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派遣看護師の顔合わせ(施設見学)|何を聞かれる?何を聞く?当日の流れを全部まとめました

「面接じゃないって言われたけど、何をするんだろう…」

「どんなことを聞かれるんだろう?何か準備した方がいい?」

「そもそも顔合わせって、何のためにあるの?」

「採用を断られてしまうこともあるの?」

派遣を使い始めたばかりの方から、何度か経験したことがある方まで、
顔合わせの前にこういった気持ちになること、多いと思います。

この記事では、派遣看護師の顔合わせについて、
流れ・当日の様子・聞かれること・こちらから聞いておくべきことまで、
現場目線でお伝えします。

この記事一本で全てわかるようにまとめました。

今回は「”派遣”の顔合わせ」についての記事になります。
直接雇用(正社員)の面接とは異なります。




この記事を書いた私について

大手医療系人材会社で10年以上、
人材紹介・派遣の営業を担当してきました。

これまで3,000名以上の看護師さんの就業支援に関わり、
顔合わせの場にも数えきれないほど同席してきた経験があります。

「顔合わせの前にこれを読んだから、自信をもって臨めた」
と思ってもらえる内容を目指して書きます。


「顔合わせ」って、面接と何が違うの?
本当は禁止とされてる部分まで正直に解説します

まずここから整理しておきたいのですが、
本来、派遣において「面接」は法律上NGとされています。
派遣法では、”派遣先”が派遣スタッフを選考することを禁止しているためです。

つまり、派遣先が「この人を採用するかどうか、面接して決める」という行為は、本来できないことになっているんです。

じゃあ顔合わせって何なの?というと、

「職場の雰囲気・業務内容を知ってもらうための場」という建前で、
面接(っぽいこと)を行う
看護師さんも事前に勤務先として適しているか見ることが出来る場

というのが正直なところです。

現場の仕事内容を説明する、スキルや経験を確認する、
お互いの働き方のイメージをすり合わせる。

そういったことが顔合わせの場では行われます。

「面接じゃないのに、なんか面接みたいだった」と感じる方が多いのは、
そういう背景があるからです。

ただ、だからといって過度に緊張する必要はありません。

通常の転職活動の面接と比べると、圧迫感はずっと少ないですし、
(人事や施設長にもよりますが、施設側も選んでもらいたいという気持ちがあるため、圧迫面接は私もほとんど見たことがありません)
双方が「一緒に働けそうか」を確認し合う、穏やかな場であることがほとんどです。

そして大切なのは、

顔合わせはあなたが職場を見極める場でもある

ということです。

採用されるかどうかを判断されるだけの場ではなく、
あなた自身も「ここで働いてみたいか」を確認していい場なんです。

営業担当がなんといおうが、看護師さんに断る権利はあるのでご安心ください!

この視点を持っておくだけで、当日の気持ちがずいぶん変わってきます。


準備段階|持ち物や服装について

持ち物:筆記用具やメモ帳

紹介会社によって、履歴書・職歴書・資格証(原本とコピー)が必要になる可能性がありますので事前に確認いただければと思います。
ほとんどの場合は紹介会社が用意してくれるはずです

服装:スーツもしくはオフィスカジュアル

最近はカジュアルな服装でもOKになってきたので、
そんな中きちんとした服装できたら印象は上がる可能性があります。

もしスーツが準備できずに完全な私服になってしまう場合、
事前に紹介会社経由で派遣先(面接先)に伝えてもらうのがオススメです。
理由は:クリーニング中、引っ越し作業中で、通勤前後のため、、等

オフィスカジュアル等であればそこまでしなくても大丈夫かと思いますが、気になるようであれば営業担当に確認しておくと良いと思います。


顔合わせ当日の流れ|到着から終わりまで

顔合わせは、30〜60分程度で終わることが多いです。
長くても1時間あれば、ほぼ終わります。
(施設長や人事担当がお話好きかどうか、かなり影響します(笑))

当日の流れを時系列で整理すると、こんな感じです。


① 集合・移動(顔合わせ開始の30~60分前)

担当営業と事前に最寄り駅(カフェ)や現地で待ち合わせするケースが多いです。
私の会社では、待ち合わせ後にカフェ等で
事前に顔合わせ対策を行います。

その後、病院・施設に向かい受付で来訪を伝え、
案内されるのを待ちます。

※現場営業の一言※
面談場所に案内され、担当者が来るのを待つ沈黙の時間で緊張感が高まる方が多いです。
そのため私は全力で看護師さんと会話して穏やかな空気感を保つようにしています(笑))


② 顔合わせスタート・自己紹介

派遣先の担当者(施設長・看護主任・採用担当など)と、
派遣会社の営業担当、看護師さん(あなた)の3者が揃う形が基本です。
(派遣先は1~2人のことが多いです)

最初に簡単な自己紹介から始まります。
(私の場合は私が代わりにご紹介し、看護師さんの負担軽減に努めますが、営業担当によっては看護師さんに話してもらう方針の可能性もあります)

もしご自身で自己紹介する場合は
・名前
・経験年数:病棟経験が○○年で、と種別毎にある程度まとめてでOKです
・直近の職場:(例)現在は100名規模の特養に努めてます
等の簡単な内容で問題ないです。


③ 職場・業務の説明(派遣先から)

※ここから③~⑥の流れは派遣先や営業担当によって順不同です。

職場環境や業務内容について、派遣先(勤務先)の担当者から説明があります。

人によって内容の濃さはまちまちですが、
基本的には勤務時間帯・配属先・業務のルーティンなど、
求人票では見えなかった情報をここで説明してくれます。

このタイミングがいちばん質問しやすい場面でもあります。
気になることはメモしておいて、後で聞けるように準備しておくといいです。


④ 経験・スキルの確認(あなたへの質問)

これまでの経験やスキルについて、確認される場面です。

「どんな診療科目を経験してきたか」
「得意な処置・業務は何か」
といった内容が多いです。

※詳細は別途下記に記載します。


⑤ こちらからの質問・確認

「何かご質問はありますか?」という流れになることがほとんどです。

聞きたいことはこのタイミングで遠慮なく聞いて大丈夫です。

むしろ、何も質問しない方が「あまり興味がないのかな」と
思われてマイナス印象になってしまうので、1〜2つは用意しておくといいです。

※詳細は別途下記に記載します。


⑥施設(院内)見学

簡単に施設内を案内してくれます。
(部屋に鍵をかけてくれる場合は荷物を置いて行ってもOK)

施設内の雰囲気を見ることができます。


⑦終了・今後の流れの確認

顔合わせが終わったあとは、
担当営業から「どうでしたか?」「勤務意向はいかがですか?」
と聞かれます。

ここで感じたこと・気になったこと、正直な気持ちを素直に話してOKです。

迷っている場合、後からやっぱり、、となる方が困るので、迷っているむねそのままお伝えして全然問題ないです。
その場合、いつまでに返答ください、となると思います。
強引に行かせようとしてくる営業もいるかもしれませんが、きちんとお断りしましょう。


ここまでが、顔合わせ当日のおおまかな流れです。

次のセクションからは、
「何を聞かれるか」「何を聞けばいいか」をもう少し具体的にご案内します。


顔合わせで聞かれること・よく出る質問と、答え方のコツ

顔合わせで聞かれる内容は、ほとんどのケースで大きく外れることはありません。

事前に把握しておくだけで、当日の気持ちの余裕がかなり変わってきます。

よく出る質問を整理すると、こんな内容が多いです。


これまでの経験・スキルについて

キャリアシート(紹介会社が用意した職歴表)を見ながら、
・具体的な配属先
・どのような業務、処置をしていたか
・規模感(床数・定員)
・対応できない処置
・点滴・採血・吸引などの処置経験
・電子カルテの使用経験
・インカムの使用経験
についてです。

ここは素直に答えて大丈夫です。

「できること」「経験があること」を正直に伝える場なので、
背伸びする必要はありません。
あとで「やっぱりできない」と答える方が大変な思いをします。

経験が少ない業務については
「経験は浅いですが、意欲はあります」
のような一言を添えると印象が良くなります。


働き方の希望・条件について

・夜勤はできますか?希望はありますか?
・週何日・何時間くらいの勤務を希望していますか?

ここで一点だけ気をつけていただきたいのが、

時給や給与の話はこの場ではしない

ということです。

あくまで雇用は派遣会社で派遣先ではないので、
顔合わせの場で派遣先の担当者に直接伝えるのはNGです。
もし質問する際は、派遣会社の営業担当宛て(×派遣先)になります。

もし万が一話題が出てしまったときは、
「その点は担当の○○さんにお任せしています」と
一言添えれば大丈夫です。


派遣希望の理由について

・なぜ派遣という働き方を選んだのですか?

※あくまでも面接ではない体(てい)なので、
派遣先への志望理由を聞かれる、ということはほとんどないです。

ただ稀に聞かれる可能性はあるので、簡単に準備しておくのがベターです

※現場営業の一言※
私のように出来る営業であれば(笑)、
急に聞かれて困っている看護師さんに気付き、
上手くカットインして代わりに説明し、
助けてくれるかもしれません


こちらから聞いていいこと・聞いておくべきこと

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

顔合わせのあとに
「聞いておけばよかった」
と後悔する声を、
これまで本当によく聞いてきました。

就業が始まってから「思っていた職場と違う」
と感じる原因のほとんどは、
顔合わせで確認できていなかったことだったりします。

「質問するのは失礼じゃないかな」
と遠慮してしまう方もいますが、
顔合わせはお互いの確認の場なので、
聞くことはむしろ自然なことです。

聞いておくといい質問を、カテゴリー別に整理しました。

質問しすぎは、
細かすぎる(一緒に働きずらい)印象を与えてしまう可能性があるので、
自分が特に気になっているところを2〜3つ
選んで準備しておくと良いと思います


具体的な質問内容について

・1日の業務の流れを教えていただけますか?
・配属先の病棟・部署はどちらになりますか?
・派遣スタッフが主に担当する業務はどのような内容ですか?
・記録、申し送りはどのような形で行っていますか?
・処置内容(それぞれの人数)について
・介護業務の有無について
・入浴への関わり具合(中介助?外介助?)について
・OJTの内容と期間について
・ユニフォームの支給有無(洗濯までしてくれる?)について

特に「1日の流れ」を聞くのはおすすめです。

勤務のイメージが具体的に持てますし、
「思っていた業務と違った」という入職後のミスマッチを防ぐことができます。


聞かない方がいいこと

最後に、顔合わせでは避けた方がいい質問も整理しておきます。

・時給・給与に関すること(→ 派遣会社の営業担当へ)
・契約更新の条件・期間に関すること(→ 派遣会社の営業担当へ)
・有給について(→ 派遣会社の営業担当へ)

条件面の話は、営業担当が間に入って調整するものです。

顔合わせの場で派遣先に直接聞いてしまうと、
「条件にシビアな人」という印象になることもあるので、
注意が必要です。


次のセクションでは、顔合わせの「合否」について正直にお伝えします。

「断られたらどうしよう」と不安に感じている方にこそ、
読んでもらいたい内容です。


顔合わせの「合否」について、正直にお伝えします

派遣の顔合わせは、
基本的には採用を前提として設定されることがほとんどです。

求人票の条件とあなたのスキルや希望が合っている
と判断されたから、
顔合わせのセッティングに進んでいる。

つまり、顔合わせに進んだ時点で、
ある程度のマッチングはできているんです。

ただ、「必ず採用になる」とは言い切れません。

顔合わせで実際に会ってみて、双方の認識がずれていたり、
職場の雰囲気と合わないと感じるケースもあります。

そういった場合、採用に至らないこともあります。

そしてここが大事なポイントなのですが、

断るのは派遣先だけではありません。
あなた自身にも、断る権利があります。

顔合わせで職場を見てみて、
「思っていた雰囲気と違う」「ここでは働きにくそう」と感じたなら、
断ることができます。

さきほども少し触れましたが、
顔合わせが終わったあと、担当営業に
「少し気になることがあって…」と正直に話してもらえれば、
一緒に考えることができます。

就業が始まってから「やっぱり合わなかった」となる方が、
お互いにとって大変です。

「断ったら申し訳ない」と思わず、
あなた自身の目で確認する機会として使ってください。


当日のマナーについて

特別なことは何もありません。

ただ、現場でよく見てきた
「ちょっともったいないな」と感じる場面を、参考までにお伝えします。

時間ぴったりより、少し早めに

営業担当との付き合いも大事です。
待ち合わせにギリギリや遅れてくる方も意外と多いので、
時間前に到着しているとそれだけでも印象UPです。

スマートフォンは鞄の中に

基本的ではありますが、
マナーモードにして鞄にしまっておきましょう。

終わったあとの一言を大切に

「ありがとうございました」
「ぜひお願いいたします」
など、
顔合わせが終わったあとの一言は、思いのほか印象に残ります。

短くていいので、気持ちを言葉にして帰ってくるといいです。


おわりに(応用編・対策編の記事について)

顔合わせって、何となく緊張するし、
「うまくやらないと」と思いますよね。

でも、準備さえできていれば、難しいことは何もありません。

流れを知っていて、
聞かれることをざっくり把握していて、
聞きたいことを2〜3個用意しておく。

それだけで、当日の気持ちはずいぶん変わります。

更にまだまだ書ききれない事、
・印象を良くするコツ
・採用確度を上げる方法
・聞きずらい質問を印象を下げることなく聞く方法
・顔合わせで勤務先を見抜くポイント
等がありますので、
もしニーズがありましたら有料記事にて
ご案内してみたいと思います。

もしその他気になること、
記事にしてほしいことがありましたら、
遠慮コメントやメッセージください!


この記事を読んで、次に気になること

「じゃあ、時給ってどうやって交渉するの?」
「契約更新のタイミングで条件を上げたい」

という方には、別の記事でその方法をまとめています。

交渉のタイミングや、そのまま使えるテンプレートも掲載しているので、
合わせて読んでみてください。


このnoteは、大手医療系人材会社で10年以上・3,000名以上の医療従事者の就業支援に関わってきた現役キャリアエージェントが書いています。
現場の実態をもとに、引き続きできる限り正直にお伝えしています。

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