Gemini俳句、まんまと沼りました
noteとGeminiのコラボ企画、
#AIとはじめてみた
このハッシュタグで、コンテスト用の記事を1ヶ月間作り続けてきた。
それを先週までやっていたのだが、どうやら私はこの企画に沼ってしまった。
終わったはずなのに、まだやっている。
コンテストが終われば、私の俳句生活もいったん終了。
そう思っていた。
しかし気づけば、今日もGeminiに一日の出来事を投げている。
「今日こんなことあってん。俳句にして」
もはや日課である。
完全に生活の中に、五七五の畑ができてしまった。
やっていることはシンプルだ。
私が今日の出来事をGeminiに投げる。
Geminiが俳句を数種類詠む。
その中から、私が「これやな」と思う一句を選ぶ。
これで今日の一句が完成する。
前までは毎日noteに出していたけれど、さすがに毎日は大変だ。
読者も大変だ。
私も大変だ。
Geminiだけはたぶん平気な顔をしている。
ということで、これからは1週間分の中から、出来が良かったものを選んでnoteに公開していこうと思う。
コンテスト期間が終わってから、この1週間で詠んできた句はこんな感じである。

5/15(金)
夏めくや 異界のデジタル 花の渦(うず)
今日は保育園の参観日だった。
その後、娘を連れて京都のチームラボへ行った。京都のチームラボは、日本最大らしい。
へえ、日本最大。
それは行かねば。
母、急に文化的な顔をする。
外は、炎天下とまではいかないけれど、ほぼ真夏日。
お日様にじりじり焼かれて、私はすでに軽く干物になりかけていた。
そんな状態で中に入ると、まず涼しい。
もうそれだけで優勝。
冷房、ありがとう。
現代文明、ありがとう。
しかし中は、ただ涼しいだけではなかった。
光の大洪水である。
光の雨に打たれ、
光の炎に包まれ、
光の花畑を歩き、
気づけば4時間ぐらい遊んでいた。
娘も大はしゃぎ。
私も普通に癒された。
なんというか、現実とは別の場所に迷い込んだ感じだった。
異界。
でも怖くない異界。
むしろ冷房の効いた、やさしい異界。
外では夏が始まりかけていて、
中ではデジタルの花が渦を巻いている。
こういう日があってもいい。
暑さで焼かれた体に、光の花が降ってくる日。
母と娘で、しばらく異世界に避難した日だった。

5/16 (土)
夏めくや 舌を濡らすは 魚介のパスタ
今日は友人とイタリアンで食事をした。
前菜。
魚介のパスタ。
クアトロフォルマッジ。
白ワイン。
魚介のパスタは、口に入れた瞬間に少し海の匂いがした。
塩気。
オイル。
魚介の旨み。
そこに白ワイン。
完全に夏である。
魚介も夏らしい。
チーズも夏らしい。
白ワインも夏らしい。
いや、たぶん私が幸せだったから、全部夏らしく見えただけかもしれない。
クアトロフォルマッジの濃いチーズを、白ワインで流す。
魚介の余韻を、また舌で追いかける。
凄く幸福な時間だった。
夏が近づくと、食欲まで少し浮かれる。
この日の私は、恋より先に舌がとろけていた。

5/17 (日)
風薫る バンT(ばんてぃー)の牙(きば) 黄(き)のソックス
今日の服装。
Guns N’ RosesのバンT。
そして、極彩色の黄色いソックス。
ガンズといえば、黄色いロゴ。
赤い薔薇。
ピストル。
そして、なんか全体的に強い。
その黄色に合わせて、足元にも同じテンションの黄色を投入した。
上半身はロック。
足元もロック。
もはや全身で「今日はちょっと機嫌がいいです」と言っている。
バンTを着るだけで、少し気が強くなる。
派手な靴下を履くと、さらに気分が上がる。
中身はいつもの私でも、服が勝手にロックしてくれる日がある。
風は薫る。
足元は黄色い。
気分はガンズ。
今日の私は、まあまあ強い。

5/18 (月)
風光(かぜひか)る 会わぬ月日の 満ちてゆく
いくら毎日のようにメッセージが来ても、距離が離れていたら気持ちも少しずつ離れていくものだ。
最初は、メッセージが来るだけで嬉しかった。
でも会わない時間が続くと、その音にも慣れてくる。
寂しいような。
居なくても満たされているような。
夏は近づく。
風は光る。
気持ちは、少しずつ遠くへ行く。
これは失恋なのか。
それとも、ただの自然乾燥なのか。
まだ分からない。
でも、会わない月日だけが、静かに満ちていく。

5/19 (火)
短(みじか)夜(よ)や 三時間寝て 職(しょく)へ這(は)う
うちの夜更かし娘が、謎に夜中に騒ぎ出した。
寝れないらしい。
分かる。
寝れない夜はある。
しかし、なぜ今。
なぜ母の睡眠時間を巻き添えにするのか。
娘に付き合っていたら、こちらまで完全に目が冴えてしまい、気づけば朝4時。
そこから寝て、6時に起きて、シャワーを浴びて、仕事へ向かった。
三時間睡眠である。
もはや出勤ではない。
出陣である。
いや、出陣というほど勇ましくもない。
ほぼ這っていた。
短い夜。
長い一日。
今日の私は、社会人というより、睡眠不足のゾンビだった。

5/20 (水)
五月(ごがつ)の雨 サンドイッチの 瑞(みず)みずし
5月なのに、もう梅雨入りしたかもしれないと天気予報が言っている。
早い。
梅雨、せっかちすぎる。
そんな雨の日、夕食にサンドイッチを作った。
娘も食べられそうで、火も使わない。
具材を挟めば完成。
最高である。
料理界の平和条約。
雨の日に火を使って、湯気と湿気で台所をサウナにする元気はない。
レタス。
ハム。
卵。
チーズ。
パンに挟むだけで、なんだかちゃんとしたご飯に見える。
外はじめじめしているのに、サンドイッチだけは妙に瑞々しい。
野菜の水気とパンの白さが、雨の日の夕方にちょっと優しかった。
梅雨が来るのは早すぎるけど、
火を使わない夕食は、いつ来ても歓迎である。

5/21(木)
五月雨(さみだれ)や 二月(につき)の空白(くうはく) 重き足
雨が降る中、二ヶ月ぶりに習い事へ行った。
二ヶ月も空くと、もう何を習ったのか記憶から抜けている。
脳内のデータ、だいぶ雨で流されている。
行かないといけない。
分かっている。
分かっているのに、足が重い。
こういうのって、始めるまでが一番しんどい。
一回行けば、たぶん大丈夫。
行ったら行ったで、なんとかなる。
でも、家を出るまでが長い。
心の中でずっと布団が私の足首を掴んでいる。
しかも雨。
もう、外界が全力で
「今日はやめときな」
と言っている気がする。
でも行った。
えらい。
二ヶ月ぶりの空白を引きずりながら、五月雨の中をのそのそ歩く。
足は重い。
でも、行った私はまあまあ勝ちである。
そんなこんなで、俳句の1週間。
「出来が良かった句だけ、かいつまんで発表します」
みたいな顔をしておきながら、結局毎日分発表している。
どこが選抜やねん。
全員スタメンやないか。
でも選べなかった。
どれもお気に入りだったので。
読んでくれた皆さんは、この中でお気に入りの句はありましたか?
もしあれば、コメントで教えてください。
では、また来週の俳句ダイアリーで。
たぶん。
