回復って、こうやって始まる
私は昔、
朝が来るのが怖い時期がありました。
夜になると、
「明日はちゃんと仕事に行けるかな」
と考える。
朝になると、
アラームが鳴る。
止める。
でも動けない。
目は覚めているのに、
体がベッドに張り付いたみたいに重い。
「また今日も始まるのか…」
そんなことを考えながら、
天井を見つめていました。
病院にも行きました。
検査もしました。
でも、
「異常はありません」
と言われた。
だから余計に苦しかった。
病気じゃないなら、
このしんどさは何なんだろう。
結局、
自分が弱いだけなんじゃないか。
そう思っていました。
でも今振り返ると、
あの頃の私は弱かったわけじゃありません。
ただ、
ずっと頑張り続けていただけでした。
そして、
回復って劇的なものだと思っていました。
ある日突然、
朝スッと起きられるようになる。
不安もなくなる。
疲れも感じなくなる。
そんなイメージです。
でも実際は違いました。
回復って、
もっと地味です。
最初は気づかないくらい小さい
ある朝、
いつも通りアラームが鳴る。
いつも通り眠い。
体も重い。
でも、
ほんの少しだけ違った。
「あれ?」
それだけ。
起き上がるのが少しだけラクだった。
劇的な変化じゃありません。
誰かに話すほどでもない。
でも、
確かに昨日とは違っていた。
良くなったり、戻ったりする
ここで知っておいてほしいことがあります。
回復って、
右肩上がりじゃありません。
今日は少しラク。
でも明日はしんどい。
「あれ?また戻った?」
そう思う日もあります。
でも、
それが普通です。
多くの人は、
ここで焦ります。
「やっぱりダメだった」
「私には無理なんだ」
でも違います。
回復の途中って、
そんなものです。
私たちは結果を急ぎすぎる
真面目な人ほど、
すぐ答えを求めます。
・まだ変わらない
・まだしんどい
・まだ元気じゃない
だから不安になる。
でも、
少し考えてみてください。
何ヶ月も、
何年も、
頑張り続けてきた体です。
それが数日で全部変わるほうが、
むしろ不自然です。
本当に変わり始める瞬間
回復している人には、
共通点があります。
それは、
「変化を探さなくなること」
昨日より元気か。
昨日より眠れたか。
昨日より回復したか。
そうやって評価し続けるのを、
やめた人です。
すると不思議なことに、
気づいたら変わっています。
少しずつ戻ってくるもの
まず戻ってくるのは、
やる気じゃありません。
元気でもありません。
最初に戻るのは、
余白です。
朝、
少しだけ空を見られる。
仕事中、
少しだけ呼吸が深くなる。
夜、
少しだけ肩の力が抜ける。
本当にそんなレベルです。
でも、
その余白が増えるほど、
人は回復していきます。
「前の自分に戻る」じゃなくていい
ここも大事です。
よく、
「元の自分に戻りたい」
と思います。
でも私は、
戻らなくてもいいと思っています。
なぜなら、
今のあなたは、
苦しかった経験を知っているから。
頑張り続けたことも。
限界だったことも。
全部知っている。
だから、
以前より少しだけ自分に優しくなれる。
そのほうが、
ずっと強いと思うんです。
少しだけ聞いてみたいです
もし明日の朝、
ほんの少しだけ体が軽かったら。
もし、
「今日はなんとかやれそう」
と思えたら。
あなたは何をしますか?
私は、
その小さな変化を大切にしてほしいです。
なぜなら、
回復はそこから始まるから。
最後に
回復って、
劇的なものじゃありません。
ある日突然、
人生が変わるわけでもない。
でも、
昨日より少しだけラク。
昨日より少しだけ軽い。
その積み重ねが、
気づいた頃には大きな変化になっています。
だから今は、
焦らなくて大丈夫です。
ちゃんと変わっていきます。
そしてもし、
この記事を読んで少し安心したなら、
それも回復の一歩かもしれません。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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