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超初心者が詠進歌を紡ぐまで④詩調

このシリーズは、超初心者の私が年始に宮内庁が開催する「歌会始の儀」へ短歌を差し出す(詠進)することを目指して書き綴るものです。

前回「漢詩」を調べてみました。日本の「短歌」を対比的に捉えようという初心者の試みです。今回はまた別の隣国文化について調べます。

調べるまで韓国に「詩調」という文学があることを私は知りませんでした。「時調」ともいうそうですがここではなんとなく雰囲気を感じる「詩調」の方が好きな響きなのでこちらを使います。


〜歴史〜

高麗末期、14世紀頃に成立し、李氏朝鮮時代に流行したそうです。漢詩と比べると意外と新しい文化のようですね。
Wikipedia によると、「短歌」とも呼ばれたことがあったそうですが今ではそんなことはないそうです。
「時節歌調」が省略しない形の呼び名だそうですので、「詩調」よりもやっぱり「時調」の方が正式な略称なのかもしれません。

また、「調(しらべ)」とあるように、元々は流行歌として謡われていたようで、漢詩や日本の短歌に比べて歌曲としての色合いが強かったのでしょうか。
儒教の教えや自然美を歌うこともあれば、叙情的な内容になることもあるそうです。

韓国ではハングル以前は漢字を用いていたわけで、ハングルで詩調が活発に詠まれるようになったのが16世紀以降とのこと。
複雑な経緯があるようですが、元々流行歌だったこともあり口伝が元ネタで、それを漢訳し、さらにそれをハングルに直した、というような複雑な生い立ちがあるようです。

言語が文化の発達に大きく寄与することをあらためて感じた次第です。

〜形式〜

3つの章で構成されていて、3音節または4音節の並びで表現される形。
ハングルは全くわからないのでとりあえず音節の並びを図示するとこんな感じに ↓ 
三四調
初章  ○○○ ○○○○     ○○○ ○○○○
中章  ○○○ ○○○○     ○○○ ○○○○
終章  ○○○ ○○○○○   ○○○○ ○○○

四四調
初章  ○○○○ ○○○○     ○○○○ ○○○○
中章  ○○○○ ○○○○     ○○○○ ○○○○
終章  ○○○ ○○○○○   ○○○○ ○○○

う~ん、やっぱりイメージできないわ。

~実際の音は?~

流行歌だったのなら実際に歌われているところを探してみよう。
・・・あった。

みやびな雰囲気ですね。
上品な詩吟というか、日本人の耳にもなじみやすい音ではあります。

〜まとめ〜

流行歌の性質もあるところは日本の和歌に比べてより親しみやすい感じがします。
口伝の要素もまた、人の気持ちが入り込みやすく自由な構成を産む要因になっているのでしょう。

【⏳締め切りまであと123日】

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