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奥能登・町野の夏が始まる日~大川浜びらきの日に~①浜を支える人たち

月に一度訪れている奥能登・町野町。
今年も浜びらきの日がやってきた。昨年に続き、二度目の参加となる浜びらきである。

青い海。まぶしい陽射し。浜を行き交うたくさんの人たち。この日の風景を少しだけ書き留めておきたくなった。


夏の始まりの浜

浜びらき当日の大川浜

奥能登はまだ梅雨明け前だったが、浜びらきに相応しい晴天。夏の強い日差しが降り注いでいたが、海から吹く風は心地よく、思ったよりも過ごしやすい一日だった。

この日のために県外から集まった中高生たちは砂浜を駆け回り、負けずと大人たちも灼熱の砂浜を走り回っていた。その様子を眺めながら、「ああ、今年も奥能登の夏が始まったのだな」と感じた。


仲間たちとの時間

一緒に参加した仲間たちのブース
今年もサマードリンクをお振舞い

昨年は一人で参加した浜びらきだった。今年は仲間たちと一緒である。それだけで風景は少し違って見えるものだ。準備をしたり、笑い合ったり、同じ屋根の下で寝食を共にした。大人になってからも、こんなふうに同じ時間を楽しめる仲間がいることはありがたい。ちょうど海の日の三連休。奥能登で過ごす大人の夏休みのようでもあった。


浜を支える人たち

大川浜の海の恵み

桜フェスの餅つきで、マンサンダルチームがいつもお世話になっている餅つき名人一家のお父さんは漁師でもある。この日も朝からたくさんのサザエを獲り、その場で焼いて振る舞ってくださった。義理の娘さんによると、この日は風も強く、海の状況も厳しかったという。

餅つきのときもそうだが、いつも黙々と目の前の仕事に向き合っているお父さんの姿が印象的である。汗だくになりながらサザエを焼き続ける姿を見ていると、自然と頭が下がる思いがした。


浜びらきの日に目にする賑わいは、その日一日だけで生まれたものではない。

浜を元気に駆け回る若者たちの姿を見ながら、浜びらき事務局長の直さんから、これまでの話を聞いた。

地域の方々、学生ボランティアの皆さん、重機ボランティアの皆さん。見えないところで積み重ねられてきた時間が、この美しい浜をつくっている。

名城大学の学生さんたち

特に印象に残ったのは、名城大学の学生さんたちの話だった。昨年の浜びらき以来、定期的に町野へ足を運び、今年も毎月、名古屋から駆けつけて浜の清掃活動を続けていたそうだ。ところが浜びらき当日は試験期間と重なり、今年も参加できなかったという。

名前が表に出ることはなくても、この浜を支えている人たちがいる。当たり前のように見える風景の背景には、多くの人の想いと行動が積み重なっている。 

今年4月、重機ボランティアのみなさんも参加して、浜の整備が始まった。


そういえば、ゴールデンウィークに私のカフェを訪ねてくださった男性お二人も、大川浜で重機ボランティアをされていると話していた。
珈琲好きのあのお二人も、浜びらき当日は来られないと話していた。

そんなことを思いながら、私はしばらく浜を眺めていた。

(後編へつづく)


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