【甲寅】止まったら終わる気がしていた人
春の丘を、
まっすぐ歩いていく人がいた。
まだ風は冷たいのに、
その人だけは、
もう先へ向かっていた。
甲寅の人は、
止まるのが怖かった。
立ち止まった瞬間、
置いていかれる気がしていた。
だから、
動いた。
まだ傷が癒えていなくても、
まだ苦しくても、
前へ進もうとした。
周りからは、
「あの人は強い」
と言われる。
「行動力がある」
「頼もしい」
と思われる。
でも本当は、
止まった瞬間に、
こころが崩れてしまいそうだった。
本当は、
安心したかった。
競争じゃない場所で、
深呼吸したかった。
急がなくても、
置いていかれない世界を探していた。
甲寅。
大きな木と、
春を破って出てくる芽吹きの力。
静かにしていても、
奥から前へ伸びていく干支。
だから、
動いてしまう。
生きようとしてしまう。
甲寅は、
戦い続けるためだけの命じゃない。
安心した場所で、
ようやく根を張っていく命だから。
🌿甲寅のこころの基礎体温
挑戦
前進
理想
自由
🌿甲寅の絶対NG
・諦め
・停滞
・支配
・可能性を閉ざされること
乙卯へ




