大学1年生 インド編9~忘れてた!!移動時間~
~自分の半生を書いてみる~
アビと別れ、最後の街カルカッタへ向かいます。
今これを書きながら調べると、カルカッタは今「コルカタ」に名前が変わっているらしい。
全然知らなかった。
時代は進む。
でもあの時の自分は、何も知らないまま列車に乗っていました。
チケットはアビに買ってもらった。
到着時間も、所要時間も、ちゃんと確認していない。
まさかの22時間強。
アビと午前に別れ、
カルカッタに着いたのは、翌朝。
完全に忘れていた。
長距離列車の苦痛。
タイでも味わった、あの感じ。
でも今回は違う。
乗客はさらに多い。
空気はさらに濃い。
そして、言いにくいけど、
体感的に、緊張感が違う。
絶対に寝られない。
バッグから手を離せない。
うとうとするたびに目が覚める。
移動って、こんなに消耗するんだったか。。。
そして、カルカッタ到着。
暑い。
ニューデリーとはまた違う重さ。
湿度と人の密度。
駅を出た瞬間に感じる、
“ああ、これが世界一汚い街カルカッタか。。。”

という直感。
とりあえずホテル。
腹は減っているが、それより眠い。
歩き出す。
でも囲まれる回数が異常に多い。
いや、囲まれているのか、
ただ人が多すぎるのか、もう判断できない。
もしかしたら、
今自分が人混みを極端に嫌うのは、
この街の記憶があるからかもしれない。
最後の街。
でも、もう1か月以上旅をしている。
経験値はある。
「安いホテル探してる」
そう伝え、チップを渡す。
どうせまた明日ホテル前で待ってるんだろ?
とか少しアビを思い出してニヤリとする。
しばらく歩く。。。
なんか、空気が変わる。
明らかに貧困層が多い通り。
ガラの悪い奴らのジロジロ見る目。

言葉にはできない違和感。
これ、本当にホテルに向かってるか?
結果は分からない。
でも、
“なんか危ないかも”
という直感だけが走った。
「ソーリー。ノーサンキュー」
そう言って、逃げるように大通りへ戻る。
後ろで何か叫んでいたけど、もう振り返らない。
大通りのホテルの看板を見つけ、
逃げ込むようにチェックイン。
もしかしたら、
本当に安いホテルに案内してくれていただけかもしれない。
でも、あの時の自分は
“直感”を信じた。
理由はない。
ただ、何かが危ない気がした。
こうして降り立ったカルカッタ。
ニューデリーとはまるで違う空気。
この街に、自分は何日いられるんだろう。

そんな不安を抱えたまま、
深く眠りに落ちました。
続きます。
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