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【IR分析 #531】 テルモ(4543) | いい銘柄を、安いときに買う | 2026.3期 IR情報から考える

2026/7/2 更新(以前の記事は有料部分)

いい銘柄(増益予想かつ割高でない)を株価調整局面で抽出し、反転の兆しでエントリーできるよう、IR情報(有価証券報告書・決算短信・決算説明資料)から、押さえておくべき以下のポイントを2分ほどで整理しています。



Q1 どんな会社で何がいいのか

医療機器や医療ソリューションをグローバルに提供。医療現場で使われるカテーテルや輸液・注射関連製品、血液・細胞治療関連機器など幅広い製品を展開し、治療から医療現場の課題解決までを支える。

売上は心臓血管事業が中心で、メディカルケアソリューションズ、血液・細胞テクノロジー、オーガンテクノロジーズが続き、地域別では米州が最大市場。価格政策による収益性向上やOrganOx社買収によるオーガンテクノロジーズ事業の拡大を強みとする。


Q2 経営環境は追い風か

世界的な高齢化や慢性疾患の増加、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療、デジタル技術の進展を背景に医療需要の拡大が続き、欧米を中心とした事業成長を見込む事業環境。中東情勢に伴う原材料価格上昇や米国関税などの影響を前提条件として織り込みながらも、売上・利益とも過去最高を更新。

新製品投入や生産・DXによるオペレーション改革、血液・細胞治療領域の拡大、供給体制強化、生産能力増強を進め、価格改定や事業再編によるコスト削減にも取り組む。さらに全カンパニーで一桁後半の売上成長と、オペレーション改善や新商品導入による売上以上の利益成長を目指す。


Q3 業績は伸びそうか

2026年3月期実績:増収増益
売上は、グローバルで医療需要が拡大するなか、米州を中心にTISやGBS、日本ではPSが好調に推移し、全体の増収を牽引。利益は、米国関税や一時費用の影響を受けたものの、売上増加や価格政策による収益改善で当期純利益を含め各利益が増益。オーガンテクノロジーズ事業が肝移植件数の増加と顧客基盤拡大を背景に高収益事業として成長。

2027年3月期予想:増収増益
売上は、医療需要の拡大継続に加え、既存事業の成長とオーガンテクノロジーズ事業の拡大により、全カンパニーで成長を見込む計画。利益は、価格改定や前年の一時費用剥落、事業再編によるコスト削減が寄与し、関税や原材料価格上昇を織り込みながらも当期純利益の増益を見込む。


Q4 会社予想は信用できるか

売上予想は前年実績比+9%で、直近5期の期初予想(異例値除く+1〜+10%)の上限付近。会社は売上環境を例年より積極的に見ていると考えられる。期初予想達成度は平均106%で、大きなブレはない。

純利益予想は前年実績比+22%で、直近5期の同レンジ(同+9〜+22%)の上限。会社は利益環境を例年より積極的に見ていると考えられる。達成度は平均98%で、大きなブレはない。


Q5 株式市場はどう見ているか

直近5期の安値・高値PER平均は26.2倍~40倍。市場は概ねこの水準で企業を評価してきており、割安水準を考える際の基準となる。ただし、ここから一時的・例外的な異例値を除く必要がある。

さらに、株価は利益(EPS)×市場評価(PER)で決まることから、各要素が変動するリスク要因を踏まえ、割安水準を基準より高めに見るか、低めに見るかを考える必要がある。


この先では、割安水準とリスク要因を整理しています。これにより、割高でのエントリーを回避しやすくなります。

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本記事は銘柄推奨ではありません。内容や数値に誤りがある場合や、予告なく修正・変更する場合があります。

分析の趣旨や考え方はこちらをご覧ください。


Q6 いまの株価は割安か

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