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塩塚モエカさんの音は再現できるのか?──手持ち機材で羊文学に近づこうとした話

正直に言うと、最初は無理だと思っていました。

羊文学の音って、綺麗すぎるんですよね。
透明なのに重い。軽いのに刺さる。
どういう理屈でああなっているのか、いまいち掴めない。

でも、塩塚モエカさんのペダルボードを見る機会があって、
「あれ、意外といけるんじゃないか?」と思ってしまったんです。


まず結論:歪みじゃない、空間です

ペダル構成をざっと見ると、こうなっています。

  • OCD(オーバードライブ)

  • Big Muff(ファズ)

  • コーラス

  • ディレイ×複数

  • リバーブ(blueSky)

これ、ポイントはひとつで

👉 歪みで作ってない

ということです。

むしろ逆で

👉 空間で音を完成させている


歪みは“土台”にすぎない

例えばOCD。

これはガッツリ歪ませるというより

  • 軽く歪ませる

  • コードの分離を残す

ためのペダルです。

そこにBig Muffを足すことで

👉 音の“壁”を作る

でも、ここでもまだ完成じゃない。


本体はリバーブとディレイ

ここが一番重要でした。

  • リバーブで奥行きを作る

  • ディレイで広がりを足す

  • コーラスで揺らす

👉 音を“空間化”する

これでようやく、あの音になる。


手持ち機材でやってみる

僕の環境で試してみました。

  • BD-2(軽く歪み)

  • Marcyさんのファズ

  • RV-3(リバーブ+ディレイ)

これだけです。

で、どうなったかというと

👉 それっぽくなります

完璧ではないです。
でも「ああ、これか」と思える瞬間が確かにある。


セッティングのコツ(かなり大事)

やってみて気づいたのはこの3つです。

① 歪ませすぎない

歪ませた瞬間、羊文学じゃなくなります。


② リバーブは多め

「かけすぎかな?」くらいでちょうどいいです。


③ ディレイはうっすら

主張しすぎると別のジャンルになります。


結局、何が違うのか

ここまでやって思ったのは

👉 機材よりバランス

でした。

同じペダルでも

  • 使い方が違う

  • 重ね方が違う

それだけで全然違う音になる。


それでも完全には再現できない理由

これは当たり前なんですけど

  • ギターが違う

  • ピックアップが違う

  • アンプが違う

  • そして本人が違う

なので

👉 完全再現は無理です

でも

👉 方向性はかなり近づける


まとめ

塩塚モエカさんの音を一言で言うなら

👉 「歪み+空間」ではなく「空間で完成する歪み」

だと思います。


おまけ(個人的な感想)

こういう音って、ちょっとズルいなと思うんですよね。

派手に歪ませてるわけでもないのに、
気づいたら一番残る。

気づいたら、ずっと聴いてる。

で、真似しようとすると難しい。

でも、だからこそ面白いんだと思います。


更に歪みペダルの話

以前はダンブル系オーバードライブであるWEEHBO Dumbledore V2を使用していたようですが、
現在はVEMURAM SHANKS ODS-1に移行しているっぽいんです

両者はキャラクターこそ違えど、
「コード感を保ったまま音を整える」という役割においては共通してて、
サウンドの核となる部分は大きく変わっていないんじゃないでしょうか。

むしろ、よりナチュラルでアンプライクな歪みへとシフトしているとも言えるのかもですし、
空間系エフェクトとの馴染み方まで含めて、音の完成度を上げる変化と言えるかもですね。


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