に引っかかる。
ちゃんと聞いてるようで、聞いてないような相槌。。。

でもまだこの時点では、まあ普通の面談。と思いたい・・・
そのあと聞かれたのは
「普段AIとか使ってますか?」
サムネ制作でも、AIを使って文言案を出したり、
構成案を考えたりすることはある。
だからこの質問自体は、まあ分かる。
私は、
「Claude、ChatGPT、Geminiを使っています」
と答えた。
すると、
「その中で一番使っているのはどれですか?」
と聞かれた。
私は、
「前まではClaude、Geminiを使っていましたが、
今はChatGPTが一番多いですね。」
と答えた。
すると相手、
「すごいですねぇー。その情報ってどこから仕入れてるんですか?」
心の声。
え、何の面談?
いや、YouTubeサムネイル制作の面談よね?
AI研究会の入会面談ちゃうよね?
私はとりあえず、
「主にYouTubeです」
と答えた。
するとさらに、
「SNSは何かされていますか?」
と聞かれた。
私は、
「InstagramとXとnoteで発信しています」
と言った。
そしたら相手、
「え?」
みたいな反応。
心の声。
いや、こっちが“え?”やわ。
普通そこは、
「どんな内容を発信されていますか?」
「制作物も載せていますか?」
とかじゃない?
でもなんか、相手の想定していた答えと違ったっぽい。
そして来た。
お決まりの質問。
「いくらくらい稼ぎたいですか?」
出た。
私は最初、
「5万円くらいですかね。あ、3万円くらいでもいいかも…」
と言った。
そしたら相手の顔が、急に曇った。
「3万?」
みたいな顔。
そこで私は気づいた。
「あ、そうか。この案件、月5万円〜って書いてたな」
と思って、
「あ、5万円くらいですかねー」
と言い直した。
でも相手の反応は、
「え?そんだけ?」
みたいな感じ。
ここで私はすかさず言った。
「副業なんでね」
その瞬間、相手が何も言えなくなった。
「ああ……」
みたいな空気。
心の声。
あ、これ“もっと稼ぎたいです!”待ちやったな。
たぶん、
「月30万稼ぎたいです!」
みたいな流れに持っていきたかったんだと思う。
でも、「副業なんでね…」
で終了。
そこから明らかに面談の雰囲気が変わった。
急にそそくさと終わらせたい感じが出てきた。
私も途中から、
は?これ何の時間?
という顔をしていたと思う。
そして最後に出た。
「この面談内容を上司に確認してから、第2面談をさせていただこうと思っています」
第2面談。
え、サムネ制作で?(笑)
さらに、
「第2面談に進めるかどうかの合否については、応募者が殺到しているため時間がかかります」
合否。
さらに、
「7日後までに連絡がなければ、それが合否の連絡となりますのでご了承ください」
心の声:いや、それ不合格通知すらせえへんってこやん。
というか、サムネ制作案件の面談で、
上司確認、第2面談、合否、応募殺到。
なんか急に就活みたいになった。
しかも仕事内容の具体的な話、ほぼ薄い。
本来なら聞くべきは、
1枚あたりの単価、修正回数、納期、素材支給の有無、納品形式、ポートフォリオ掲載可否、こういうことのはず。
でも実際に深掘りされたのは、
AI使ってる?
どのAIが多い?
情報はどこから取ってる?
SNSはやってる?
いくら稼ぎたい?
だった。
いやもう、サムネどこ行った?
「利用規約違反の可能性があるユーザーのメッセージを制限しています」
後日、そのページを見たら
「サービス外連絡申請が否認されました」「利用規約違反の可能性があるユーザーのメッセージを制限しています」という表示。

私がやり取りしている時点では、こんな警告は出ていなかった。
だからその場では「なんか変やな」くらいの違和感だった。
あ、やっぱりそっち系やったんや。。。
もちろん、詐欺案件だったと断定することはできない。
でも少なくとも、クラウドワークス側が注意喚起するような相手だったことは確かだ。
今回、面談してみて思った。
案件の面談では、相手もこちらを見ているけど、
こちらも相手を見ていい。
むしろ、見ないと危ない。
もちろん、全部が怪しいとは言わない。
私はYouTubeサムネイルを作りたいのであって、謎の夢語り面談に参加したいわけではない。
面談で、一番効いた言葉はこれだった。
「副業なんでね…」
これが、めちゃくちゃ便利。
「めっちゃ稼ぎたいです!」
「人生変えたいです!」
「何でもやります!」
みたいな雰囲気を出さずに済む。
相手が変な方向に話を持っていこうとしても、
「副業なので、そんなに稼ぐつもりないです」
で、スッと現実に戻せる。
「月30万稼ぎたいです!」待ちの空気に、
こっちが「いや、月3万で大丈夫です」と水を差す。
勧誘する側からしたら、かなりやりにくい相手。
夢を売ろうとしているのに
こっちがずっと現実のスーパーのレシート見てる、みたいな温度感。
これは今後も使おうと思う。
面談中はちょっと警戒してたけど、終わってから思い返すと、
ツッコミどころが多すぎW
アイコンは金髪女性。
出てきたのは、金髪女性からは一番遠い場所にいそうな中年男性。
サムネ案件のはずがAIとSNSの質問。
「3万円でもいい」に顔が曇る。
「副業なんでね…」で沈黙。
最後は第2面談の合否。
そして後日、クラウドワークス利用規約違反。
情報量多すぎる。
あと、
…違和感って、だいたい当たる。
そして、面談は「選ばれる場」だけじゃなくて、
こちらが「この人と仕事して大丈夫か」を見る場でもある。
次からも私は、ちゃんと見る。
そして怪しかったら、心の中でこう言う。
いや、サムネ作らせてくれへんのかい。。。
