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退職の予感!第3のブラック企業

転職の多いわたしは、これまでいろいろな会社のことをネタにしているが、前職のことにはまだ触れていない。独立したときのパートナー候補と考えているので、余計なことが書けないという事情がある。あえて書きたいことがあるとすれば、「退職の予感」についてだ。

余計なひと言かもしれないが、わたしの中では全力で安全地帯の「恋の予感」がかかっている。

それは、わたしが数々の転職を繰り返したがゆえに獲得した感覚かもしれない。会社を辞めるとき、当然、退職を決意する瞬間があるわけだが、そのもっと前に「辞める予感」がすることがある。

前職は1年ちょっとしか在籍しなかったのだが(過去2番目のスピード退職)、入社した日のことを今でもよく覚えている。

総務の女性から簡単な入社ガイダンスを受け、初日なので、いろんな人にあいさつをした。「✕✕です!本日付で入社させていただきました!よろしくお願いいたします!」
わたしは、そんなキャラでもないのに、その日はやたら明るく愛想よく挨拶をした。いっぽう、冷めた自分が自分を見ていた。
「俺、こんなふうに明るく挨拶してるけど、きっと速攻辞めるんだろうな……」。
退職の予感は、入社と同時だった。

最短ルート! これにはさすがに自分も驚いた。わたしの経験と本能が、社内の空気感から情報を読み取り、一瞬で判断をくだしたということか。

結果、ここはびっくりするくらいのブラック企業だった。
わたしよりも先に辞めた体育会系の女性社員が、あるときに洩らしたセリフが印象に残っている。「わたしは、ずっとブラック企業を渡り歩いてるんですよ……」
たしかに彼女は、ブラック企業戦士に特有の「根性」という名のオーラをまとっていた。(株)ネオブラックは、そんな屈強な戦士すらも一刀両断で葬ってしまう。格が違う。
だが、わたしとて伝説の転職戦士。強者と強者のぶつかり合いが、あの初日の予感をもたらしたのだろう。

世の中には肉食系ブラック企業草食系ブラック企業がある。
肉食系は、世間のイメージどおりのブラック企業。わたしの転職遍歴でいうと(株)MVPパーティーがそれにあたる。

草食系ブラック企業は、いっけんブラック企業に見えないが、絶対に仕事をしてはいけない強力な磁力が働く。社員のやる気と能力をとことん奪い、市場価値ゼロの廃人にしてしまう恐ろしい企業だ。今度、小説の形で紹介しようと思う。

(株)ネオブラックはそのどちらでもなかった。
肉食系ブラック企業と違い、社員はみんな人柄がよい。能力もある。草食系ブラック企業と違い、役員はやる気がある。それなのにブラック化する。
わたしはオルタナティブ・ブラック企業と、新たな名を生み出すしかなかった。
詳細は今後解き明かしていきたいと思うが、簡単にいえば、人柄のよさとやる気が悪魔合体してしまい、まともな会社なら引き受けないような不採算の仕事をアホみたいに引き受けてしまうため、現場が地獄と化す。

社員はみんな震えていた。

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焔ふぁい|FIREの精霊 クリエイターであり続けたいー! が、整体に行かないと死ぬ。ポンコツゆえ、ポンコツゆえ、300円よろしくお願いしまーーす!