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超初心者が詠進歌を紡ぐまで⑰練習詠歌 燕

このシリーズは、超初心者の私が年始に宮内庁が開催する「歌会始の儀」へ短歌を差し出すこと(詠進)を目指して書き綴るものです。


〜燕がすり抜ける〜

燕が低く飛ぶと雨が降る
燕が巣を作ると縁起が良い

燕は日本人にとって身近な鳥です。
3〜4月頃に飛来して、5月頃には産卵。
6月頃には雛たちも巣立ちます。
成長が早いですね。

生まれた雛は50%が巣立ちますが、半数は落ちたり父親に血統を疑われやられてしまうそうです。悲しいかな。

縁起の良い鳥とされるのは、農業の害虫を食べてくれることや、カラスのいないところに巣作りする=人通り多く商売繁盛するからという説が。

〜練習詠歌〜

私が住んだ家に燕の巣が作られたことはなかったと思いますが、燕は好きな鳥ランキング上位に位置しています。

そんな「燕」を本日のお題とします。

またおいで静かな籠を見上げては
     親の想いを知る燕かな

はらがまな


〜解説〜

春に燕の巣が作られた軒先。
気がつけば静かになり一家が巣立ったことを知る。
「またおいでね」「気をつけて行くんだよ」
などと心の中で声をかける。
そんな「親心」を燕は知っているんだなぁ。
私の親も同じ想いをしたのだろうなぁ。

燕は遠くまで移動します。
親元を離れた私が帰省することは珍しいのですが、親を想うことは多々あります。
また、親元を離れた子どもへの想いも、そこには確かにあることを知っています。

〜構成を振り返る〜

第一句の「またおいで」は私としてはある種チャレンジなのですが、こうしたセリフを持ってくるには第一句が1番楽そうですね。また、こうすることで対象となる存在があり、優しい気持ちでいることがわかり読みやすくなりそうです。
第二句の「」は燕の巣を別物に見立てた表現です。実際には泥と草で作られてはいますが、生活していた優しい感じを表すにはちょうど良かったと思います。

結句の「知る燕かな」は「かな」の使い方で悩みました。感嘆の語尾ですが、「燕だなぁ」と訳すとなんだかおかしい感じがします。
問題は「親の想いを知る」の方なのかも知れません。しかしここでの正解が今はまだわかりません。
かな」の使い方は少しずつ慣れていきたいと思いました。


燕は15%程が元の巣へ戻るそうです。
それを知り、「またおいで」の言葉が少し寂しく感じられました。

【⏳締め切りまであと92日】

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