超初心者が詠進歌を紡ぐまで⑮練習詠歌 虹
このシリーズは、超初心者の私が年始に宮内庁が開催する「歌会始の儀」へ短歌を差し出すこと(詠進)を目指して書き綴るものです。
~梅雨時の~
今日は雨でずぶ濡れでした。
帰宅時の雨はおさまっていましたが、濡れたままの靴でトボトボ歩きました。
雲の隙間から少しだけ陽がさしてもいましたが、気持ちは晴れぬままです。
こんな時こそ虹のひとつやふたつ見られたらなぁ。
(一応、二重の虹を見たことがあります)
~練習詠歌~
ということで、本日は「虹」をお題としました。
濡れ靴のしめやかなる路見上ぐれば今日を労ぐ虹いづくにかあらむ
~解説~
靴が濡れているのでいつもよりゆっくりと歩いています。
雨のせいか人の通りも疎らに少し涼しく空気も潤っているようです。
しかしお気に入りの靴が濡れているのは悲しくて気分は落ち込みがち。
少し陽がさす空を見上げて虹を探すのですが、そんなに都合よくあるわけもなく、気持ちは平行線。
~構成を振り返る~
今日の一首は古語風の表現を意識しました。もちろん初心者ですので間違ているかもしれませんが、堂々と詠み切ります。
「しめやか」は静かで落ち着いた様であったり、気分の落ち込みや悲しみを含んでいたりします。ここでは「湿る」ニュアンスも韻を踏むように入れてみました。
「見上ぐれば」は最初、「見上げれば」にしていたのですが軽すぎる雰囲気に思えたので古語風に「ぐ」としています。
「労ぐ(ねぐ)」は「労う(ねぎらう)」の古語表現であることを突き止めました。文字数を切り詰めて表現するにはうってつけの言葉です。
「いづくにかあらむ」は正直悩ましい表現でした。「いづくんぞ」だと「どうして?」の意味になり、「いづくにか」だと「どこに?」の意味になるそうで、ややこしや。「にかあらむ」は疑問語とともに使われ、似た表現「にやあらむ」は疑問語がないときに使われるそうな。ややこしや。
と、一首詠んだところで少しだけ虹を見つけました。
(消えかけの虹だったので写真撮らず)
明日、いいことありますように。
【⏳締め切りまであと96日】
