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短歌十六首 【2025年12〜2026年2月まとめ】
【2月まとめ】
壁ぎはの蜘蛛の子 ちひさいちひさいね わが子とおなじ高さで見上ぐ
(2月10日京都新聞 京都文芸歌壇 吉川宏志選佳作)
一年に一度おほきく深呼吸にほの浦風春に照り映ゆ
真夜中のUFO焼きそば冬の夜の不在は決してさみしくはない
一粒のメンタルバランスチョコレート忙しき夜の血肉とならむ
三首連作「剝落」
わたくしの人生が剝がれ落ちてゆく錆びれた羽に枷は重たく
青い鳥飛び立ちにけり純白の雪踏み荒らす足跡あまた
白雨降る崩れはじめる日常にとりもどせない命の一部

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【2026年1月まとめ】
しあはせの白き花びらを天使の羽根だといひてポッケに仕舞ふ
冴ゆる影分かち合ふことできずとも真白の夜をふたりで歩く
源氏パイちやうだい いいよ 端つこの甘いカリカリくれるやさしさ
鍵穴の奥でさみしく泣いてゐるあの日のぼくにあげるミルキー
(コトアム)
髪留めをなほす仕草よ後れ毛に夏の名残の珠ひかりたる
(第8回飛騨・神岡短歌コンクール「女神に贈るラブレター」一般の部 佳作)
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【2025年12月まとめ】
こなごなに砕けてわれは冬の海にどこまでも降る雪になりたい
わが夫はこだはり捨てて子どもらにほほずりをするために髭を剃る
親不孝者とつめたく殴られてゐるやうな気がした 冬の雨
守られぬ指きり 今宵あをざめた月のひかりの抱き心地を知る
(#ささくれ短歌 投稿作品)
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