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第9回『日本の電磁波環境の現状 世界一対策が遅れている理由』

最新のAIに、私の人生・信念を全否定された話


先日、少しもやもやする出来事がありました。

試しに、今話題の最新生成AI(ChatGPT)に向かって、私がこれまで長年研究してきた「電磁波や化学物質が人体に与える影響」や、現場で見てきたクライアントの苦しみの実態について質問を投げてみたのです。

返ってきたのは、言葉を失うほど残念な答えでした。

「電磁波が人体に深刻な影響を与えるという科学的根拠はありません。」

「国の安全基準を満たしているため、健康へのリスクは認められません。


え???

私のこれまでの歩みも、研究も、そして実際に住環境を整えることで体調を劇的に回復させてきた施主様たちの生々しい事実すらも、画面の向こうのAIによって文字通り「全否定」されたのです。

一瞬、強い困惑と憤りを感じました。

しかし、冷静になってあることに気づいた時、私はハッとさせられ、同時に「これこそが、今日本の置かれている最大の危機だ」と確信したのです。

AIは、自分で真実を考えているわけではありません。

ネット上にある膨大な情報の中から「数の多い意見」を正しいものとして機械的に合成しているだけです。

つまり、AIが私を全否定したという事実は、「今の日本のネット空間や世論は、国や巨大産業にとって都合の良い『安全神話』のデータだけで埋め尽くされている」という、何よりの証明だったのです。


AIすらも騙される、目に見えない電磁波の不都合な真実。


今回は、なぜ日本が先進国の中で「世界一電磁波対策が遅れているのか」
その歪んだ現状を具体的なエビデンスとともにお話しします。


基準値の罠:ヨーロッパの「10万倍」緩い日本の電磁波基準


「日本の基準を守っているから安全」

国や電力会社、通信キャリアは一様にそう言います。

しかし、その「基準」そのものが、諸外国と比べてとんでもなく高い(緩い)ことを、私たちは知らされていません。

例えば、スマホやWi-Fi、携帯基地局から飛び交う「高周波(電波)」の空間エネルギー密度。

日本(総務省)が定めている電波防護指針の基準値は、10W/㎡(10,000,000 μW/㎡)です。

これが、予防原則(怪しいものはあらかじめ規制する)を掲げる欧州の先進都市と比べると、目を疑うような数字の開きになります。

  • 日本・国際基準: 10,000,000 μW/㎡(基点)

  • イタリア・パリ市: 100,000μW/㎡ (日本の 100分の1

  • スイス: 約 42,000 μW/㎡ (日本の 約200分の1

  • 欧州評議会(勧告値): 100 μW/㎡(日本の 10万分の1

日本は、ヨーロッパの主要都市が制限している値の「100倍から10万倍」もの強い電波が飛び交っていても「基準内だから安全」と言い張っているのです。

家電製品や送電線から出る「低周波(磁場)」も同様です。

世界保健機関(WHO)の下部組織(IARC)が「4mG(ミリガウス)以上の日常曝露で小児白血病のリスクが2倍になる可能性がある」と発表しているにもかかわらず、日本の経済産業省が定める法的基準は2,000mG

じつに500倍も高いレベルまで許容されています。


もう一度言いますよ。

日本の低周波磁場の基準値は2000mGだそうです。

実質上、この数値を超えるのはこれから導入される予定のリニアモーターカーです。

10000mGと言われています。

父がゴルフボール大の脳腫瘍が出来、私が電磁波過敏症になった時の低周波磁場の数値が4mGです。

医師であり、WHOのトップすらも恐れた電磁波

なぜ、これほどの温度差があるのか。それは、国際機関がかつて発した「本当の警告」を、日本政府が都合よく無視しているからです。

時間を少し巻き戻してみましょう。

WHOが低周波磁場を「発がん性の可能性あり(グループ2B)」に指定した2001年、WHOのトップ(事務局長)を務めていたのは、グロ・ハレム・ブルントラント氏という女性でした。

彼女は医師であり、ノルウェーの首相を3期も務めた、環境問題における世界的なリーダーです。

実は当時、世界の専門家の間で有名な事実がありました。ブルントラント事務局長自身が、重度の「電磁波過敏症」だったのです。

彼女は、ジュネーブのWHO事務局長室への携帯電話の持ち込みを禁止し、パソコンもすべて有線で接続していました。

「ポケットに電源の入った携帯を入れた人が近づくだけで、4メートル手前で頭痛や悪寒がする」と周囲に告白していたほどです。

巨大な通信産業や電力インフラの利権の圧力が渦巻く中、自ら身をもってその危険性を知る医師がトップにいたからこそ、2001年の「リスクの公式認定」という歴史的な一歩が勝ち取れました。

しかし、彼女がWHOを去った後、そして現在の日本において、この警告はどのように扱われているでしょうか。

  • WHOのスタンス: 「100%の因果関係が科学的に証明されていなくても、リスクがある以上、子供たちのために予防的に電磁波を低く抑える対策(予防原則)をしよう」

  • 日本政府のスタンス: 「科学的に100%黒と決まったわけじゃないから、経済や利権のインフラを止める必要はない。規制は一瞬浴びてもショック死しない『2,000mG』のままでいい

この「予防原則」に対する姿勢の致命的な違いこそが、日本が世界から置いてけぼりにされた原因なのです。


結び:国が守らないなら、住まいで守るしかない

化学物質(シックハウス)の対策もそうですが、日本という国は、誰かが明確に倒れて社会問題化し、完全に「黒」と証明されるまで重い腰を上げません。経済優先、利権優先の社会構造の中で、目に見えないリスクは常に「ないもの」として扱われます。

だからこそ、最新のAIに尋ねても「電磁波の影響はありません」という、多数派に都合の良い綺麗事しか返ってこないのです。

しかし、国やAIの言う「安全」を真に受けて、体調を崩してから後悔しても、彼らは責任を取ってくれません。

大切な家族の健康、特に電磁波の影響を大人より何倍も受けやすい子供たちの未来を守るためには、国や時代の変化を待っていては間に合わないのです。

法律が守ってくれない国に生きているからこそ、私たちは知識を持ち、住まいを建てるその最初の段階から、電磁波や化学物質を徹底的にシャットアウトする「自己防衛」の思想を組み込まなければなりません。

目に見えない脅威から、大切な人を確かに守る空間づくりへ。

化学物質はかろうじて最低限の基準が存在しますが
電磁波に関しては日本は完全フリーな国であるということを明確に理解しましょう。

国の基準を疑うことから、本当の健康住宅づくりが始まります。



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