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「書きたいけど書けない」時期にした7つのこと

うまく書けない時期は、書き手にとって街灯のすくない夜道を歩くようです。

一つずつ灯りの下を踏みしめながら、いつ帰ることができるのだろうと、心許ない足取りで進んでいく。

今年の夏は、そんな「書きたいけど書けない」時期でした。

8月中旬頃から活動を見直し、運営しているWebマガジン「テラス手帖」を休止していました。

一時は「また以前のように書けるんだろうか」と不安ばかりが渦巻いていましたが、幸いテラス手帖は今月下旬再開の運びとなりました。
私自身も書く気力が90%くらい戻っています。

今回は休止中、もがきながらしたことを7つご紹介します。

これまでどう過ごしていたのかご興味がある方や、スランプ・ライターズブロック・とにかく「書きたいけど書けない」と悩んでいる方がひとつでも参考になれば幸いです。

書きたいけど書けない時期にしたこと

①自分のために好きなことをする

まずは心の回復のために、記事のネタにする、SNSに投稿するといったことを一切考えずに、好きなことをしました
私の場合は主に手帳を書くことです。

これまでは、紹介できそうなことは記事に昇華できるよう突き詰める、サンプルを作るのが日常茶飯事。
そういった後々のことを脇に置いて、純粋に手帳の書き方を調べたり、工夫したりする時間が癒しでした。

また、モーニングページやジャーナリングで自分の気持ちをほぼ毎日書き留めていたため、書くことから完全に離れずにいられたのが大きかったです。

②スタエフで考えていることを話す

外で働くことを視野に入れた際、喋る練習をしたいと思いスタエフ(音声配信)を再開しました。

一時期自信が持てないのが原因で休止していたため、再開にあたりスムーズに喋れないコンプレックスを「考えて言葉を選んでいる」と置き換えたことで楽に話せるように。
変わらず聴いてくださる方がいるのも大きな支えです。

喋る練習だったものの、気づけば手帳や文具のことを話しており、テラス手帖再開後のネタづくりも兼ねて継続しています。

③完全に趣味でインスタに投稿する

スタエフで「話す」ようになると、しばらく離れていた手帳デコ・コラージュをしたくなりました。

せっかくなので、更新する気分になれず連絡手段と化していたインスタに何週か投稿。

アカウントを育てたいとかではなく、ただ見てもらい、自分もほかの人も癒されたら……程度の気持ちでした。

結局投稿は途切れてしまいましたが、②と合わせて「書く」以外の表現を楽しむことが必要だったと振り返っています。

④普段見ない情報に触れる

ここまでで「表現する喜び」を取り戻したものの、「書く」となるとどうしても以前のような発信をする気になれませんでした。

モチベーションが上がる情報はないかと、藁にもすがる思いで検索をかけ、観たのが「中田敦彦のYouTube大学」

チャンネルの存在は知ってはいましたが、見たことない!
誰かと一緒に見るわけでもないのに、妙な恥ずかしさがありました。

ですが内容は濃く、熱心にメモを取りました。
ビジネス書をベースに、個人的な意見や経験談も交えているため情報の質は高かったです。

私の場合はモチベ以前の問題だったため、即効性はありませんでしたが、回復してきてからは見た内容をいくつか活かしました。

⑤現状をさらけ出す

「書けないなら、書けないことを書こう」といった投稿をnoteでよく見かけます。

自分で悩んでいるだけでは堂々巡り、書くことに関して込み入った話をできる人があまりいない。
そんな状況も相まって、思い切ってnoteで心情を吐露しました。

読んだ何名かの方が温かい言葉をかけてくださり、ほかの人から受け止めてもらえることで癒える傷があるのだと実感したのです。

また客観的な感想から、思うように書けない状況でも一定の水準を保てていると気づけました。

⑥普段と違う環境に身を置いて、本音に耳を澄ませる

それでも急に書けるようにはなりません。
何か障壁があるのかもしれない。書けずにどん詰まりだったある日、ウォーキングに行きました。

普段と違う環境、特に自然のなかにいると心の声=本音が浮かび上がってくることがあります。

歩きながら考えていると、ふと「自意識が邪魔をしていたのではないか」という仮説に行き当たりました。

「テラス手帖はボリュームのあるまとまった記事を出さないといけない」
「再開後、以前のような反応が得られなかったらどうしよう」

今まで積み重ねてきた記事のプレッシャー。
リニューアルのつまずきから来る軽いトラウマ。
これらの障壁に阻まれて筆が進まないのだと気づきました。

⑦今の自分に合わせてハードルを低くする

過剰な自意識に気づいてからは、どうすれば楽にできるか考えたり、情報を集めたりしました。

まずは無理に書こうとせず、引き続き読書やゲーム、アニメなど別のことで気分転換。

また、私は「〜すべき思考」にとらわれ、自分でハードルを上げていました。

以前とは調子が違うのを自覚し、今の自分に合わせてハードルを低くすることに。

・スタエフの文字起こしから記事を作る
・更新頻度を下げる
・軽めの記事を交える

これらの方針が固まったら、すこしずつ記事作りを再開。
一気に仕上げようとせず、時間をかけてでも完成させるのを目標にしました。

すると徐々に調子が戻り、再び「できる」感覚が自然と戻って来たのです

結果、予定していた秋のうちにテラス手帖を再開。
お祝いなどのありがたい出来事もあり、また一つずつ書いていこうと思えました。

スランプの渦中にいると、抜け出した後の自分が見えずドツボにハマっていくことが多いです。

そういうとき聞きたいのはおそらく、抜けた後の爽やかな気持ちではなく、渦中で足掻いていた心境や「這い上がる過程」です。

この2ヵ月はプライドを砕かれたものの、これまで述べた過程を経て、以前よりしなやかな書き手になれた手応えがあります。

回り道は、近道よりも得るものが多い。
スランプの先は、必ずまた書けるようになります。


なお、一部の話はこちらの音声配信が元になっています。


※ヘッダー画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。ありがとうございます。

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