『紙のバトンで。』kokoro_hashiruレビュー⑥
紙のバトンで。 | みー
失われた夢を取り戻す物語
初めは小学生のよくあるいじめとか、そんな話かなと思って読み始めました。
私も小学生のときは転校生のあるあるで、苦労した記憶がありますので。
そのせいか、私は学校もの嫌いじゃありませんし、それなりに楽しみにしていました。
でも、読めば読むほど違う味がする。
いい意味で、裏切られました。
だんだんワクワクしてきて、
えっ? これどういう話?
気づけばのめり込んでいました。
小説を繋いでいくリレー小説。
その大切な場所を手放さなければならなくなった悟少年。
それでも、諦めきれずに追いかけ始めた「書くことへの夢」
その夢を追いかけながら、少年は静かに成長する。
最初に見えていた物語の景色が、まったく別の表情に変わっていくのです。
一気読みしてしまうほどの読みやすさ。
引き込まれる心情描写や情景描写。
ぜひおすすめの作品です。
