神の子のこのここしたんたん
前回のあらすじ;
必殺チャーハン炸裂、そしてアルゼンチン入り。
現在地;アルゼンチン

フェリーでアルゼンチンに入国しました。
首都のブエノスアイレスです。
言わずと知れた「神の子」メッシもようこそって言うてくれてはります。
アルゼンチンにはこの後2ヶ月くらい滞在することになるんですが、町でメッシの姿を見かけないことはありませんでした。もう親の顔忘れるくらい見ました。もし僕が雛鳥だったら間違いなくメッシを親鳥として認識していたはずです。
辺りを見渡せば看板にメッシ、テレビを点ければCMにメッシ、店に入れば等身大パネルのメッシ、手に取った商品のパッケージにもメッシ。
ポジショニングのセンスが抜群すぎるにも程があります。

メッシは自分の食器を洗って片付ける
メッシのようになろう
世界をより良い場所にしよう
泊まった宿のキッチンの注意書きにもメッシ。
メッシもまさかこんなしつけ絵本的な分野にポジションを置かれるとは思っていなかったでしょう。
でもメッシほどの大スターが自分の食器を洗っている姿はあんまり想像したくないな。そこはハウスキーパーさんとかにやってもらって良いと思うな。僕が見たいのはあくまでピッチで活躍する姿であって、キッチンであくせくする姿を見たらたぶんちょっと幻滅しちゃうかも。

(スーパーの帰りだったので左にサラダがある)
アルゼンチンからは通貨がアルゼンチンペソになります。1ペソが大体0.11円くらいの計算です。
アルゼンチンではATMの引き出し限度額が低い上に1回あたりの手数料がバカ高いという噂を聞いていたので、Western Unionという国際送金サービスを初めて利用してみました。
オンラインでWUのアカウントを作って、日本の銀行口座からそこに送金し、街中にあるWUの窓口で現金を受け取るという流れです。初めは少し不安でしたが手続きも簡単でレートも良く、公式レートで換算すると5000円くらい得したのでちょっぴりハピハピでした。
日本円建てで15万円を送金し、受け取り額がなんと139万ペソ強。
1万ペソ札が139枚。
見ての通り札束をゴンッと手渡された時の少しの高揚感と「これを持ち運ぶのめっちゃしんどくない?」という絶望たるや。

全体的な物価感としてはウルグアイよりかは安めです。
品目にもよるところはありますが、パンと牛肉と米とパスタは安くて、それ以外は日本と同じくらいかちょい高いかなという感じ。
また機会があれば詳しく書きます。

ブエノスアイレスはこの旅が終わって日本に帰国する時も乗り継ぎでまた寄るつもりなので、この時は現金の確保とちょっとした買い物以外は特に何もしていません。
2泊だけしてさっさとスタートすることにします。
怪盗キッドみたいな顔して宿の屋上からブエノスアイレスの街を見下ろすなどして過ごしました。

さあ、ここからはRuta3(国道3号線)をひたすら南に向かって進んでいく旅の始まりです。
いつものパターンですが、大都市の脱出には時間がかかります。車も多いし道の状況も悪いし、さらに悪いことに少し雨も降っていました。

マルビナス諸島まで1876km
アルゼンチン国内でたまに見かける標識。
最初は何がなんだかわかっていなかったのですが、後に調べるとこれはイギリスとアルゼンチンの間で領有権が争われているマルビナス諸島(英語ではフォークランド諸島)ということがわかりました。
このシルエット標識がまるでシュプレヒコールの如く、街中や道路沿いにポツポツと立っています。
日本で例えるなら「北方領土まであと◯◯km」の標識が日本各地に点在しているみたいなことでしょうか。
先日行われたW杯のアルゼンチンVSイングランド戦後、アルゼンチン代表の数名が同様の横断幕を掲げて物議を醸していましたね。個人的には正直胸糞悪かったです。せっかく勝ったのにダセエことすんなよって。
でも(あくまでTPOを弁えた上で)こういった主張を強く展開していくスタンスはとても大事だなとも思います。

あとは少しハンタウイルスについての話を。
この日はガソリンスタンド横のレストランの店主さんが声をかけてくれて、倉庫の軒先をテント用のスペースとして空けてくれました。
ただそこにはネズミの糞(と思われるもの)が散乱していて、そこでビビッと頭をよぎったのがこのハンタウイルスです。
少し前に日本でも報道されていたと思いますが、ネズミの糞を媒介とするハンタウイルスの感染者が、アルゼンチンを出航したクルーズ船内で発生してしまったというニュース。
そのニュースを見たのがアルゼンチン入国を控えていたタイミングだったので、他人事じゃねえな…と思いながら色々調べていました。
以下、あらかじめざっくり押さえていた情報↓
・ネズミの糞の粉塵などから感染する
・アルゼンチンでは風土病的な扱いで、毎年感染者や死亡者が出ている
・今シーズンは例年よりも感染報告が多い
・ブエノスアイレス州(今いるところ)でも感染報告あり
・アンデス株という種類のウイルスが高致死率

の質問に対して、店主さんの回答
いつだって現地で入手する一次情報がいっちゃん信憑性が高いのは間違いありません。
ので、実際に店主さんに聞いてみました。
ニュアンスとしては「しっかり気を付ける必要はあるけどそこまで極端に恐れる必要はないぜ!HAHAHA!」みたいな感じ。
たしかにここでもし感染してたらこのおっちゃんとっくに死んでるだろうしなあ、と少しホッと胸を撫で下ろしたものの、念には念をということで結局テントは風通しの良い外の空き地に張らせてもらうことにしました。
なんにせよ引き続き気を付けながら進んで行く必要がありそうです。アルコール消毒液も後ですぐに購入しました。

ブエノスアイレスから100kmちょい進みましたが、まだ割と交通量が多い状況。
そのくせして路肩の舗装部分が狭くなって来やがりました。
♪いま 私の
願い事が
叶うならば
翼とかどうでもいいので
とりあえず路肩をください♪
頭ん中そればっかりでした。

ほんで泥にハマって転けてこの有り様。
振り返りながら書いてるこの今もなんだかテンションが下がってきたのでぼちぼちこの辺で終わります。
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