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【#創作大賞2026】#7 更年期ファンタジー 聖ホルモーニア・クエスト ~お母さん、今日も転生したの?~

▶第1話から読む


こんにちは😀
異世界転生中のアザミです。


★前回までのおさらい★

洗面所で歯磨きをしている間に異世界転生し、

肩こりモンスターの『スティフ・ショルダー・ゴーレム』を肉叩きで粉砕!

異世界の賢者ヨシエから、愛用のピンクのパジャマが『勇者の衣』であると告げられ、ショックだったんですが、

そんなこんなも、現実世界ではたった数秒のできごと。

私は前回の戦いのあと、

異世界での疲れを引きずりながら、パートでとんかつ定食を作りまくりました。(余計疲れました😭)


さて。


今日は、3回目の異世界転生のことを書きます。


なんと!


今回の異世界では、新しい仲間と出会っちゃいました☆


急展開だから、みなさんついてきてくださいね!


ではでは、レッツラゴー☆


第3話の①:アザミ、現実と異世界で更年期『冷え』に襲われる


……寒い。


いや、正確には「足首から下」だけが、まるで氷水に浸けられているように冷たい。


現実世界で、パートへ行くために靴下を履こうとした瞬間、あの「いつもの冷え」が襲ってきた。


春でも夏でも、ところ構わず、ふくらはぎから下だけが妙に冷えるという、謎の現象。


いつものアイツ。


更年期障害の代表選手、『冷え』だった。


冷えは放置しておくと、『むくみ』となって、さらに私を苦しめる。


私はため息をつきながら、『アザミ専用』とラベルされた衣装ケースに手を伸ばした。


更年期の『冷え』に対抗するには、ただひたすら、物理的に温めるか、もしくは最終兵器『葛根湯』に頼るしかない。


外は春の陽気で汗ばむほどに暖かいというのに、なぜに私の足は冷えるのか。


衣装ケースから、『遠赤外線・靴下』を取り出す。


冷え必勝アイテム『遠赤外線・靴下』を履こうと、足先を靴下に入れかけた瞬間、私の視界が歪み──



私はまた、あの草っ原に立っていた。

(このタイミングかい!)


履こうと思っていた遠赤外線の靴下片足分だけを持ったまま、私は異世界へ飛ばされたのである。

(あ、メモとボールペンはポケットよ☆)



気がつけば、いつもの異世界の草っ原。

だけど、今回は何やら様子が違った。


いつもの青空は、鉛色の雲で覆われ、草っ原の草たちも、心なしか寒そうにしょんぼりしている。


そう、寒いのだ。


太陽が出ていないと、こうも寒いのか。
「まるで春の移り気な気候のようね☆」なんて思っていたら。


パリパリパリ……


白い霧が立ち込め、急激に地面が草ごとバリバリと凍りついていく。


「さ、さささ寒い!!」


薄ら寒かった気温が一気に下がり──まるで真冬、そう、これは正月明けの寒さだわ!!


冷気を含んだ白い霧が、辺り一面に立ち込める。


(いやいや、私、パジャマ一枚なんですけど!!!!)


私は、少しでも暖を取ろうと、遠赤外線の靴下を抱きしめた。暖かい……わけがない。


「ガシャン……ガシャン……」


ふと、霧で覆われた視界の前方から、さらに寒々しい金属音が聞こえてきた。



第3話の②:アザミ、重戦士ヒエ子に出会う


霧の向こうから現れたのは、全身を鈍く光る鎧で包んだ、ごつい人物だった。


だが、その鎧の着こなしがどこかおかしい。


肩や胸には、使い捨てカイロのようなものが無数に貼り付けられ、足元には毛糸の靴下を三枚履きしたような、異様に膨らんだブーツ。


「……ターゲット、確認。更年期レベル、計測中」


その戦士が、検品作業のような口調でボソッと呟いた。


「ちょ、ちょっと、あなた誰!? その格好、暑くないの?」


私が問いかけると、彼女は重い兜をゆっくりと脱いだ。


中から現れたのは、わたしと同年代くらいの、少し顔色の悪い……しかし、どこか知的な雰囲気を感じさせる女性だった。


「私の名はヒエ子。……冷え性属性の、重戦士」



彼女は、ガタガタと震えながら、背負っていた大きな物干し竿を地面に突き立てた。


左手に持っている盾には、大きく『温』と書かれている。


私は素早くメモを取り出し、目の前に現れた人物のことを記した。


(じゅう、戦士……ヒエ、子……『温』……✏️)


「アザっち、だよね? 伝説の……おたま勇者」


(アザっち……✏️)


アザっち!?


50年生きてきて、そんな軽薄な呼ばれ方をしたのは初めてだ。


「 アザっちって! 私はア・ザ・ミです!」


「……細かいことは、いい。それより、来る。……冷えの化身、アイス・アンクル・バットが」


足元の氷がさらに広がり、私のスリッパが地面に張り付く。ヒエ子は、震える手で物干し竿を構えた。


な、なに? 今なんて言った?


突然の冷気で、メモ用紙とペンのインクまでもが凍りつく!



(どうしよう、まだメモできていないのに)


ヒエ子が緊迫する横で、私は凍ったペン先に熱い吐息を吐きかけた。


というわけで、新しい仲間(?)のヒエ子さんと出会ってしまいました。


彼女、なんだか言葉が独特で、私のことを「アザっち」なんて呼ぶんです。


果たして、このキンキンに冷えた足元で、私たちは戦えるのでしょうか。

私は無事、新しい出来事をメモできるのでしょうか。




次回は、いよいよこの氷のコウモリとの激闘をお届けしますね!


それでは、今日はもう疲れちゃったので、このへんで。


更年期になってから、すぐ疲れちゃうのよね。あーあ。😀 ミ☆


アザミ@異世界転生中
50歳パート主婦。ただいま異世界転生中😀


アザミっ娘@大学生:34分前
なになに?急展開じゃんw
ヒエ子さんって新キャラ登場?
お母さん、「仲間」できてるwwww

赤いきつね:30分前
アザミさん、こんにちは!
新しい仲間との出会いがあったんですね。
パジャマ一枚で氷の世界……
風邪などひかれませんように。

アザミ@異世界転生中:6分前
赤いきつねさん、読んでくださってありがとうございます😀
そうなんです、またパジャマ姿で……
やだ、恥ずかしいわ😓

アザミっ娘@大学生:3分前
お母さん、ウケるwwww

noteコメント欄

#更年期 #異世界転生 #重戦士ヒエ子 #冷え性 #遠赤外線の鎧 #アザっち

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