【ユーフォ考察】作家・武田綾乃の感受性【体癖論】
本記事では「響け!ユーフォニアム」の著者・武田 綾乃の感受性を理解すべく,心身の偏り習性の観察による体癖分析を行う.
体癖については次の概論を参照されたい.
1. 体の形
まずは体の形を観察しよう.
体は臓器の働きに直結する.
【説明】アニメ『響け!ユーフォニアム』改変に原作者がコメントhttps://t.co/rkyvdJ9a3S
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 25, 2024
12話では原作と異なる内容が描かれ、SNS上には不満の声もあがった。原作・武田綾乃氏は「『アニメはアニメ、小説は小説で楽しんで欲しい』という言葉に尽きるので、ご理解いただけますと幸いです」と伝えた。 pic.twitter.com/ridPuT1YFc
首に特色のある細長い体から,上下型の体癖素質があると見当がつく.
上下型はエネルギが頭に昇華するため脳血流量が多く,首は長く太くなる.
体が細長い長方形の恰好をしていれば,大脳的な臓器の動きがある.
文学YouTuberベルとの対談を次に示す.
顔はベルの方が丸く三種的だが,体の恰好は上下型で共通している:両者とも首に特色があり,体は直線的で細長い.
上下型は,目で見たことよりも文字の方に実感がある.
したがって,二人が活字中毒となったのも偶然ではなく,そういう体があるためといえる.
上下型の感受性の中心は毀誉褒貶(メンツ)だから,人の顔ばかり気にする.
これは,上下型が客観的な視点で自分を観察するためだ.
次の投稿からは,そういった上下的な傾向が読みとれる.
学生の頃、一人でいるのは苦じゃなかったのに、一人だと思われるのは嫌でした。一人でいる時の静寂は好きなのに、誰かといる時の沈黙は苦手です。そういう上手く消化しきれなかった感情を形にしたのが新刊の「青い春を数えて」なのですが、共感したという感想をいただくとほっとした気持ちになります。
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) September 7, 2018
「一人だと思われるのは嫌」で「誰かといる時の沈黙は苦手」なのは,上下的な客観性のメンツとしてのあらわれである.
「一人でいる時の静寂は好き」というのも,人目が気になるうえに,静かな環境でないと集中できない上下型らしい.ただし著者は,ながら族の五種が応援している上下型である可能性があり,その場合には矛盾した様相を呈してくる.
「共感したという感想をいただくとほっとした気持ち」になるのも,他人が基準となっている.
次の投稿にも——特に他人からの評価に関して——言葉に敏感な上下型の特徴があらわれている.
私が発した記憶がない言葉が事実のように一部で拡散されているのが気になっています💦
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) June 24, 2024
(悪気があるわけではないと思うので発信者の方を責めるのはやめてください)
私のスタンスなのですが、
アニメはアニメで独立した作品としてとても素晴らしいものを作ってくださいます・原作小説を
上下型は,意識も血流もみんな上へゆく上がりやである.
次の投稿は,まさに上下的なあがり症の説明となっている.
とんでもない人見知りなので、たまに社会と触れ合う機会があると距離感がおかしくなって、後から一人で反省してしまいます。もっと上手くお喋り出来たらな~と思うのですが、何故かとんでもなく緊張します。文章だと自分の気持ちをゆっくり言葉にする時間がもらえるのでこの仕事に就けて良かったです。
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) July 25, 2018
思索的な上下型は,その場に即して話せない代わりに,ああ言えばよかった,こうすればよかったと後から考える.
それでいい文句を思いつくと,もう言った気になって忘れてしまう.
そういう特徴が,じっくり時間をかけて考えられる執筆という面では長所となる.
執筆で好きなところについては,次のように述べている.
ここ最近色々と取材に行っているのですが、自分の経験したことのない話を聞かせていただくのは本当に面白いですね。知らないことを知ることはとても楽しいです。執筆するプロセスの中では、取材とプロットを書くことがとびぬけて好きです。 pic.twitter.com/kEpUE9otcS
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) September 3, 2017
知的好奇心や計画というのは,まさに上下型の体力発揮の方向である.
ただし,上下型がそれをストレートに「好き」と表現するとは考えにくい.
そう断言できるのは,次節で述べる左右型の感受性のためだろう.
意識が上方にあるため,小説においても空の描写が多い.
ユーフォに登場した架空の楽曲には,それが如実にあらわれている.
1年次の課題曲:『三日月の舞』は,文字どおり夜空に浮かぶ月を見あげている.
2年次の自由曲:『リズと青い鳥』は,青い鳥が大空へ飛びたつという結末だ.
3年次の自由曲:『一年の詩』は,季節の一巡を表現した吹奏楽曲だ.季節は太陽放射エネルギの増減によって生ずるため,やはり意識は上方に向いている.
『飛び立つ君の背を見上げる』『その日、朱音は空を飛んだ』も同様だ.
高校生活を駆け抜けるユーフォという長編のなかで,ちょくちょく短編やスピンオフを挟むのも,飽き性かつ内省的な上下型の感受性として理解できる.
ただし,短編しか書けなかった芥川龍之介ほどの純粋な上下型ではない.
2. 感受性
一方,内面の感受性は顔を観察する.
顎がしっかり張っているのは,前後型の感受性のあらわれである.
頭部の発達は上下型の特徴だが,顔の形は上下型の長方形というより,むしろ前後型の逆三角形に近い.
何かあるとウンウンと頷く癖も,首の前後動作がすばやい前後型の特徴である.
前後型の感受性の中心は利害得失(損得)だ.
ユーフォに合理的で計算高いキャラが異様に多いのは,著者がそういう感受性を持っているためだろう.
次に示すあすかのセリフは,著者の考えではないか.
人間って、結構打算的に動くもんやとおもうけどね
X の使い方にも,計算で割り切って動く前後型の特徴が現れている.
プロフィール欄に「宣伝用アカウントです」と明記してあるとおり,投稿は自身の作品に関するリポストがメインだ.
そこでプライベートな内容は少ないわりに,飲食店の料理写真は多い.
今日は辻堂ゆめちゃんとケーキを食べに行きました!食べることが好きなので、隙あらば何か食べたいな〜と考えています。夜中に原稿をしているときにご飯の描写が出てくると、セルフ飯テロみたいになります。 pic.twitter.com/ZTwz7Bs594
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) July 10, 2017
前後型も左右型も食いしん坊だから,よく食べるというだけでは区別がつかないが,食べる目的が異なる.
行動的な前後型は,栄養補給のために食べる
感情的な左右型は,好き嫌いで食べる
メディア欄を見た限り,著者は彩りのある「美味しいもの」を「食べることが好き」なようなので,前後型だけでなく左右型も複合しているだろう.
次の対談で述べられている料理好きというのも,消化器型である左右型の特徴と合致する.
前後的な逆三角形の細い顔の時と,左右的な丸い輪郭の顔の時とがあるのも,複合する体癖素質が体の波として交互に濃くなることを示しているといえる.
ただし,どちらが高潮期の特徴かということになると,観察が難しくなる.
腰の緊張傾向と共に濃くなるのが高潮期の体癖素質だから,作家なら筆が進む時にどちらの傾向が濃いかで判断できるだろう.
ユーフォには打算的な描写が非常に多いため,おそらく五種・四種だと思う.
次の投稿では,最終楽章 後編の発売前の緊張を表現している.
「響け!ユーフォニアム」の新刊発売日、明後日ですね!すっかり頭から抜け落ちていました、先ほど気付いて胃が痛くなってます💦
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) June 20, 2019
久美子の最後の物語ということで、とにかく自分が納得できる作品にしようと決めて執筆しました。どんな風に作品が受け止められるのか、今からドキドキしています😖
胃袋が痛くなるというのは,二種と四種とに共通する反応であるが,
二種の場合には意識的な心の集注の持続が,
四種の場合には隠された感情の乱れが
もとになる.
この区分は非常に難しいが,著者は「先ほど気付いて」途端に不安になったようだ.
次に示す感想でも同様に,理性よりも喜怒哀楽による体の変動をうったえている.
#ユーフォ3期
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) May 5, 2024
第5話見ました〜!
いや〜、凄い回でした。前半で胃が痛くなり、後半で色々キュンとしました笑
作画がどえらいことになってましたね、久美子も麗奈もすっかり大人っぽくなったな〜☺️
したがって私は,著者が感情の乱れを喋らず心の中に抑えていたために胃袋が痛くなったと推測し,著者には四種が濃いと考える.
3. まとめ
以上より私は,著者が上下型五種・四種体癖だと考える.
これは,主体である上下型を,体の波によって交互に前後型/左右型が感受性の面から応援するという複合状態を意味する.
そこで,ユーフォの主要キャラの体癖分析を進めるにあたり,著者の感受性
上下型の毀誉褒貶
前後型の利害得失
左右型の好き嫌い
が根底にあるという先入観をもっておく必要がある.
小説の描写を基準として考察するため,アニメファンも原作を読んでみてほしい.
アニメ版ユーフォは,京アニの代表作といっても過言ではない.
しかし,2024 年の春に放送された完結編『響け!ユーフォニアム3』は賛否両論で,かなり激しい論争を巻き起こした.
問題となった原作改変の意図については,下記で考察する.
著者の活躍はユーフォにとどまらないので,ぜひ他の作品も読んでほしい.
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