【ととのえ職人の小語り⑥】「ととのえる」には、「整える」と「調える」があるんだけど、違い知ってる?
ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣です。
現在、このシリーズの記事では、私が「パーソナルトレーナー」から「ととのえ職人」になっていった経緯(出来事や想い)などを書きながら、実体験と専門家としての立場から、
なぜ、ととのえることが大事なのか
ととのえるとはどういうことか
どういうふうに、ととのえるのか
ととのえると、どんな効果があるのか
その他、心と体の健康に役立つこと
などを、色々な話を織り交ぜながら書いておりますが、どうしても毎度ボリュームが増えがちだし、更新間隔も空きがちだし、伝えたいことが伝わらないかもしれないと考え、
ちょっとゆるめに、日々思ってることとか、感じたことを、サクッと書くパターン(小語り)もやっていこうかなと思いまして、始めました。(3000字程度の予定)
今回は、「整える」と「調える」について
禅的には「調える」
禅には、「調身・調息・調心」という考え方があります。
まず、姿勢を調える。
次に、呼吸を調える。
すると、心も調ってくる。
この場合の「ととのえる」は、「調える」なんです。
調和するの「調」。身体全体が調う。調和していく。
それは、座った時の重心の位置。背骨の位置。
このアライメントが調うと、自然と重力が抜けるように通る。
身体全体が調和していく。
すると、呼吸もしやすくなる。横隔膜が動く。肋骨が動く。
身体全体に新鮮な酸素が行き渡る。血流が良くなる。脳が活性化する。
副交感神経が活性化する。自律神経のバランスが調う。
すると、心も調ってくる。
すべては繋がり、全体が調和していく。
坐禅はいいですよ。
禅でも「整える」
【読書2018】 No.184 禅と食「生きる」を整える/枡野俊明 (2015年1月〜累計672冊) https://amzn.to/2S2NKOE 心と体を整えるのに、「禅」と「食」からもアプローチします。
Posted by 五木田 穣 on Tuesday, November 20, 2018
この本では「整える」の方が使われています。
それはなぜでしょうか?
「生きる」を「整える」だから、
生活を、整理整頓していきましょう、というニュアンスがあります。
その中で、まず「食」を整えましょうと。
人を良くすると書いて「食」ですが、
食べるもので、心にも体にもものすごく影響します。
西洋栄養学的に言えば、
栄養素のバランスを整えていくことですし、
東洋栄養学的にも、陰陽のバランスを整えていく。
四季に合わせて、旬な食べ物を食べる。
やはり、体を冷やす食べ物を冬に食べるのは不自然。
何でもいつでもいくらでも手に入る時代ですが、
本来あるべき姿に整えていくというのは、
とても大事なことだと思います。
ちゃんと手を合わせて、いのちに感謝して、生産者に感謝して、調理者に感謝して、いただきますと言って食べる。ご馳走様でしたと言う。
これするだけで、やはり心もととのう。
感謝して食べるなら、箸の扱いも丁寧になるし、
ゆっくり噛むし、所作が整っていく。
見た目も振る舞いもととのうし、
結果として、消化吸収も良くなるので、体もととのう。
そうすると、自然と掃除をする時も丁寧になる。
言葉遣いも丁寧になる。人とのコミュニケーションも円滑になる。
日常的に生活が整っていく。
そうすると、人間関係もととのっていく。
人間関係がととのえば、心もととのう。
人と調和していくし、ある意味、人間関係も整理整頓され、整っていく。
禅的に言えば、そんな感じになります。
私も、だんだんと、ととのってきた
私自身、禅の思想は、だいぶ取り入れていまして、
これは、普段私がお伝えしていることでもありますし、
私自身も、そういうふうに生きたいと思って、
だんだんと、ととのってきました。
男3人兄弟の7人家族の末っ子で育った私は、
生存本能として、どうしても食が早くなりがちでしたが、
最近はだいぶゆっくり丁寧に食べれるようになりました。
幼少期の癖はなかなか抜けにくいものですが、後天的な努力で、人は変われるものだと思います。油断するとつい出てきますけどね。
三子の魂百までと言いますが、その通りです。
でも、人は学習して生きていくものですから、
悲観的に捉えるのではなく、楽天的に捉えたい。
未来は自分で決められる。
育った環境の影響は受けますが、それですべて決まるわけじゃない。
人生は、自分の思う通りにコントロールできる。
それは、アドラーも言ってることです。
未来は、自分の思う通りに創っていける。
思考は現実化する。
思考を変えるには、言葉を変える。
普段の振る舞いを変える。
それは、禅的でもあります。
つまり、すべての真理は1つなんです。
これは、あらゆる分野の本を読み漁っているからこそ、分かることでもありますが、立場や時代が違っても、結局みんな同じようなことを言っています。
言葉は違っても、同じニュアンスのことを言ってる。
最終的に、たどり着くところは一緒なんです。
「整える」と「調える」
整えるとは、
「整える」とは、均整、修整、整形、整理、端整などの言葉から分かるように、形を整えることを意味します。整理整頓するイメージです。
ととのえ職人的には、
関節の位置(アライメント)を整えることを、主にさします。
※体に対してアプローチする場合。
左右差がないとか、バランスが良いとか、重心の位置が正しいとか、そんな状態。見た目が良いと言ってもいいですね。物理的に形が整っているとも言えます。
※「見た目が良い」といいますが、意識して姿勢をよくしようとしたりすると、無駄に力が入ってしまうので、その場合は、見た目が良いようでも、よくありません。
※私が言う「見た目が良い」は、自然と形が整っている状態を言います。
「ととのえる」には、まず「ゆるめる」という段階があるのですが、
緊張しすぎている部位は「弛緩」させ、可動域が失われている部位は「伸張」させていきます。
※私が提供している「脱力」とか「呼吸」で主に扱っているのは、ここのことを言っています。
調えるとは、
「調える」とは、協調、調和、調身、調息、調心という言葉からわかるように、全体のつながりやバランスをととのえていくことを言います。
ハーモニーを奏でるというか、音楽でいうオーケストラで各楽器の音を合わせていくというか、全体のバランスをとっていくようなイメージです。
実際に、「調」という漢字には、
元々の意味には「くせのないようにととのえる」という意味があります。
体全体の癖がなくなり、調和が取れている状態。
緊張しすぎ、弛緩しすぎがなく、バランスが取れている状態。
「調える」では、全体のバランスを取りたいので、
緊張しすぎた部位をゆるめて整えたら、
弛緩しすぎている部位は活性化させていきます。
この段階では「つかえる」と言ってもいいですね。
緊張と弛緩のバランスをとります。
つかえていない部位に関しては、活性化させる。
筋肉には、主動筋と拮抗筋というのがあり、前後でバランスとりながら、関節を動かすようになっているので、どちらに偏ってもバランス崩れてしまうんです。

つまり、整えて弛緩させ、調えて活性化させる。
調整する(調える、整える)とは、そういうことです。
整えてからでないと、調いません。
ととのえるとは、整えて、調えていくことです。
体を「整える」と、体が「調って」いく。
体が「調って」いくと、心と体が「調って」いきます。
心を「整える」から入れば、体も自然と「整って」きますし、
体が「整えば」、体が「調い」、
やっぱり心と体が「調って」いきます。
って、言葉で表現すると長くなりがちなので(笑)、
両方の意味を含めて「ととのう」「ととのえる」と、
ひらがなで表記するようにしています。
※意図するところ、ニュアンスなどが伝わればいいなと思って、こうやって色々書いています。
※どんな言葉が響くか、誰の言葉が響くのか、いつ響くのか、それは人それぞれですから、こうやって色々書いています。
まず最初にやってみてほしい「ととのえる」は、
使う言葉、所作、生活をととのえていくことです。
https://yourbestsolution.jp/work-60/
仏教では、精進料理と言いますが、良い食事をすることは、心身がととのうということでもあります。すべては繋がっていて、調和していくものです。
整えて、調えていく。
生きる、活かす。
それが、生活。
息して、生きて、活かしていきましょう!
これからもいろんなことを書いていきますので、気に入ってくれた方は、引き続きよろしくお願い致します😊
私の記事は、こんな方にお勧めです!
心と体を快適に過ごしていきたい方
本質的な『健康』で在りたい方(健康はなるものではなく、在るものです)
自分の人生を、自分の頭と心と足で歩いて行きたい方
トレーナーや治療家などの、心と体の健康に関わる職業の方
私という存在に興味を持ってしまった方(笑)
記事中の内容やそれ以外のことでも、ご質問やこんなことを知りたいというのがあれば、お答えしますので、お気軽にコメントなどしてください👍

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ととのえ職人 五木田穣
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