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「Parental Advisory」がついてるアルバムって、なんかカッコよくなかった?

ちょっと昔の話ですが、CDショップでアルバムを手に取ったときに、「Parental Advisory」って書かれたステッカーが貼ってあると、なぜか「あ、このアルバムは本気だな」って感じたことがありました
内容が過激とか、子ども向けじゃないっていう警告のはずなのに、むしろちょっとクールに見えていた
んです

あのステッカーって、なんなんでしょう
そして、どうしてロックのアルバムに多いように感じるんでしょうか
今回はそんな素朴な疑問を、少し掘り下げてみたいと思います


そもそも「Parental Advisory」って?

「Parental Advisory – Explicit Content」
直訳すると「親への注意:露骨な表現あり」みたいな意味で、アメリカで1985年に始まった警告ステッカーです
暴力的だったり、性的だったり、薬物や差別的な表現がある曲に付けられることが多いです

法的な義務ではないけど、CDショップでの販売や、テレビ・ラジオでの放送に影響を与えることもあるので、実は結構重要なマークだったりします


ロックに多い気がするのは気のせい?

気のせいじゃないです
ちゃんとデータを見ても、ロックは「Parental Advisory」が多くつくジャンルの一つです
参考までに、ジャンルごとの貼付率はざっくりこんな感じです:

  • ヒップホップ/ラップ:70%以上

  • ロック全体:40〜50%くらい

  • ポップ:20〜30%

  • ジャズ/カントリー:10%以下

ラップが一番多いですが、ロックもかなり高めです

というのも、ロックって反体制・怒り・苦悩・社会批判みたいなテーマが多いので、過激な歌詞や言葉が入りやすいんですよね
特に90年代以降は、Nirvana、Green Day、Marilyn Mansonあたりの作品にこのステッカーがよく貼られてました


実はマーケティングとしても機能していた?

面白いのが、このステッカー、「売れるための仕掛け」にもなってたってことです
「親が聴いちゃダメって言ってる」=「リアルでヤバい」=「聴いてみたい」みたいなロジックです

アーティスト側も「このアルバムには本音をぶち込んでるぞ」ってメッセージとして使ってたりして
要は、ただの警告じゃなくて、ある種の“バッジ”や“ブランド”として機能してたんですね


日本ではどうなってるの?

一方、日本ではこの「Parental Advisory」は制度としては存在していません
日本レコード協会(RIAJ)も表示義務を作っていないので、レーベルの判断で表示されたり、されなかったりします

  • 洋楽の輸入盤は、アメリカで付いてたらそのまま表示されることが多い

  • 日本版でも翻訳つきのCDでは、アメリカ版に合わせて表示されることもある

  • 邦楽は、レーベルが独自に「この作品には不適切な表現が含まれます」とか注意文を載せるスタイルが多い

なので、日本では**「このアルバムは過激です」って一目でわかる仕組みはあまり整っていない**のが現状です


ステッカー1枚に詰まってる、文化の違い

アメリカではこのステッカーが、規制であると同時に、アーティストの表現スタイルを象徴する存在として文化的に機能しています
日本ではそこまで大きな意味を持たせていないのが現状ですが、逆に言えば、もっと上手く使えばブランディングにもつながる余地があるのかもしれません

少なくとも、あのステッカーに「なんかカッコいい」と感じた自分の感覚は、あながち間違ってなかったなと思います
だって、それは音楽の中にある「本気さ」や「鋭さ」を感じ取ったってことなんですから


まとめ

  • 「Parental Advisory」ステッカーは、アメリカの自主規制マーク

  • ロックにも多く貼られるのは、ジャンルの特性によるもの

  • 実は売上やファンの熱狂にも一役買っていた

  • 日本では制度化されていないが、今後の使い方次第ではチャンスになるかも

音楽の本質って、歌詞の裏にある感情や思想に触れることでもあると思います
そしてその入口が、たった1枚のステッカーっていうのも、なんか面白いですよね

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