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「もう大人のことで悩みたくない!」から1年半。全職員で叶えた『子ども主体』の保育改革全記録」


アンケートから始めた全職員主体の働き方改革&保育の質向上

方法は改めて別の記事で書いていこうと思いますが、職員全員にアンケートを取り、園の方向性と職員個人の自己実現を考えていきました。
それをもとに、『目指すべきところ』と『今の課題』を明確にした上で、現状の物的環境、言葉掛け、活動内容、生活の流れ、時間、行事の有無や内容、それまでの運び、全てをその軸(理想)に向けて調整しました。
様々な職員がいて、色々な考え方がある中で、たくさんの課題の中で実現できたことをまとめていきたいと思います。
これらは、半年〜1年半の間に実現したことです。


マネジメント実践記録

●ノンコンタクトタイム導入による残業大幅減
●有休消化率100%(平日に取得)
●有給取得理由を告げる慣例の廃止
●9連休可能
●自分や家族の体調不良の際は無理なく休めること
●生理休暇を実際に使用、気兼ねなく使用する風土づくり
●会議内容の見直し(連絡系統を見直し、連絡は会議以外で、会議は子どもについての話し合いにあてられるように)
●職員アンケート、非常勤会議による、働く全ての職員が意見を出すことができる仕組み
●非常勤職員も園内研修に参加、意見交換することで保育内容の理解を深めて統一、職員総主体のマネジメント

1番変わったことは、職員一人ひとりの「主体性」考え方が違うと摩擦を恐れて我慢をしていた風土から、課題を議題にあげたり、試行錯誤したりと、ノンコンタクトタイムにクラスの課題について本を開いて勉強をする職員、子どものポジティブな姿を盛んに伝え合う休憩室、明らかに軸が生きている状態になりました。

保育の実践記録


●行事の有無や内容についての大幅な見直し
(保育の質向上×保育者の負担減×保護者の方との共通理解)
●食べることが楽しい!を1番大切にできる時間(毎日の楽しくて応答的な雰囲気の中で、自分の食べられるものと食べられる量を知りながら、間接的な経験や成長で食べられるものを増やしていく)
●安心した休息時間
(自分の体の眠気や疲れを感じて、不必要に同じ場所で何もしない時間を減らす)→幼児クラスは保護者と相談の上、午睡なし〜短時間で個別対応
●その他
保育方法の見直し→   統一 →連続性

before   一斉に排泄を促すクラスがある
 →after   個々の排泄感覚を大切にする
    強制せず自己決定と結果のフィードバック
    人としての尊厳であることを伝える

before   毎月クラス全員同じ制作物をする
  →after  個々の興味関心を引き出す
      制作への意欲が高まる環境へ
     (一斉から機会提示へ)

before   慌ただしく戸外活動へ行くクラスがある
   →after  生活場面にも十分に時間を割き
      子どもたちの″今″を大切にする
    (散歩準備や手を繋ぐ友達を決めるなど)

before   全員同じ午睡時間
   →after   個々に合わせた午睡時間
       静の活動で充実の時間へ

before   運動会を目指した練習
   →after  興味から活動へを徹底
      通過点としての楽しむ運動会
      運動会後まで子どもからやりたいの声

before   注意、叱る保育者多
    →after  肯定、非審判的態度、
        対話、可視化、ロールプレイ、
       非審判的フィードバック
       タイムイン、などの技術で
  ★内発的動機づけに基づいた成長サポート
  ★本質的介入と自律的集団へ

それらを可能にした土台作りとは


★保育士としての自分の権利と子どもの権利をどちらも知りながら、難しい部分は職員が自分ごととして捉えチームで試行錯誤する姿勢づくり

★保育士の権利と子どもの権利を改めて伝えることと、それを実現させる方法の話し合い、それを実行した後のフォロー、主任やミドルリーダーがモデルになること、それぞれの意見を大切にしながら子どもにとって最善の利益を模索すること

★職員が見守られ、応援される環境をつくったこと

これらがあってこそ、表面的ではなく連続性のある主体のサイクルで、保育の質の向上が常にアップデートし続ける園になりました。

得られた保育士の専門性向上サイクル

①発達理解
②課題共有
③子ども主体
④課題に対するきっかけにアンテナを
⑤チャンスにアプローチ&観察
⑥トライアンドエラー
⑦対応と反応を共有→①発達理解
⑧長期視点で見守る

これ以前の園での私の口癖は「も〜大人のことじゃなくて子どものことで悩みたいのに〜!」でした。
大人同士の課題が解決しないと子どもの課題に取り掛かられない、そんな状況に見覚えはありませんか?
毎日子どものことを考える先生たちとともに過ごす日々は、悩みはたくさんあっても、とても充実して、みんな笑っていました。

『こどものことで悩める保育園』は、保育士の本望なのかもしれませんね。
こちらもぜひご覧ください!

肯定と興味から生まれる心と学びについて、これからどんどん書いていこうと思います!

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