2026年上半期|グッズ:TONALITE
2026年上半期に体験したエンタメ作品の中で特に気に入ったものを個別で書いてみました。
上半期まとめはこちら
グッズではTONALITEが一番グッときました。
TONALITEを使いながら感じたことは聴く環境が変わると気づかなかった表現に出会えるということでした。
最初に要約を書いておきます。
後半に感想を書いていますので、ぜひご覧ください。
要約
今回の体験は、新しいイヤホンを手に入れたという出来事以上に、「聞く」という身体経験が更新された出来事として位置付けられます。パーソナライズ機能によって、それまで気づかなかった息遣いや効果音、楽器の音が立ち現れたことで、「作品は変わっていないのに、自分の受け取り方が変わると作品世界そのものが変わる」という実感が生まれています。この発見は、演劇や漫画朗読劇で探究している呼吸や声、空間の研究とも深く結びつきます。また、「他者の経験を身体を通して理解できるだろうか」という研究テーマを、聴覚という切り口から捉え直す契機にもなっています。今回得られた価値は、高音質という製品性能ではなく、「知覚を更新することで、新しい世界が立ち現れる」という経験そのものです。この視点は、創作、ワークショップ、執筆、コミュニティづくりなど、多様な実践へ展開できる可能性を持っています。
こんな人におすすめ
・ワイヤレスイヤホンを探している人
・音楽やラジオドラマをよく聴く人
・演劇や創作など、表現に関わる人
・「もっと作品を深く味わいたい」と思っている人
goods|グッズ

TONALITE
FINAL
いやーーーーーーーーーーーーーーーー
すごいすごいんですこれ
音色をパーソナライズできる機能があって、それを使うと、本当に音の聞こえ方が変わるんです。なんか、頭の真ん中でズドーンと鳴っている感じがするっていうか。音を体験する感覚がグッと変わる感じがあります。
年始に試聴して「やばい」と声が出そうになりました。
そのときは店頭の試聴機だったので、この製品の特徴であるパーソナライズ機能は使っていません。それでも、それまで使っていたイヤホンより細かな音が聞こえて、「こんなに違うのか」と驚いたのを覚えています。
それまで使っていたのは、同じFINALグループのag TWS04-Kでした。音質も良く、モバイルバッテリーとしても使える便利なイヤホンで、とても気に入っていました。ただ、長く使っていたこともあり、バッテリーが半日ほどしか持たなくなっていました。
半日しかバッテリーがもたないのは困ったなーと思っていたら、妻がプレゼントしてくれました!うわーうわーー嬉しい。
自分たちは誕生日や記念日にこだわらず「必要なタイミングで贈りあおう」と話し合っています。今回も、少し早い誕生日プレゼンという形で受け取りました。
初めて聴こえた音
実際にパーソナライズを設定して最初に音を聞いた瞬間は、本当に驚きました。すごい。。。
頭の真ん中で音が鳴っているような、不思議な感覚。
「音が良い」というより、自分の耳そのものが変わったような体験でした。
ラジオドラマを聞くと、それまで意識していなかった効果音や役者の息遣いが自然と耳に入ってきます。
「こんな表現が入っていたんだ。」
本当に驚きました。
音楽を聴くと、「ここでこんな楽器が鳴っていたのか。」と、新しい発見が何度もありました。作品は何も変わっていません。変わったのは、自分の受け取り方だったんですよね。
「聞く」という体験について
この体験を通して思ったのは、人は本当に同じ音を聞いているのだろうか、ということです。
パーソナライズ機能は、一人ひとりの聞こえ方に合わせて音を調整します。つまり、「良い音」とは誰にとっても同じではなく、その人の耳に合った音なのかもしれません。
そしてもう一つ感じたのは、表現の豊かさは作品だけで決まるものではないということです。作品を受け取る環境が変われば、これまで見えていなかったもの、聞こえていなかったものが現れる。
技術は作品を置き換えるものではなく、作品との出会い方を変えてくれるものにもなり得るのだと思いました。
おわりに
TONALITEを使っていて一番感じた価値は、高音質だったことではありません。「まだ受け取れていない表現がある」と気づかせてくれたことです。
作品が難しいから理解できないのではなく、自分の感覚がまだそこまで届いていないだけなのかもしれない。
そう考えると、作品を見ることも、聞くことも、少し楽しみになります。
もしかすると私たちの身の回りには、まだ気づいていない表現が、思っている以上にたくさんあるのかもしれません。
