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アメリカでホームステイ体験@Warmshowers

前回の続きはこちら↑から


Warmshowersというサービスがある。
これはサイクリスト(自転車乗り)によるサイクリストのためのコミュニティサービスで、公式サイトによると「サイクリストであるメンバーが他のサイクリストに対して食事や宿泊などの無償のサービスを提供するための相互サポートネットワーク」とされている。

要するに自転車旅をしている身からすれば、『ウチに泊まって温かいシャワー浴びてメシでも食っていきなはれ!』というホスト(受け入れ先)を探すことができるなんともありがたいサービス。
アメリカ発祥のサービスゆえなのか、Warmshowers(温かいシャワー)というネーミングもなんだか洒落が効いてて心地良い。

日本出国前に登録しておいたのを思い出してワシントンD.C.を出発後に利用してみることにした。
ちなみに登録には30ドルかかり、最近どうやら月額300円のサブスク体系になったっぽい。

以下、実際に利用してみた感想(アメリカホームステイ体験記)と具体的な利用方法です。
※写真の撮影とブログへの投稿はそれぞれのホストに許可をいただいてます。


◯アメリカホームステイ体験記

①Thaiさんのお宅

家主不在の中まるで我が家のようにくつろぐ俺

ワシントンD.C.を出て50kmくらいの場所で幸先よく受け入れ先が見つかったので、早速お邪魔することにした。

2匹のシュナウザーと暮らすThaiさんという方。
16時頃にお邪魔してシャワーを浴びさせてもらって、「その間に犬の散歩に行ってくるから適当にくつろいどいてよ!」とのことだったのでそれはもう本気でくつろがせてもらった。NETFLIXでは鬼滅の刃(英語名:Demon Slayer、かっこよすぎ)が配信されてた。
Thaiさんは中国にルーツを持つ方のようで、とても気さくで親切だし、緊張もあったけどめちゃくちゃリラックスして過ごすことができた。色んな話をフランクにできたのも嬉しかった。

温かいシャワーとゲストルームのクイーンベッドが用意されていて、夕飯には中華丼と朝食はトーストを振る舞ってくれた上に、「エネルギーとビタミンは大事だからな!」とパン1斤とリンゴ3つを出発の時に持たせてくれた。
鬱陶しいくらいに感謝の気持ちを伝えて、がっちりハグをして出発。

ちょっと初回からこの待遇はだいぶ面食らった。
ただプラプラ旅してるだけなのにこんなホスピタリティを受けていいのかよ…と少し申し訳なさも感じた。
そんな初めてのホームステイ体験。

シュナウザーと戯れまくった
腕にアレルギーのブツブツが出るくらい

②デニー&ジミーご夫妻宅

道中トラックでピックアップしてくれた

Thaiさん宅を出発して3日後くらい。
絶賛アパラチア山脈越え中+雨天で体力もメンタルも結講削られていたのでまたWarmshowersの力を借りることにした。
アプリ内のメッセージで集合場所を指定されて、なんとそこまでフォードのトラックで迎えに来てくれたのがデニーさん(旦那さんの方)。

セルフトッピングのハンバーガー
ドイツのメルツェンビール

お宅につくと暖かく迎えてくれた奥さんのジミーさん。
夕飯には豪華なお手製のハンバーガー。
オクトーバーフェストの時期だからと、ドイツのメルツェンビールもなんと3本くらい振る舞ってくれた。
疲労で酔いも回っていたので詳しい本数は覚えてない。
もしかしたらもっとおかわりしたかも。

「パティは俺がグリルで焼いてやるぜ」
とデニーさんが意気込んでいたので、ぜひ見学させてください!!とバルコニーまで着いてった。

アメリカすぎるグリルを生で見れて超嬉しかった

デニーさんとジミーさんはかれこれ何十年も自転車でこのエリアを走り回っているようで、いわば地元走りのプロフェッショナルみたいな方々。

何種類かのトレイルを突き進んでこのアパラチア山脈越えをしたわけだけども、この辺りのGAP(Great Allegheny Passage)というトレイルについては本当に詳しくて、トレイル沿いのこの町にある〇〇っていう店のピザは格別だぞとか、どこどこの辺りはいま倒木で閉鎖されているからこの道に迂回した方がいいとか、色々なアドバイスをくれた。

このトレイルが本当に綺麗だった。
また次の記事で紹介します。

アメリカの一軒家はゲストルームが標準装備なのか?

アメリカの一軒家は(俺が訪れたor道中に見てみる限り)一見すると平家建てに見えるけど半地下ないしは地下に堀り下がっているベースメントフロアがあることが多い。
そこが居住空間だったりランドリールームがあって、前述のThaiさん宅しかりデニーさんのお宅でも、その地下にあるゲストルームとバスルームをまるっと貸してくれた。
本当に何から何まで、感謝でいっぱい。

本当に仲良しなご夫婦

◯Warmshowers利用方法

プロフィール画面

まずはスマホのアプリをダウンロード。
多分ブラウザでも利用はできる。
登録料を支払ったらプロフィールの設定。

ざっくり設定が必要なのは、
・名前
・自分がホストとして何を提供できるかを選択
(食事、ベッド、洗濯、風呂、キッチン、など)
・プロフィールを自由記述
・住所(ざっくりでOK)
・自分のステータス
(Available:利用可能、I’m on tour:旅行中で不在)

アプリ内のマップ画面

設定が完了すると、自分の登録した住所がアプリ内のマップ上にピンとして表示される。
他のホストの住所も上の画像のように表示される。
(ゴリゴリの個人情報なので近所のランドマークにざっくりピン設定している人も多い)

ゲストとして利用する場合は、滞在したい街のマップ上でピンを選択して、ホストのプロフィール等を見た上でメッセージを送り、受け入れの可否を擦り合わせるという流れになる。
ちなみに登録者は全員サイクリストという前提なので、自分のように旅に出ていて家を空けているパターンも結講ある。
ステータスがAvailableになっている人でないと基本的には受け入れてもらえない。

あとはあくまでも相互のチャリティ精神を前提としているサービスなので、ホストとゲストの間での金銭のやり取りは禁止されている。

「家の中は厳しいけど、庭先をキャンプスペースとして使っていいよ」
というホストもいたりする。十分ありがたい。

◯所感

上記の通りWarmshowersを何度か利用してみて、自転車で旅をしている身としては本当にありがたくて素晴らしいサービスだということに間違いない。
身体をゆっくり休められる以外にも、ローカルの人とコミュニケーションが取れること、ホームステイを通じて現地の生活を実際に味わえることなどを含めてめちゃくちゃ有意義な体験ができている。

ただ、「これをアテにしすぎると他人の善意に対する感謝の意識が薄まってしまいそうだなぁ」とか色々思うところもあるので、あまり濫用はせず、ここぞという時に利用するに留めたいとも思った。

あとは欧米なんかを見てみるとマップがピンで埋め尽くされるくらいホストがたくさんいるけど、日本だとまだ普及が進んでいないのか都市圏でもピンがまばらな感じ。
これまでたくさんの人にお世話になった分、日本に帰った後にもしホストの依頼が届いたらぜひ積極的に旅人を受け入れたいと思う。

野宿時のシャワー(身体拭き)

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