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漫画家アシスタント物語  第8章 〈25〉 社長を辞めて大学講師になる!

 
《写真上:マッサージ店の一番良い部屋で、オプション料金は1000円!》
              < この8章〈25〉は、文庫本約8ページ分 >

 
 
「第8章」は、独立した「章」ですので、「第7章」の続きではありません。
「第8章〈1〉」(無料)より、お楽しみいただけます!
 
ただし‥‥
はじめての方は、
「マガジン:第1章、第2章」(無料)がお薦めです!
 
 

さて‥‥ 本文の前に‥‥ ここで‥‥‥‥
 

「漫画家アシスタント物語」に複数回のチップをくださった方を紹介させてください。  バルドー姉さん ‥‥‥‥‥‥ ありがとうございました!

以下の記事は、バルドー姉さんの記事の中でも、特に素晴らしい記事を‥‥

 

 
 

               その49   
  
 《 漫画家アシスタントが・・・多重債務の元店長の大学講師に! 》
 
 
漫画家アシスタントをしながらタイマッサージ店( ※参照 )を経営した話を締めくくると同時に、この「 第8章 」も一区切りをつけたいと思います。
 
そこで、今回、「 第8章 」の最後として思い出に残る常連のお客さんを何人か紹介したいと思います‥‥ 後半は、未公開のお店の写真などを添付しました‥‥
 
では、そろそろ‥‥ これまでは、ほとんどがスタッフであるタイ人マッサージ師さん( ※参照 )たちの話しでしたので、今回はちょっと変わったお客さんの話を‥‥

この話題は、少しだけ「 第8章 」の最初の方に書いた事もあるのですが‥‥

 
では‥‥
 
お店では、スタッフもママさん( ※参照 )も‥‥ お客さんには自分が結婚している事を正直に話す人はいませんでした。
 
つまり、お客さんは皆さんスタッフがみんな独身女性だと思っていた( 騙されていた? )わけです。
 
これから紹介するAさんは、初老のやや小柄な男性のお客さんです‥‥
 
Aさんは、私の妻であるママさんにご執心( ご指名 )でした‥‥ いつもお土産( 果物やお菓子類 )などを持参して来店されました。

ちなみに、こうした心遣い( 特に従業員へのお土産など )は、意外と効果的です。( 値段に関係なく好感度が上がります )
 
さて、この常連のAさんは、ママさんからのマッサージ以外( 他のスタッフのマッサージ は)一切受けませんでした。
 
ところで、ある意味では‥‥ 「 サービス業 」というのは、お愛想やお世辞は勿論の事、多くのウソでデコレーションされている「 商品 」だと思います。
 
そのウソ( デコレーション )を夢見ているうちは良いのですが‥‥ ある瞬間、偶然‥‥ その夢から覚めてしまう事があるものです。
 
いつもの様にママさんに見送られて玄関を出ようとしたAさんは、ふとシューズボックスの上にある額を目にします‥‥‥‥
 
「 あれ‥‥ これ、ママの‥‥? 」
 
その額にはママさんの「 タイマッサージ学校修了証 」( 顔写真入り )が入っているのですが‥‥
 
Aさんは、その写真と名前をジッと見入って‥‥‥‥
 
「 え‥‥ KOIKE‥‥! ?」

ママさんの名前( 姓 )が日本名( 当然、私と同じ姓 )になっているのを見て一瞬身体を硬直させ‥‥‥‥
 
「 は~~~~~ あ~~~~~~ 」
 
‥‥と、長く深いため息を吐いき、そのままガックリと肩を落として振り返る事もなく帰って行かれたそうです。( 二度と来店されませんでした )
 
姓が日本名なので既婚者だとわかったわけです。
 
‥‥ちなみに、こうした「 修了証 」を掲げる事を嫌がるマッサージ師さんが大変多いのです‥‥ 上記の様な事が起こるのを恐れているためです。
 

さて‥‥‥‥

たまにはご夫婦や恋人同士でお見えになるお客さんもいました。
 
中には、プロのマッサージ師さん( 日本の国家資格所有者 )が、夫婦一緒にタイマッサージを毎週のように( 2ヵ月ほど )続けて受けに来られたのです。
 
専門のマッサージ師なのに、どうしてタイマッサージ店に来るのかと言うと、それは、タイマッサージの技術を学び取るためだったのです。
 
今頃は‥‥ ご夫婦のお店の看板やマッサージメニューに「 タイ式マッサージ 」の文字が印刷されていることと思います。
 
色々なお客さんがいますし、また、大変ありがたい事なのですが‥‥ 中には、困ったお客さんも少なからずおられました。
 
多くの場合は、マッサージ師さんの身体を触りたがるスケベなお客さんなのですが‥‥ その多くが元気のある若い人ではなく、定年後らしき高齢者たちです。
 
外見上の落ち着きやゆとりとは裏腹に下半身はビンビンで、残りの人生を惜しむかのように自己抑制を解除してしまうのかも知れません。

さらに困るのが‥‥ バスルームで真っ黄色のオシッコをして帰るお客さんやら、すぐにマッサージ師さんの前で自家発電を始めるお客さんです。
 
‥‥‥‥これでは、仕事になりません。
 
それでも、暴力団関係の恐喝や、外国人犯罪、ケンカなどの傷害事件など‥‥ 大きなトラブルもなく6年近く、池袋の繁華街( 裏側はラブホテル街 )で商売ができた事は、大変ラッキーだったと思います。
 
今でも、池袋の他の店に務めているマッサージ師さん( 元うちのスタッフ )から、私やママさんの事で‥‥

「常連だったお客さんがなつかしんでたよ」とか
「またお店をやらないのか?」などと
お店の再開を望んでいたりするという話を聞きます。
 
ありがたい事だと‥‥ 自分の経営が失敗だったわけではないと‥‥‥‥
( お客さんから喜んでもらったり、懐かしく思ってもらえる事が商売の良さなのかもしれません )
 
また、もう一度‥‥ 同じスタッフと仕事がしたい‥‥‥‥ などと当時の苦労を忘れて変な色気を出している自分にあきれる今日この頃です。

 
それでは、16年前の当時を思い出しながら‥‥
未公開の古い写真をご紹介いたしましょう‥‥‥‥


左後からカミさんと私、お店のスタッフ一同で温泉旅行に出かけました。 この写真は、わざと画質を落としているので、ちょっと見ずらいと思いますが、ご勘弁ください。 2006年8月、鬼怒川温泉の川下り舟の中より‥‥


お店を入って、すぐ目に入るのが、シューズボックスの上、お店にはうさぎの置物や飾りが多くありました。

 

洗面所です。おトイレとバスルームが右側にあります。

 

お店の応接室です。ここで、お客さんにメニューを見せ、コースなどを選択してもらいます。6900円の90分のコースから3時間のコースまで‥‥。

 

このお部屋が一般的な普通のお部屋で、マット一枚分の狭いお部屋です。

 

一般のお部屋が3つ、それぞれに置物やライトが違います。


このお部屋は、二つある特別個室の一つ、オプション料金が1000円。


タイマッサージの施術中の写真です。タイマッサージ独特のストレッチ。たいていのお客さんは「うううう~」なんてうめいちゃいますね!


フットマッサージ。かなり強くツボ( 経絡 )を刺激します。( 痛いです )


そろそろ、クライマックスで、肩から首へマッサージがすすみます。



この花は、お店の応接室の飾り花です。 第8章、お付き合いくださって、ありがとうございました。
 

それから、最後におまけの一枚‥‥

お店のドアには、「暴力団排除宣言の店」という、警察署から〇暴対策にもらったステッカーが貼られています。 「虫コナーズ」みたいなものですが、こんなもので「虫除け」になるわけもなく‥‥‥‥

 
 
さて、次回からは「 第9章 」を始めたいと思います‥‥‥‥
 
まだ、詳しく話していないこのブログの読者さんたちとの「 オフ会 」やラジオにゲスト出演した時の話などを書いていきたいと思っています。

ラジオ放送( 2008年7月 )の録音データは、はじめての公開になりますので、ご期待ください!
 
 
 
 
              《第8章、2010年6月~'11年10月:初公開》
 
 
 
 

          「 漫画家アシスタント物語 第9章 」へつづく・・・・

                    「第8章〈24〉」へもどる‥‥

                    「もくじ」 へ‥‥

 



 ~~~ 参照 ・第8章〈25〉 ~~~ ( 読んでも、読まなくても!)
 
【その49】
・タイマッサージ店 : 池袋北口に開いたタイ式マッサージ店(04~09年)。2000年頃からのエスニックブームで、新宿、新橋、池袋などを中心にポツリポツリと開店し始めた施術院。(風俗店ではありませんが、盛り場辺りには、怪しげなお店も‥‥)
・マッサージ師さん : お店には常時3~5人のマッサージ師が待機。各人が1日に1~3人のお客さんを施術。全員がタイ人女性でタイマッサージ学校を卒業‥‥タイでは、めずらしくありません。日本人と結婚、就労の出来る在日ビザを持っている。
・カミさん : 私の妻。タイマッサージ店を切り盛りする。1964年生まれ、タイのチェンマイ出身。1995年に結婚して来日、とても明るいが‥‥いったん怒ると鬼より怖い。酒を飲んだら乱暴者。でも、タイマッサージの技術はピカイチ。

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