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アート鑑賞をさらに楽しむ「ワンカード戦略」

アート鑑賞の趣味を+300円でバージョンアップすることに成功した。

アート関係の記事は過去2回書いたが、かいつまんでお話しすると、美術館はパワースポットのようなもので、作品たちに触れると生きる力がみなぎる。その源は、アーティストの生きざま。

アート鑑賞は、趣味として一級品。良質な趣味の基準のひとつとして、受け身だけではなく、こちらからも働きかける「能動性」が必要になるが、アートは、こちらの教養を深めれば深めるほど、ばっちり輝きを増して応えてくれる。

良質な趣味の基準はこちらをご参照(↓)

というわけで、確実に三つ星の趣味なのだが、少し気になっていたことがあった。能動性は、今、説明したとおりの話なのだが、美術館を訪れる前にほぼ勝負が決まっている。

現地では、どうしても、こちらが圧倒的に与えられる側となる。与えられてしまうのだ。それが目的なので、それでいいといえばいい。相手は偉大なアーティストだ。こちらが太刀打ちできるものなど何もない。

それでいいといえば、いいのだけど、何か一矢報いることができないだろうか? あと一歩、能動性を発揮できないだろうか? 

そんなことを考えていて、実はそのアイディアは以前からあった。先日それをようやく実行できたので、ご紹介したい。

東京ステーションギャラリーで開催されたフォロン展。

20世紀後半のベルギーを代表するアーティストのひとりで、「タイム」など有名な雑誌の表紙を多く手掛けている。リンク先にいろいろ説明があるが、わたしの言葉で超圧縮すると「ちょっと面白いイラストを描く人」だ。

会場には、たくさんの絵画やイラストが展示されていた。わたしが思いついた「ワンカード戦略」とはこうだ。

展示の中から、ひとつの絵を選択する。ひとつでなくてもいいかもしれないが、できればひとつ。そのほうが難易度が上がる。

どういう絵を選ぶかというと、シンプルに自分が一番気に入った絵でもいいのだが、部屋に飾りたい絵、家族に見せたい絵。それらの総合点ナンバーワン。きっと、自分が一番気に入った絵とはちょっと違った選択になるはずだ。

自分のセンスを総動員して、たくさんの作品の中から一枚の絵を選択する。かなりの能動性を必要とする。そして、それは自分にしかできないことだ。アーティストの圧倒的なパワーに対し、「選択する」という自分の力をぶつけることができる。

会場の出口には、展示されていた絵のポストカードが売られているので、選択した絵画のものを購入する。会場によって多少価格は違えども、200円以下だ。

わたしが選択した絵、そのポストカードを100円ショップのフレームに入れたものがこの写真。合わせて300円程度。

かなり悩んだ。展覧会のメインビジュアルにも使われている作家の代表作を選びかけたけど、これを部屋に飾ったときに何度も観たいと思えるかな、とか、家族に見せたときに面白いと思ってもらえるだろうか、とか。

その結果、この夕陽の絵を選んだ。よく見るとハートの形になっている。観ていて飽きない素朴な絵だし、わたしにとってこの作家は「ちょっと面白いイラストを描く人」なので、その感じもよく伝わると思った。

美大出の奥さんと、小さな子供にウケたので、まずは1勝。


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焔ふぁい|FIREの精霊 クリエイターであり続けたいー! が、整体に行かないと死ぬ。ポンコツゆえ、ポンコツゆえ、300円よろしくお願いしまーーす!