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赤いビッグマフを見つけてしまった夜

赤いビッグマフがAmazonに来ていました。

赤い方はこれですね:

Electro-Harmonix Big Muff Pi 2

危ないです。

Big Muff 2。
70年代に放置されていた基板が見つかり、JHSとElectro-Harmonixが組んで復活させたモデルです。

新品なのに、時間を背負っている。

こういう話に、僕は弱いです。

しかも赤。

nanoサイズの小さい方がAmazonに並んでいます。

オペアンプが2つ入っているのが特徴だそうです。

オペアンプ式と聞くと、どうしてもビリー・コーガンを思い出します。

壁のような歪み。
面で押す音。

「太い」と言われる理由はわかります。

ただ、太い=抜けるではありません。

オペアンプ式のビッグマフは、粒立ちより塊です。

それはそれで魅力です。

でも。

普通にエレハモから出ているnanoシリーズのスマパン仕様もあります。

あれもオペアンプ式です。
しかも安い。

十重二十重の横田さんも絶賛していました。
来日したモグワイも使っていました。

実用で言えば、正直あれで十分だと思います。

じゃあなぜ赤い方が気になるのか。

限定っぽいからです。

70年代基板。
JHSとの共同。
「いま買わないと無くなるかもしれない」感。

危ないです。

たぶん僕は買わないと思います。

でも、こういう夜はあります。

気分によっては、買ってしまいそうな夜。

来ないかもしれません。

来るかもしれません。

ビッグマフは、音だけでなく、物語を売っているのかもしれません。

赤いビッグマフは、その最たるものです。

もし「音」で選ぶなら、正直こちらで十分だと思います。
物語で選ぶなら、赤い方です。


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