『きょうりゅうゆうえんち』『つきのこうえん』──夢を旅する2冊の絵本
初めましての方も、
前回の記事を読んでくださった方も、
おはようございます。
数ある記事の中から、
お越しくださりありがとうございます。
前回の記事では、
ハロウィンが楽しみになる絵本をご紹介しました。
開催期間があと1か月ほどになりました大阪万博。
今回は公式キャラクター『ミャクミャク』の
デザインを担当(代表)された、
山下浩平さんの絵本をご紹介します。
あのキャラクターを
生み出したデザイナーさんの絵本が気になる方、
遊園地がテーマの絵本が気になる方、
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
きょうりゅうゆうえんち

きょうりゅうゆうえんち
作・絵:やました こうへい
ポプラ社
(内容紹介)
恐竜が大好きな少年が、
ある日、不思議な招待状を受け取ります。
そこに書いてあったのは、
「きょうりゅうゆうえんちへのしょうたいじょう」。
「だれかのいたずらかな…?」
と疑っていましたが、
その夜、本当にプテラノドンが家に迎えにきます。
はたして、「きょうりゅうゆうえんち」とは、
どんな場所なのでしょう?
少年と恐竜たちの心の交流をえがいた、
あたたかな物語。
100種類以上の恐竜と大昔の生き物が登場し、
縮尺もリアルに表現した
大迫力の絵が最大の見どころです。
登場人物といっしょになって
不思議な遊園地の世界をお楽しみください。
かわいらしいイラストに反して、
遊園地の作りこまれ方、
恐竜の細部の描かれ方が
非常に丁寧で、
見ごたえのある作品です。
私は情報量の多い絵本が好きなので、
非常にはまりました。
バンド・デシネ
(フランス語:bande dessinée)
のようなコマ割りが
デザインとしての美しさと
大人も楽しめる絵本に昇華しています。
1回読むだけでは、
非常にもったいない。
何度も読んでも、
都度新しい発見があり、
繰り返し読みたい絵本です。
ポプラ社 こどもの本編集部 様に
作者の やました こうへい さんの
インタビュー記事がありました。
絵本の質感もわかりますので、
ご興味のあるかたは、ぜひご覧ください。
恐竜の絵本はこちらもおすすめです。
つきのこうえん

つきのこうえん
文:竹下文子
絵:島野雫
PIE International
(内容紹介)
つきの こうえんに あそびに こない?
圧倒的な画力で描く、満月の夜のふしぎな物語
るなちゃんは寝る前に
おかあさんに本を読んでもらうのが大好き。
でも、今夜はおかあさんがなかなか来てくれません。
すると、窓の外に男の子が現れて、
つきのこうえんに遊びに行かない?
と誘います。
るなちゃんは、ふわんと空に浮かびます。
そこは、パジャマ姿の子どもたちが集まる
ふしぎなこうえんでした。
「夢のような遊園地」つながりで、
もう一冊ご紹介します。
タイトルは「つきのこうえん」ですが、
その場所は、
アトラクションのようなブランコや
パレードもある、
こども夢がたっぷり詰まった
テーマパークのような公園です。
窓からやってきた小さな男の子に
誘われて、るなちゃんはお出かけ。
その様子は、可愛らしいデートを
のぞき見しているみたいでほんわか。
圧倒的な画力で、
柔らかに幻想的に描かれた世界。
そして、どこか
ミスドの昔のパッケージを思い出すような、
小さな男の子の表情。
その組み合わせが、不思議と
甘い香りを運んできてくれるような気がします。
クロネコの『みも』がついてくるのが
良い味を出しています。
『つきのこうえん』に到着後、
見知らぬ場所で『みも』を
ぎゅっと抱きしめる描写に、
るなちゃんの好奇心と、
ほんの少しの不安がにじみます。
帰る時の『みも』の表情は、
とってもリアルで必見。
作者の方は、
絶対猫が好きだと確信できます。
お母さんの読み聞かせがなくても、
るなちゃんは1人で寝られた、
と、小さな成長を感じられ、
気持ちの良い読後感を味わえました。
うちにも「みも」みたいな黒猫がおります
PIE Internationalさんの
公式ホームページに
作者様のインタビュー記事があります。
ぜひ、こちらもご覧くださいませ。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました!
いかがだったでしょうか。
今日ご紹介した絵本が、
小さな彩りを添える一冊となれば
嬉しく思います。
次回の更新もお楽しみに。
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