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【#創作大賞2026】#8 更年期ファンタジー 聖ホルモーニア・クエスト ~お母さん、今日も転生したの?~

▶第1話から読む


こんにちは😀
異世界転生中のアザミです。


★前回までのおさらい★

3回目の異世界は、正月並みに真冬の草っ原に転生しました。

(転生って言葉の使い方、これで合ってるかしら?☆)

真冬みたいに寒かったのは、モンスターのせいみたいだけど、とにかく、私はパジャマ一枚で激寒でした🥶

そんな中、遠赤外線仕様の鎧を着た、

冷え性だという重戦士ヒエ子さんが霧の中から現れて、

初対面でいきなり「アザっち」呼ばわりしてきました。


「何者なのか?」とか、「アザっちはねーだろ!」とか、いろいろ言ってやりたかったけど、私たちの足元は氷でカチンコチン。

アイス🍧とバット(野球⚾?)がどうのこうのってモンスターの仕業らしい。


というわけで、


アザミとヒエ子、大ピンチ!の続きです☆


第3話の③:アザミ、氷のモンスターと戦う


「キィィィィィッ!」

頭の上に凍ったコウモリみたいなお化けがいた。



(これがアイスとバットなのかしら?)


ヒエ子がこのモンスターの名前をつぶやいていたが、メモ帳もペン先も凍りついているから、メモができないでいた。


空を舞う氷のコウモリが、私の足首めがけて、業務用冷凍庫並の冷気を吹き付けてくる。


ヒエ子は物干し竿のような武器を必死に振り回すが、足元が地面に凍りついて思うように動けていない。


「……ターゲット、凍結中。……アザっち、その装備、見せて」


ヒエ子が震える手で、私が胸に抱きしめていた『遠赤外線・靴下』を指差した。


「これ? 履こうと思ったところで、こっちの世界に飛ばされちゃって、片方しかないのよ」


「……不完全。……それは『遠赤外線・アーマー』の片欠け。……左右が揃わないと、共鳴が起きない。……ただの、布きれ」


「ただの布きれ!?  これ、8800円もしたのよ!? 通販で8800円! 送料は無料だったけど、8800円をバカにしないでちょうだいっ!」


私は、8800円の遠赤外線・靴下をせめてもと、右手に装着した。……ちょっと手が温かい😀

「……ガタガタガタガタ……」


ヒエ子の口から、震える音が漏れる。見れば、寒さで顔が真っ青だ。これほど青白くなっている人を見るのは初めてかもしれない……。


氷のコウモリの羽ばたきが、さらなる冷気を吹き付ける。


このままじゃ、ヒエ子も私も冷凍食品になってしまう。


「💡」


その時、私の脳裏に、パート先での出来事がフラッシュバックした。



──冬の厨房。


コンクリートの床から這い上がってくる、刺すような冷え。


そんな時、ベテランのパート仲間が教えてくれたのだ。



『アザミさん、足首のここをグイッと押すと、血が巡って温かくなるのよ──』


💡💡💡


私はすかさず、持っていたおたまを逆手に持ち替えた。



「ヒエ子さん、ちょっと失礼するわよ!」

ヒエ子の分厚い靴下みたいなブーツをめくって素肌を出す。



「……え、アザっち、何……?」


私はヒエ子の足首、

内くるぶしの上にある【三陰交(さんいんこう)】


というツボに向けて、おたまのステンレス製の柄を、渾身の力で突き立てた!


「ぎょえぇぇぇぇぇ!!!!」



ヒエ子の絶叫が、凍りついた草っ原に響き渡る。


「アザっち、痛い……!痛い!!」

「ちょっと我慢しなさい!」



「アザっち、痛…… あ、あれ? 」


おたまの柄でグリグリやられたヒエ子の足元から、シュウシュウと湯気が立ち上り始めた。


「なにこれ……アザっち、私の足首が、熱い……! 血が通いはじめて……燃えるよう……!」

ヒエ子が持つ物干し竿までもが、赤く輝き始める。


「これが主婦の知恵ってもんよ!」


私は自分自身の足首にも、おたまの柄を押し込んだ。


激痛。


涙が出るほど痛い。


だが、それと引き換えに、足元の氷がみるみる溶けていく。


「おみゃーさん! ええ感じだわ!!」



どこからかヨシエの声が響く。


私は自由になった足で地面を蹴り、おたまを大きく振りかぶった。

ヒエ子も同時に物干し竿を構える。


「パコォォォォォン!!」


私のフルスイングが、低空飛行していた氷のコウモリに直撃!

ヒエ子の物干し竿が、その横を空振りする。


「カシャーーーン……❄️」


氷のコウモリは、おたまの直撃で粉々に砕け散り、氷の破片となって霧散した。


というわけで、おたまの「柄」の使い道を新発見してしまいました。


ツボ押しって、異世界ではこんなに威力があるんですね。

でも、できれば痛くない方法で助かりたいものですが。



そして次回の予告です。

次回は、なんと!
初のクエスト編です!

(クエストって何かしら? 娘に聞かなくっちゃ)


まだまだ異世界転生初心者マーク🔰は外せなさそうですね笑

それでは、今日はこのへんで。

明日のパートに備えて、バスクリン入りのお風呂でしっかり足を揉みます 😀 ミ☆


アザミ@異世界転生中
50歳パート主婦。ただいま異世界転生中😀


アザミっ娘@大学生:1時間前
激痛マッサージwww
ヒエ子さん、役に立ってなくない?
ウケるwwww
お母さん、がんばれー👊

アザミ@異世界転生中:38分前
そうなのよ、物干し竿が赤く光ったから、
すごい攻撃してくれるのかと思ったら、
空振りで終わったのよ😡

赤いきつね:21分前
アザミさん、こんばんは!
すごいですね!
アザミさん、すごい知識を持っていらっしゃる。
私の肩こりも治してほしいものです(苦笑)

アザミ@異世界転生中:8分前
赤いきつねさん!
今日もコメントありがとうございます😀

肩こりにお悩みなんですか?
わたしも肩こりひどいんですよ。
肩に岩が張り付いているみたいで、
マッサージ屋さんにも
「すごい肩凝ってますね」って、いつも言われるんですよ。
娘に肩もみを頼むんですが、全然やってくれなくって……。小さい頃は喜んで肩もみしてくれたんですけどねえ。

あら。なんの話だったかしら?

アザミっ娘@大学生:1分前
コメント長過ぎwwwww

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#更年期 #冷え性 #三陰交 #おたまの柄 #異世界転生

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