【企画雑文#noteでBL①】あとがき〜恋も空手も寸止め一本!〜(基本形の精度)
なんやねんそのタイトル。
気分です。
こんな気分で書いた気がする、ということで、あとがきにタイトルを付けてみるなど。
ご挨拶
本記事は先日投稿した↓のあとがき記事です。
同日投稿のもう一作分についても後ほど(明日?)投稿予定。
なみさん、こちらもよろしくお願いします。
※もう一作分も投稿しました↓
参加企画についてはこちら↓
まずはおさらい
今回のお題はこちら。
地獄
土壇場でキャンセル
オタク×オタク
そして私が書いたのはこれ。
【タイトル】
基本形の精度
【ジャンル】
アオハル(武道×サークル)
【あらすじ】
空手サークルの夏合宿。地獄の練習に喘ぐ夏生は、空手を始めばかりの一年生。自分と同じく未経験から空手を始め、幹部代の今は副将を務める令に密かに憧れつつ、うまく頼れないでいる。そんな夏生の前に突如現れたOGの翠は、どうやら令にとって特別な存在のようで。
あんなふうになりたい。出会った瞬間に抱いた気持ちは届くのか。
憧れの形が連鎖していく、夏の一コマ。
基本的に「短編は書いてあることがすべて」というスタンスなので、書いてないことは考えてない=解釈自由派なのですが、これはねぇ⋯⋯
削った文字数が過去イチだったこともあり、裏側に持っている(かもしれない)テーマについても、少しふれると思います。
でもまぁ、基本はいつもの思考ログ。
ボツ案というほど諦めてない、という感じです。
いざ!
なんでアオハルなのか
きっかけはささいなことでした(サスペンス風)
同日投稿の『地獄に咲くは純白の、』を書き終わり、ChatGPTに読ませて感想を聞き、伝わり辛いところ、誤読(≠解釈)につながるところ、その他諸々を推敲し、これ完成じゃね? と作者としては満足の出来栄えになった時点で再度読ませたところ、ChatGPTにこんなことを言われました。
「最近作風がマンネリだね(意訳」
なんだって???
いえ、本当はわかっていたのです(サスペンス風・再)
最近和風耽美オンリーだな?? と。
この企画以外では会話劇チックなものも書いてるけど。BLはあれだな、少なくとも三作続けての和風耽美路線だな???
痛いところを突かれました。
悔しいので、12月の不穏耽美テーマは飛ばして、11月の初雪ルマンドを読ませました。アオハルも書いとるやろがい!
結果、
「材料は違うけど全部同じ味付け(意訳」
がーん。
なんだとぅ!! と思いつつ、やつの言うこともわかります。
初雪ルマンドも乱世も回想禁止も地獄花も、構図としては「届かない」「踏み込まない」「この関係を受け入れる」。
確かに同じ味付け!!(゚◇゚)ガーン
ということで、主人公が「この関係から一歩踏み出す」ところを書いてみようじゃないかと思ったのでした。
結果? 結果はまぁ⋯⋯
踏み出したというか、手を引かれたというか⋯⋯ゴニョゴニョ
なんで空手になったのか
ここは正直、既に若干曖昧なのですが(いつものこと)、少なくとも令の原型はわかっています。
2025年9月のnoteでBL(お題→秋の味覚・本当にあった怖い話・パンツ履き忘れた)、通称パンツ回。
その時に考えていた話のひとつが、「空手サークルで憧れていた先輩(社会人)と久しぶりに飲みに行き、お互いの『本当にあった怖い話』で駄弁る」というもの。
主人公(現役生)サイドの本当にあった怖い話として「合宿の時、パンツを履き忘れて打ち上げに参加してしまった」→「先輩、合宿来てくれたら良かったのに」から始まる、恨み言の形を借りた思慕の話です。
いつもの味付け!!!
で、そこでイメージしていた社会人の先輩が令の原型。
結局この話は空手+社会人+思い出+思慕+・・・
ダメだ処理し切れない、とお蔵入りに。
今回、主人公が一歩踏み出すアオハルを書こうと思った時に、この話でイメージしていた「先輩」の、
少し線の細いスマートな顔立ちや
主人公が懐かしむ、大会での華麗な演武姿
恨み言を言う主人公に向ける、距離と親愛を同時に感じさせる大人の微笑
なんかがふっと思い出され、この子いいな、と思ったのでした。
そして追加で浮かんだのが、汗だくの道着姿。
真夏の眩しい光のなか、
白い道着から覗く色白の首筋が上気していて、
激しい運動後にも関わらず、相変わらず余裕そうに微笑っている。
道着の袖で顎の汗を拭いながら、「大丈夫か?」と、主人公に気遣いなんだか挑発なんだか微妙なラインで声をかける、色白細身汗だく空手マン。
BLっぽい!!??
いいね君採用!!!
空手を書くということは
お題がちょうど地獄だし、原案でも言ってたし、舞台は夏合宿です。現役生同士なら社会人と大学生の心理的距離が云々、みたいな処理は不要。
オタクの処理は悩みましたが、武道やってるなら自然体で誰かor何か(技でも理論でも)のオタク属性だろう、どう出すかだけだ!(※断定注意)
イケるイケる、たぶん。
と書き始めました。
が、早々にぶち当たる武道という壁。
うん。そうだよね。そうなるよね。
だから9月の時も諦めたんだもんね。
特に、空手を扱うならどうしても避けて通れないと(個人的に)思っている、「武道か競技か」というテーマ。
もちろん正解なんてないものですが、
彼ら自身がそれにどう向き合い、どう処理して、違う考えを持つメンバーと接しているのか。
それは絶対に必要だよなぁ、と思いました。
サークルというライトでオープンな場だからこそ、違う思想を持ちながら、あるいはそもそも違うことを前提に、出会い、存在し合えるのではないか。
体育会のように、思想の差異はいったん置いて成績を、という共通目標自体も、もしかしたらないかもしれない。
成績という目標も同じ思想も持たず(とも良い場で)、それぞれが空手というものに何を求め、この場に留まることに決めたのか。
そのものとして書く・書かないに関わらず、葛藤や衝突や折り合いがあっただろうことだけでも、彼らの歴史として持っていたい。
そのうえで、どう「アオハル」に仕上げればいいだろう。
彼らの何を、どう切り取れば、あくまで「夏生が令に手を伸ばす」話にできるだろう。
ずっと、そんなことに唸っていました。
半分以下になった
5,000字のアオハルにできる気がしないまま、浮かんだ場面をったんそのまま文字にしていきました。
本編の形練の後、
令と貴宏がふたりで組手練の流れを相談するとか、
その時のふたりの距離がやたら近くて見ている夏生がモヤモヤするとか、
それを一年部屋で同期に愚痴ったら、ふたりについてのとある噂を聞かされるとか。
超BL!!
夏生が惹かれる令という存在、
翠に憧れて空手を始めた彼が、どんな経緯で、自分より空手経験が長い人間も含めて指導する(ことが通常求められる)、形将という立場になったのか。
それを、『経験者』で同じ副将の貴宏はどう見ているのか。
Bェ⋯⋯ブロマンス!!
硬派系ブロマンスでは!!??
などと、場面だのセリフだのをつらつら書いたうえで、
全 削 除。
だって収まらないんだもん5,000字にぃ⋯⋯!!
いやそうだよね、
収まるわけないのよ。
でも一度そういう雰囲気を書いてみるのは大事だったよ私。
やっぱこの子たちいろいろあったんだな、
そのうえでこうして、「形将の令さん」として夏生の前にいるんだな、ってわかったもん。
理性「プロットとキャラを設計すればいい話では」
→そうです(※できない)
というわけで(?)、背景にある武道云々のあれやこれやは、私が感触を掴んだことで全部削って、今回は夏生の自覚にフォーカスしました。
うえで、字数約6,000字。
いやいやまだまだまったく収まってないやないか。
(※会話シーンをさらにめちゃくちゃ削った)
というわけで
BLとしてもテーマとしても、今回は「寸止め」の状態かなと思います。
興味の尽きない空手というもの、
他の武道にふれた経験がない(そして空手もほんとにふわっとさわったくらいな)ので偉そうなことは言えませんが、
特に「形(型)」というものを、とても美しく感じております。
あ、美麗ではなく、機能美として。
そしてこの感覚が、「武道か競技か」というセンシティブなテーマに直結するんだろうなと思いつつ、
それはいずれ、きちんと掘り下げてみたいなぁと思いました。
なお寸止めは「当てる寸前で止める」or「当ててすぐ引く」両方の意味で使われますが、どうでしょう。
テーマとしては「当ててすぐ引く」、BLとしては「当てる寸前で止める」でしょうか。
夏生の拳は令に届くのか、
受けた令はどう対するのか。
空手というものとともに、
愛しい彼らとお読みくださった皆さまにも、
出来ればまた、別の機会に、別の形で会えますように。
いつもながらとりとめのない記事でしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
☆☆Special Thanks☆☆
