領域結界の開運法 #1
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過去のシリーズ記事「見えない世界を現実的に扱うために」のほか、単発記事「運命は変えられるのか?-運と努力の関係-」、「人生の選択に迷ったら?-『流れに乗る』方法-」のような記事を執筆予定です。
領域結界の開運法 全10回目次
【第1回】良い縁も悪い縁も、なぜ同じ入口から入ってくるのか
【第2回】なぜ、開運したい人は"入れてはいけないもの"を決めていないのか
【第3回】優しさと隙は、似ているけど別物
【第4回】変な人に好かれる人は、相手の欲を断ち切るのが遅い
【第5回】断った後に罪悪感が残る人は、まだ相手を中に入れている
【第6回】悪縁は切るより先に、居場所をなくす
【第7回】もらい物には、相手の気が残る
【第8回】玄関掃除の、もう一つの目的
【第9回】願いが叶わない時、受け取る場所が空いていない
【第10回】不安・怒り・焦り。それは、あなたの判断ではないかもしれない
良い縁も悪い縁も、なぜ同じ入口から入ってくるのか
開運というと、良いものを呼ぶ話になりがちです。 良縁、金運、仕事運、チャンス、流れなどでしょうか。 もちろんそれも大事です。
でも鑑定をしていると、良い運がまったく来ていない人ばかりじゃないということも感じます。
チャンスらしきものは来てるし、人との出会いもある。 ときには、助け舟みたいな話が転がり込んでくることだってあります。
なのに、なぜか途中で変な人が混ざる。 面倒な話に巻き込まれる。 断ればいいだけなのに、断る前に疲れ切ってしまう。 気づけば自分の時間や気力を、よくわからない相手に持っていかれている。
こういう時、私は「運が悪い」とは見ません。 巡り合わせが悪い時期はありますが、でもそれとは別に、入れてはいけないものを通してしまう状態になっていることがあります。
良い縁も悪い縁も、入れる場所があるから入ってきます。
変な人が来ること自体は、こちらで完全には防げません。 距離感のおかしい人もいるし、事情を押しつけてくる人もいるし、反応を見て踏み込んでくる人もいます。 問題は来たことではなくて、居つく場所を与えてしまうことです。
最初は、少しだけ違和感があるはずです。
「この人、ちょっと近いな」 「優しいけど、なんか重いな」 「このお願い、受けたら面倒になりそう」 「今すぐ返事しないほうがいい気がする」
たぶん、ここまでは感じてる人が多いです。 でも気が乱れている時は、その違和感を自分で消してしまいます。
「悪い人ではないかも」 「私が気にしすぎかも」 「ここで断るのは冷たいかも」 「一回くらいならいいかも」 「向こうも困ってるみたいだし」
こうして、相手を通す理由を自分で作ってしまいます。
悪縁は、扉を破って入ってくるとは限らず、小さく試してくることのほうが多いです。 少し長めの相談や、少し強めのお願い、少し罪悪感を刺激する言葉。 少し距離の近い連絡や少し断りにくい空気などです。
その「少し」を何度も通しているうちに、相手はそこを入口だと覚えます。
このシリーズで扱うのは、その入口の話です。 運を呼ぶ前に、まず何を通さないか。 誰に自分の領域を明け渡しているのか。 どこに悪縁が居つく足場を作っているのか。
私はこれを、領域結界の開運法として扱います。
結界というと大げさですが、ここで言う結界は特別な儀式だけではありません。
断る。 返事を遅らせる。 触れなくていい情報に触れない。 相手の感情を自分の中に留めない。 外で拾った気を、家の奥まで入れない。 終わった縁を物や画面の中に残し続けない。
こういう小さな対応でも、十分な結界になります。
良いものを呼ぶ力だけが開運ではないのです。 悪いものを居つかせない力も、同じくらい開運です。
ここから先は、良い縁も悪い縁も「入れる場所があるから入ってくる」という前提で、悪縁が入りやすい状態と、最初にできる領域結界の開運法を具体的に書いていきます。
悪縁が入りやすい時、自分の領域はどうなっているのか
悪縁が入りやすい時、人はだいたい弱っています。 ただ、ここで言う弱さは、落ち込んでるとか疲れてるとか、そういう話だけではなく、表向きは元気なことのほうが多いです。
仕事はしてる、人の相談にも乗ってる、返事もちゃんとしてる、予定もこなしているなど、何も問題はなさそうに見えますが、ただ自分の頭の中だけが足の踏み場もない状態になっていないでしょうか。
焦ってる、淋しい、認められたい、嫌われたくない、責任を果たさなきゃと思ってる、断ったあとに相手の顔が浮かぶ、自分の感覚より相手の反応を先に考えてしまうという風にです。
この状態の時は、領域はかなり薄くなります。
そして、領域が薄いと、相手の感情が入りやすくなり、相手の都合や相手の欲が入りやすくなります。
厄介なのは、それを「優しさ」とか「大人の対応」だと思い込みやすいことです。
相手が愚痴を言っていて、本当は聞きたくないのに、途中で切るのも悪い気がして、最後まで聞いてしまう。 相手が頼みごとをしてきて、面倒だと思いながら、断ったら冷たい人みたいに思われそうで受けてしまう。 相手から長文の連絡が来て読んだ時点で疲れてるのに、返さないと悪い気がして、寝る前に返事を考え始める。
こういう時、相手は外にいるようで、もう半分こちらの中に入っています。
物理的に会ってなくても、頭の中で相手に場所を用意しているのです。 返信していなくても、相手の反応を想像してたり、断っていなくても、断れない理由を探してしまいます。
これが「入れる場所」です。
悪縁は、人そのものだけじゃありません。 罪悪感、同情、義務感、期待、過去の恩、かわいそうという感覚、自分が悪者になりたくない気持ちなど、こういったものも、相手が居つくための足場になります。
だから悪縁を見極める時は、相手の性格だけを見ても足りず、「この人は良い人か悪い人か」より先に、この人と関わったあと自分の領域がどうなるかを見るほうが早いです。
会ったあと、妙に説明したくなる。 帰宅後も相手の言葉が残る。 スマホを見るたびに少し身構える。 返事をしていないのに、すでに疲れている。 断る前から、断ったあとの罪悪感を想像している。
こういう相手は、もう自分の内側に足をかけています。
ここで必要なのは、相手を恨むことではなく、相手を分析し続けることでもありません。 自分の領域を戻すことです。
顔まわりを使う開運法
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