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nekonosara
天声トラ語|日高先生のような人に出会いたかった
かくかくしかじか東村アキコ先生の漫画。これは高校生だった頃のコミックエッセイ。美大に通うために通った絵画教室の日高先生の話。
これは創作やってる人なら、全員刺さるんじゃないかな。東村先生は漫画家になりたくて、絵をデッサンを毎日毎日描かされて、泣いても叫んでも「描けー!」と言われ、下手だ全然なってないと罵られる。実写化もするから見て欲しい。
私はこの物語がお世話になった恩師が死んだから、泣いたのではない。私自身を思ってくれる日高先生のような熱い恩師に出会えなかったから、だ。私には根性が無い。物語でお金を頂きたいと思いつつも、書けない、書けないと嘆く。アイディアが浮かばない、良い表現が出来ない。挙句の果てには読まれないのに書く意味はあるのだろうか、と放棄する。
私には全てを捨ててでも叶えたい願いなど無かった。のらりくらりと仕事をしてお賃金を頂き生きてきた。食べ物に困らず、寝る場所があればそれで良いと思ってる。でも、思い知らされた。本当の私は書きたいんだ。日高先生のように、口が悪く人を落ち込ませても、「書け!」と言われたかったんだ。
そんな指導者に出会いたかった。何かのプロになるには本人の努力はもちろん高確率で良き指導者が側にいる。私もそんな指導者の元、何かに没頭したかった。一生懸命になりたかった。
叱られるうちが花とはよく言う。今からでも『書け!』と言ってくれる存在と共に、死ぬほど書いてみたいものだ。
(603文字)
とにかく良かった。落ち込んだら、また読もう。そして今日も書こう。
#天声トラ語
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