【#48】映画memo『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』
スキマからこんにちは。
最近、洋画づいています。
ウスターソースみたいな大人の恋愛ファンタジーでした。つまり、若干薄味。
先日のどエロ(『星と月は天の穴』)からの落差がすごくて、一人で勝手に拍子抜け。せっかく観たので、正直に残しときます。
コゴナダ監督最新作
『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』
※展開がわかることが嫌な方は、鑑賞後にお読みいただけるとうれしいです。
あらすじ
「アフター・ヤン」「コロンバス」のコゴナダ監督がコリン・ファレルとマーゴット・ロビーを主演に迎え、人生をやり直せる不思議なドアに出会った男女が繰り広げる時空旅行を描いたファンタジックなヒューマンドラマ。
友人の結婚式で知り合ったデヴィッドとサラは、レンタカーのカーナビに導かれ奇妙なドアにたどり着く。そのドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていた。デヴィッドが淡い初恋を経験した高校時代や、サラの母親が最期を迎えた場所など、人生のターニングポイントとなった出来事をやり直すことで、ふたりは自分自身や大切な人たちと向き合っていく。
共演は「ワンダとダイヤと優しい奴ら」などの名優ケビン・クライン、テレビドラマ「Fleabag フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジ。脚本は「ザ・メニュー」のセス・リース。数々のジブリ作品を手がけてきた音楽家・久石譲が音楽を担当し、ハリウッド映画に初参加を果たした。
夢は叶わないし、人生はだいたい退屈
友人の結婚式で知り合ったデヴィッドとサラが奇妙なレンタカーでgo on a trip! 好奇心からカーナビの指示に従ってみると、行く先々で人生のターニングポイントになった出来事へとタイムスリップするドアが待ち受けているという、藤子不二雄な話。
そう。設定は、どファンタジーです。
リアリストSUI(ADHDおばさんである私のこと)は、あまりに現実的でないと入り込めないので、SFやファンタジー映画は「あ、やっぱりダメだった」となるパターンが多い。
ところが! 設定はそっち系なのに、この映画は超絶・現実的なのよね。
夢は叶わないし、日々はだいたい退屈。タイムスリップしたところで過去は変えられない。といったことを、“ドーン”のない喪黒福造、みたいな感じで見せてくる。一瞬、夢見させてくれる喪黒福造の方がマシかもしれません。
七転び八起き、という名の一か八か
失敗は成功のもと。七転び八起き。禍転じて福と為す。怪我の功名。他山の石……。やたらことわざが浮かんでしまうお話でしたw
まぁ誰にでもやり直したい(かもしれない)ポイントってありますよね。失敗しちゃった初恋だとか、親孝行する前に親が死んじゃったこととか、結婚を考えていたけど踏み出せなくて別れちゃったこととか。
私なんか失敗ばかりなので、ドアがいくつあっても足りません(ここは同情する感じで笑うところ)。
でも幸か不幸か、人生って選択の連続なんですよね。だから失敗してもまた次に行けばいいわけで。
デヴィッドとサラの場合は、“あの時”に戻っても、もう一度過去を再演しなくてはならず、しかも過去は変えられない。だけど、ドアが現れたら、それを開いて、また選択しないといけないわけで……。七転び八起きというか、一か八か、みたいな雰囲気も出てきちゃう。
二人が恋に落ちるのか問題
デヴィッドが自分の生まれた頃の父親に会うシーンは泣ける。「やっと生まれたんだけど病気なんだよね。どうしよ」って不安がる父親を、デヴィッドが励ましてやるのよね。
サラも子ども時代に戻り、生活と子育てにぐったり疲れ切った母親を励ましながらも、「男の人とうまくいかないんだけど、えーん!(泣)」って母親に甘える。ここも泣ける。平穏な結婚生活を送らず、独身を貫いている女子(私もしっかりそこに加わる)は泣いちゃうと思うので、ご注意ください。
泣きどころが用意されているものの、肝心の二人の恋はどうか。
コリン・ファレルはさておき、マーゴット・ロビーはコリン・ファレルを選ばないんじゃないか?と失礼ながら思ってしまいました。コリン・ファレルは確かにかっこいいんだけれども。
下世話な私は、コリン・ファレルとマーゴット・ロビーの配偶者を調べてみました。それぞれ、知的な美女と優しそうな長身のイケメンを選んでました。
なくはないのかw
でもなんか、どちらかが違う人だったら、もう少し“映画として”入りこめた気がする。
運命の人はきっといる。飛び込め!
今より会話をコメディっぽくするか、よりファンタジーチックにしてミュージカル映画にしちゃえば当たったかもしれないのに、と余計なことを考えちゃいました。
とはいえ、しばらく恋愛してないな……みたいな人にはおすすめしたい。気になる人がいるけど一歩踏み出せないと思っている人や、「付き合う?どうする?」みたいな状況の大人たちにいい気がします。
運命かどうかわからないし、また同じことの繰り返しになるかもしれない。そう思ったとしてもトライしてみないことには判断できませんもんね。
恋する相手に「初めて会った気がしない」と思うのは、この映画みたく誰かに操作されているのかもしれない(レンタカー屋さん、面白かった)。そんな変な妄想スイッチが入る映画ではあります。
あ、びっくりしぃな方は一ヶ所「わっ!」ってなる可能性があることをお伝えしておくYO! 久石譲さんの音楽は素敵ですが、そこまで期待しすぎない方がいいかもしれません。
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