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【己未】誰かを支えていないと不安だった人


夏の丘の畑で、

静かに花へ水をあげている人がいた。


強い陽射しの中でも、

土が乾かないように、

ひとつずつ確かめながら、

丁寧に手を動かしていた。


誰も見ていなくても、

その人は、

ずっと守り続けていた。


己未の人は、

誰かの役に立っていないと不安だった。


困っている人。

寂しそうな人。

疲れている人。


そういう気配を見ると、

放っておけなかった。

だから、

支えた。

優しくした。


自分の事は後回しにしてでも、

周りが安心できる方を選んできた。


周りからは、

「あの人は優しい」

「安心する」

「包み込んでくれる人」

と思われる。


でも本当は、

自分も安心したかった。

甘えたかった。

「大丈夫」

と言われる側になりたかった。


本当は、

何も頑張らないまま、

ここに居たかった。


役に立たなくても、

支え続けなくても、

愛される場所を探していた。


己未。


やわらかな土と、

夏の草花のぬくもり。


静かに受け止めながら、

周りを育てていく干支。


だから、

抱えてしまった。

誰かが苦しそうだと、

先に動いてしまった。


崩れそうな空気を見ると、

自分が支えなきゃと思ってしまった。


己未は、

誰かを支え続けるためだけの命じゃない。



安心した場所で、

ようやく自分自身も、

やさしく育っていく命だから。






🌿己未のこころの基礎体温



安心

育成

信頼

ぬくもり

 



🌿己未の絶対NG



・孤独

・冷たさ

・無関心

・見捨てられること







庚申


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