見出し画像

本「 スモール イズ ビューティフル 」

⚫︎スモール  イズ ビューティフル

著 - E. F. シュマッハー / 訳 - 小島 慶三 , 酒井 懋 / 講談社学術文庫1986 - p.408

 本書は、経済を「人間のための営み」として見直す本です。巨大化した産業や効率至上主義を批判し、地域に根ざした小規模な技術や仕事の価値を説きます。資源や環境の限界を踏まえつつ、人が主体的に働き、生きることのできる社会の姿を静かに提示した一冊です。
 特に観点が素晴らしく、ラジカルな問いにより、今も世界の解題に重要な見地を提供してくれます。

 目次(アマゾンより)

 1 章 現代世界
1.生産の問題
2.平和と永続性
3.経済学の役割
4.仏教経済学
5.規模の問題
2 章 資源
1.教育――最大の資源
2.正しい土地利用
3.工業資源
4.原子力――救いか呪いか
5.人間の顔をもった技術
3 章 第三世界
1.開発
2.中間技術の開発を必要とする社会・経済問題
3.200万の農村
4.インドの失業問題
4 章 組織と所有権
1.未来予言の機械?
2.大規模組織の理論
3.社会主義
4.所有権
5.新しい所有の形態

結び
シューマッハーの人と思想
1 現代世界
1.生産の問題
2.平和と永続性
3.経済学の役割
4.仏教経済学
5.規模の問題
2 資源
1.教育――最大の資源
2.正しい土地利用
3.工業資源
4.原子力――救いか呪いか
5.人間の顔をもった技術
3 第三世界
1.開発
2.中間技術の開発を必要とする社会・経済問題
3.200万の農村
4.インドの失業問題
4 組織と所有権
1.未来予言の機械?
2.大規模組織の理論
3.社会主義
4.所有権
5.新しい所有の形態
——————————————————————————————————-

E. F. Schumacherの人物と思想(要点まとめ) 

■ 人物(略歴・特徴)

  • 1911年ドイツ生まれ、のちにイギリスで活動

  • 経済学者だが、現場(資源・農業・開発)を重視

  • 英国石炭庁でエネルギー政策に関与

  • アジア(特にビルマ)での経験が思想の転機

  • Intermediate Technology Development Group 設立に関与

  • 理論家というより「実践的思想家」

  • 1973年『Small Is Beautiful』で世界的に影響

■ 思想の核心

  • 経済は「人間のため」にあるべき

  • 大規模化・効率至上主義への批判

  • 「小さいことは美しい」=人間の尺度を重視

  • 技術は人が扱える範囲にあるべき

■ 重要なキーワード

  • 中間技術(Intermediate Technology)

  • 人間の尺度(Human Scale)

  • 分散・地域・自立

  • 持続可能性(環境との調和)

■ 技術観

  • 大きく複雑な技術 → 人を従属させる

  • 小さく単純な技術 → 人を活かす

  • 修理できる・理解できることが重要

■ エネルギー観

  • 化石燃料依存への警鐘

  • 再生可能エネルギーの重要性(早い段階から指摘)

  • 地域で作り、地域で使う(地産地消)

■ 社会観

  • 中央集権より分散型社会

  • 地域コミュニティの再評価

  • 仕事は単なる収入ではなく「人間形成」

■ 哲学的背景

  • 仏教・ガンディー思想の影響

  • 物質的豊かさだけでは不十分

  • 精神性・倫理を含む経済

■ 現代への意味(重要)

  • 分散エネルギー(太陽光・マイクログリッド)

  • 地域経済・ローカル循環

  • 小規模でレジリエントな社会設計

■ 一行でまとめると
👉
「人間の手に戻る経済と技術」を提案した思想家

 _____しなやかな技術研究会 GreenPost________
Alternative Technology Reserch Group for The World of resilient communities
 ーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーー

関連マガジン

⚫︎Webマガジン GreenPost 2026年5月号

 


いいなと思ったら応援しよう!