僕ら世代はずっと『正解』を探していた
こんばんは!どうも、僕です!!
僕ら世代って、多分かなり「正解」を探していた世代なんですよね。
何が正しいのか。
何が本物なのか。
何を持っていれば格好良いのか。
今よりずっと、そういう空気が強かった気がします。
特に音楽とかギター周辺って、かなりそうでした。
Marshall。
Fender。
VOX。
Mesa/Boogie。
USA製。
UK製。
真空管。
あと雑誌。
ギターマガジン。
ヤングギター。
Player。
ロッキング・オン。
僕らって、多分かなり“雑誌に育てられた”世代なんですよね。
今みたいにサブスクで適当に掘る時代じゃなかった。
だから、「これを聴け」「これが凄い」「これが本物」という価値観がかなり強かった。
もちろん、それはそれで楽しかったんです。
雑誌を読みながら、「次はこれを聴こう」と思ったり、楽器屋で高い機材を見ながら「いつか欲しいな……」と思ったり。
あの頃って、多分「憧れること」そのものがかなり大事だった。
ただ今思うと、僕らってずっと“正解探し”をしていた気もするんですよね。
正しいギター。
正しいアンプ。
正しい音楽。
正しいカルチャー。
もちろん、それを知っていく楽しさもありました。
でも同時に、「分かっていないとダメ」みたいな空気も結構あった気がします。
特に90年代〜00年代前半くらいって、まだ“情報を知っていること”自体に価値があった。
だからロッキング・オンを読んで、輸入盤屋へ行って、頑張って「本物」に近づこうとしていた。
僕らって、多分かなり真面目だったんですよね。
その感覚、音楽以外にも結構あった気がします。
就職。
ブランド。
生き方。
「ちゃんとしたもの」を目指さなきゃいけない空気が、かなり強かった。
でも最近、若い子達を見ていると、そこがかなり自由なんですよ。
もちろん今の若い世代にも大変さはあると思います。
でも、「これが正解です」という空気は、僕らの頃より少し薄い気がする。
だから音楽の聴き方も自由だし、機材も自由だし、ファッションも自由なんでしょうね。
僕らって、多分「正解を知っていること」にかなり価値を置いていた。
でも今って、「自分が好きかどうか」の方が強い。
そこ、ちょっと羨ましいんですよ。
もちろん僕も今でも真空管アンプは好きです。
僕史上初のフルチューブアンプ、Fender Concert IIを買ったばかりで、未だに嬉しそうに鳴らしています。
今ならJCとアンシミュでいいじゃんってなりますよね。僕の方はむしろ非合理的と言うか。
でも、多分そういう“非合理な憧れ”込みで、僕ら世代の青春だったんでしょうね。
僕自身も、今はだいぶ自由になった気がしています。
昔みたいに、ロッキング・オンをバイブルみたいに読んで、「これを聴かなきゃ」「これを理解しなきゃ」と思う感じではなくなりました。
もちろん、あの頃の熱量は今でも好きなんですけどね。
ただ最近は、特集によってミュージック・マガジンを買ったりするくらいの距離感になっています。
あと今って、雑誌を読んで気になったら、その場ですぐ音源にアクセスできるんですよね。
これ、昔とはかなり違う。
昔は輸入盤屋へ行ったり、レンタル屋探したり、かなり“辿り着くまでの過程”があった。
でも今は、気になったらすぐ聴ける。
だから最近の僕は、「良いな」と思ったら普通にプレイリストへ追加するし、「あんまり好みじゃないな」と思ったらそのままスルーです。
昔みたいに、「頑張って理解しなきゃ」みたいな感覚がかなり減った。
そこは年齢なのか、時代なのか、自分でもよく分かりません。
でも、多分今の方が、音楽を自然に聴けている気がします。
