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【#35】映画memo『落下の王国 4Kデジタルリマスター』

スキマからこんにちは。
映像美と音楽をとことん愉しめる一本を観てきました。
 
2006年に初公開された『落下の王国』。
私が劇場で観てきたのは、2025年11月21日から全国公開されている4Kデジタルリマスター版です。
 
ターセム監督が私財をはたいて作ったらしい本作。
豪華絢爛ぶりに驚いた下世話な私は、19年前の公開時の数字を調べてみました。45億円かけて6億程度の興行収入でした(※誤っていたら申し訳ありません)。
ぶっちゃけ大爆死。でも今回は盛り上がっているらしい。
では、感想まいります。
 
※展開がわかることが嫌な方は、鑑賞後にお読みいただけるとうれしいです。

あらすじ

時は1915年。映画の撮影中、橋から落ちて大怪我を負い、病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、木から落ちて腕を骨折し、入院中の5才の少女・アレクサンドリア。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。
それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせて悪に立ち向かう【愛と復讐の叙事詩】―。

公式サイトより

この映像美、もはや“事件”

まぁーセットもロケも衣装も素晴らしいこと!
なんでこんな作品を私は平気でスルーしていたんかね、と思ったら2008年日本公開。己が思いっきりドラマや映画を作っていた忙しい時期でした。それにしても2006年に初お目見えして世界各国で公開されたのが2008年ってなんか少し不思議よね。相変わらずどうでもいいことが気になっちゃいます。
 
話を戻すと、CGをほとんど使わずに4年かけて撮ったらしい。狂気を感じますが、画にしっかりとそれが現れています。名画のよう。
 
いや、どうやって撮ったん?みたいな映像が続く、続く。
砂漠、塩湖、宮殿、タージ・マハル、お城……。そりゃ45億かかるよな、という豪華さです。そのまま撮るだけできれいな自然や建造物を背景に、石岡瑛子さんのビビッドな衣装が映えます。
「映え」ってこういうことを言うんだよ、道の真ん中でしょーもない自撮りしているお姉ちゃんたち、聞いてるか?(あ、すみません)

5歳児の無双、ここに極まれり♡

画の美しさ以外のおすすめポイントを挙げるなら、アレクサンドリア役のカティンカ・アンタルーちゃんの可愛さ。
 
私は『ロッタちゃん はじめてのおつかい』という映画が大好きなんですが、この年頃の女の子って最強なんですよね。
あどけなさが残りつつも、いろんなことを理解し始めていて、おしゃべりが最高に可愛い。
 
カティンカ・アンタルーちゃんは500人以上の中から選ばれたらしいんですが、皆さん、演技に驚きますよ。ちょっとぽっちゃりしたアレクサンドリアがいちいち可愛くて、観る人は親戚のおばちゃん・おじちゃんになったみたいな気持ちになると思います。
 
「Googly, Googly, Go Away!」って声に出して一緒に唱えちゃダメですよw

イケメン×美女=レビューが忙しくなる件

自殺願望のあるスタントマン・ロイを演じるリー・ペイスがまた、スタイル良くてかっこいいんですよねー。寝転びシーン多めなので、そこまで大きいとは、だったのですが196cmあるらしい。でかっ。
 
私は邦画野郎なので認識していませんでしたが、ビジュアルの良さもさることながら、お芝居がいいです。病みきっている病院での儚い表情もいいですし、勇者モードの大胆で力強いアクションも素敵です。あんまりタイプじゃないけど、めちゃくちゃかっこいいな♡と思って調べたら、現在の姿は、まぁまぁおじさんになってました。そりゃそうかw
 
氷配達人とオッタ・ベンガを演じるマーカス・ウェズリーのスタイルもすごくて筋肉番付状態。いやらしい目でしか見られなかったことをここに報告します。
 
看護師と姫を演じるジャスティン・ワデルの美しさについても書いておかなくては。ナース姿もいいですが(私はおっさんなのか?)、あの赤い独特の衣装が変じゃないってすごくない? 
かなり攻めた衣装なんですが、そこは妖艶な美しさで全部持っていきます。

画100点、物語70点の切なさ

音楽、ダンスもいいですよ。
「奇妙な世界観」としか言いようがない映画に壮大で幻想的な音楽がはまっている。民族舞踊のようなシーン(エキストラとダンサーすごっ!ってなります)もあったりして、楽しくなります。
 
ここまで読んでいただいて、お気づきでしょうか。
私がストーリーについてほぼ触れていないことを。
そう、話自体は、あんまり褒められません。というか、私は前日に長く効く痛み止めを飲んでいたこともあり、危うく寝そうになりました。
 
画はすごいんですが、正直ストーリーは好みが分かれると思います。
病室での現実世界と脳内の冒険物語が行ったり来たりしたり、「あのスタントシーンもロイの仕事だってよ」的な楽しい仕掛けがあったりするのに、深みがないので残念感がある。全然泣けないし。
 
とはいえ、小さい女の子の「トイレ行きたい」ネタなど、微笑ましい笑いも盛り込まれているので、ネガティブポイントばかりではないです。
 
というわけで、「最近ハデな美しムービーを観てないなぁ」という人や5歳ぐらいのちびっこ好きにはおすすめ!
 
観た映画の感想は「マガジン」にまとめているので、ぜひ他のmemoも、読んでみてくださいね!
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