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何もしない時間が、少し怖いあなたへ

ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣ごきたゆたかです。

休みの日なのに、
なぜか落ち着かない。

予定がないはずなのに、
何かをしなければいけない気がする。

せっかく時間ができたのに、
スマホを見たり、
仕事のことを考えたり、
家のことを片づけたりして、
気づいたら一日が過ぎている。

そんなことはないでしょうか。

何もしない時間。

本当は、体を休めるために必要な時間なのに、
いざその時間ができると、
少し怖くなることがあります。



何もしないことに、慣れていない

私たちは、
何かをしている時間には、不安を感じません。

仕事をしている。
家事をしている。
誰かに連絡している。
予定をこなしている。
学んでいる。
考えている。
動いている。

何かをしていると、
「ちゃんと過ごしている」ような気がするからです。

何かをしている時には、
今ここに集中できているからです。

でも、何もしていないと、
途端に不安になってしまう。

このままでいいのかな。。
時間を無駄にしていないかな。。
もっと有意義に使った方がいいのではないか。。
みんなはもっと頑張っているのではないか。。

そんなふうに、頭が考え始めます。

体は休もうとしているのに、
頭が休ませてくれない。

何もしない時間が怖いのは、
怠けているからではありません。

何かをしていないと安心できないくらい、
ずっと頑張ってきたからかもしれません。

頑張り癖がついちゃってるんですよね。


休めていない自分に気がつく

休むことは、簡単なようで、
意外とできていないものです。

体を横にすることはできても、
心が休んでいない。

予定を空けることはできても、
頭の中は忙しいまま。

スマホを置こうと思っても、
つい何度も確認してしまう。

「何もしないでいい」と言われても、
どうしていいかわからない。

それは、
ただ、休むということに慣れていないだけです。

力を入れることに慣れてきた人ほど、
力を抜くには時間がかかります。

頑張ることを続けてきた人ほど、
何もしない時間に、少し戸惑います。

だから、
いきなり上手に休めなくていい。

何もしない時間を、
完璧に味わえなくてもいい。

まずは、
「何もしない時間が怖い自分がいる」
と気づくこと。

それで十分です。


何もしない時間に、見えてくるもの

何もしない時間には、
普段見えないものが浮かんでくることがあります。

本当は、疲れていたこと。
本当は、寂しかったこと。
本当は、不安だったこと。
本当は、少し怒っていたこと。
本当は、休みたかったこと。

忙しくしているときには、
見なくて済んでいたもの。

動き続けている間は、
感じずに済んでいたもの。

それが、静かな時間の中で、
ふと顔を出し、心の声に気づきます。

だから、何もしない時間が怖い。

ただ退屈だからではなく、
自分の内側にあるものに気づいてしまうから。

気づいてしまったら、
どうしていいかわからなくなるから。

あなたの体、あなたの心が、伝えてくれた声。
それをどうしたらいいでしょうか。


何もしないことは、止まることではない

何もしない時間は、
何も生み出していない時間のように感じるかもしれません。

でも、体の中では、
いろいろなことが起きています。

呼吸が戻る。
緊張がほどける。
感覚が少しずつ戻る。
頭の中の速さがゆるむ。
心が、自分の場所に帰ってくる。

外側からは何もしていないように見えても、
内側では、静かに回復が始まっています。

土の中で根が育つように。
眠っている間に体が修復されるように。
何もしていない時間にも、
ちゃんと意味があります。

何かをすることで進む時間もあれば、
何もしないことで戻る時間もある。

何もしない。
体の声、心の声を聴く。感じる。

それだけでいい。
気づくだけで少しずつ変わり始めるから。


まずは、小さな「何もしない」から

いきなり一日中、何もしないで過ごす。
それは、少し難しいかもしれません。

何事も極端にやろうとしなくていい。
まずは、小さくていい。

5分だけ、スマホを置く。
ただコーヒーを飲む。
窓の外をただ眺める。
空を眺める。
椅子に座ったまま、ただ呼吸だけしてみる。
目的を決めずに、散歩してみる。

何もしないとは、考えることをやめてみること。
生産性のなさそうなことをしてみること。

まずは、何もしない時間を、
つくろうとしなくていい。

ほんの少しだけ、
予定と予定の間に余白をつくってみる。

ほんの少し、
頭を使わない時間を入れてみる。

ほんの少し、
自分を追い込まない時間をつくる。

それくらいで、いいんです。

休むことは、
気合いでやるものではありません。

少しずつ、
思い出していくものです。


怖さがあるまま、休んでもいい

何もしない時間が怖くても、
そのまま休んでみていい。

落ち着かないまま、
座っていていい。

何かしたくなる自分に気づきながら、
それでも少しだけ、何もしないでいる。

大切なのは、
怖さを消すことではありません。

怖さがある自分を、
責めずにただ受け止めること。

「何もしない時間に慣れていないんだな」
「何かしていないと不安になりやすいんだな」

と、気づき、感じるだけで十分。

そうやって、
自分の状態をやさしく見ていく。

自分の心の声、体の声を聴く。
感じる。受け止める。

そこから、少しずつ休むことが始まります。


何もしない時間は、自分に戻る時間

何もしない時間は、
空っぽの時間ではありません。

自分の呼吸を思い出す時間。
自分の疲れに気づく時間。

自分の本音が、
少しだけ戻ってくる時間。

何かを足すためではなく、
何かを生み出すためでもなく、
ただ、自分が自分に戻るための時間。

だから、
何もしない時間が怖いという、あなたへ。

その怖さごと、
やさしく見てあげてください。

何もしていないあなたにも、
ちゃんと価値があります。

頑張っていない時間にも、
ちゃんと意味があります。

生産していない時間にも、
あなたは、あなたのままでいいんです。

5月のはじまりに、
少しだけ、何もしない時間を持ってみる。

そこから、
呼吸が戻り、
感覚が戻り、
自分の内側の静けさが、少しずつ戻ってきます。

急がなくて大丈夫です。

まずは、ほんの少し。

何もしない時間をつくってみてください。

また、次の記事でお会いしましょう。

ととのえ職人
五木田穣


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