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大学1年生 インド編10~日本語、最高だ。。。~

~自分の半生を書いてみる~

朝、目が覚める。

ホテルを出る。

昨日の直感的な不安がまだ残っていて、
話しかけられても、どこか距離を取ってしまう。

大通りのホテルだったから、少し値段は高い。
汚いのに。。。


どうしようか。

途方に暮れながら、とりあえず腹ごしらえ。

アビと一緒に入っていたような、ローカル感のある店を探す。

「ここならうまいはず」

そう思って入る。

一口。

……辛い。

辛いどころじゃない。痛い。


ニューデリーではアビが注文してくれていた。

彼はちゃんと、私向けに辛さを調整してくれていたらしい。

そんなことも知らず、

“観光客が入らなさそうな店=本物”

みたいな浅い思考で入った結果。

汗が止まらない。
舌が痺れる。


私は昔から腹が緩い。

辛い物、背脂、ニンニク。

全部アウト。

読んでいる人に

「だから歩きながら粗相したんだろ?」

と言われそうですが、まあその通りです。

食べきれない辛さ。

途中から腹も痛い。
しかも街を把握していないから、
トイレスポットも分からない。

カルカッタ、なかなか容赦ない。


その時。

「もしかして日本人?」

え?

日本語?

顔を上げる。

そこにいたのは、

私よりもっとボロボロのTシャツ、ジーパン、サンダル、髭もじゃの日本人。

第一印象。

“濃い”。


彼は勝手に向かいに座り、

私の残したカレーを普通に食べながら話しかけてくる。

普通なら「なんだこいつ」と思うはずなのに、

そんな感情ゼロ。

ああ、日本語だ。

日本語、最高だ。


昨日来たこと。

カルカッタに少しビビっていること。

ホテル探し中なこと。

腹が痛いこと。

全部、すがるように話す。

「俺が泊まってるホテル、イギリス人今日出るから一部屋空くけど来る?」

救世主、現る。

渡りに船とはこのこと。

こうして、そこからカルカッタ滞在5日間、

私はサダル・ストリートの安宿を拠点にすることになります。

続きます。


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