見出し画像

ヤマケイ ―山の警察—(第2話-1)

(目次へ)

(第2話 縦走(夏)-1)


   

 雄山を背中にして、室堂ターミナルの駐車場に祭先輩が立っている。
「おーい。花ちゃんこっちー」
 ストックをぶんぶん振り回している。祭先輩、上は黒のインナーシャツに赤い薄手のダウンベスト。ボトムは黒のタイツの上にショート丈のパンツだ。引き締まった足が黒いタイツに包まれてる。なんだろう。祭先輩なのに何か格好いいな。あの足、ちょっと触ってみたいぞ。
「…………」
 急には言葉が出てこなかった。普段あんなにガサツなのに。山小屋とかで、隣に森口分隊長がいても余裕で大口開けて眠るのに。祭先輩、こうして女子の格好してると普通にかわいいとかなんかズルいな。
 花は自分を見た。首を曲げて胸から下を見て、それから立山ホテルの窓を鏡にして自分の格好を確認して、心の中で「うん」と肯く。
 花は白いTシャツの上に黄色いジャケット。下はちょっとゆったりした黒いタイツに紺色のスカートを重ねている。うん。自分でも思う。
 ふつうだ。どっからどう見ても百パーセント、ふつうの山登りにきた女子だ。祭先輩とは別の生き物みたいだ。やっぱりズルいな、祭先輩。
 祭先輩が無意味にわはわは笑っている。
「じゃー行こう! 花ちゃん、トイレは? 手洗いは? お花摘みは?」
 一応突っ込んでおく。「ぜんぶトイレじゃないですか……」
「あはは! こっからしばらくはおトイレないからね。女子には大事だよ。覚えとくように」
「はい……」
 長く続く石畳を歩く。正面には立山三山が見えている。歩いている人もたくさん。祭先輩がものすごくニコニコしている。顔中が口みたいになっている。
「あっれが別山、隣は真砂岳ー」
 なんかリズムをつけて言ってきた。歩きながら夏の山を眺める。山頂に向かって緑から灰色に色が変わっている。ところどころ白いのは雪渓。七月だって言うのに、どのお山も白い雪に包まれて寒そうだ。
「すごいですよねえ。あの雪一年中融けないんだから」
「ねー。あったかくなってある程度は融けるけど、根っこのところはずっと雪のまんまだからね。つまりあの雪の中には、何万年も前からの歴史が埋まっているわけですよ」
「おー。祭先輩意外にファンシー。SFですね」
「いやマジだから。純粋な事実だから」
 歩く。山から吹き降ろしてくる風がいい。雪に洗われて冷やされた透明な風が頬を撫でる。
 本当に不思議だけど、夏の山ってみんな透明に見えるのだ。
 どこまでも見渡せるからだろうか。でもそれだけじゃない気がする。夏、晴れ渡った山は、風や空気だけじゃなく、風にそよぐチングルマや足の下の灰白色の岩。それに、そこここに積み重ねられているケルン(石を積み上げた塔)すら透明に感じさせる。
「こんちはー」
「こんにちは。真砂岳ですか?」
 登山者とすれちがい、交わす挨拶も透明。すごく透き通って聞こえる。
 石畳は歩きやすくて、最初は完全にハイキング気分だ。アイゼンが必要なほどじゃないけど、途中何度か雪が道を覆っていた。だんだん登山らしい登りになってくる。石畳が終わる頃にはうっすら汗をかいていた。
 一の越の山荘だ。山荘前に立って伸びをする。
 槍も穂高も見える。あ、あれ大日岳だ。後ろに見えるのは富山湾? きょろきょろする。どっちを向いても目を奪われてしまう。これはやばい。どっちを向いても全部が山だ。
「花ちゃん見て見て」
 祭先輩が歩道わきにしゃがみこんでいた。先輩の前に小さなむらさき色の花が揺れている。ひらひらした花弁がタコさんウインナーみたいに開いていた。
「わ。かわいい。何て花ですか?」
「チシマギキョウだねー」
「高山植物?」
「うん。岩場とかに生えるんだ。だから花ちゃんも気をつけること。山に登る時は登山道をそれない。これ大事。事故を避けるのと同時に動植物を守るためでもあるんだから」
「はい」
 知ってる。けどふつうに肯けた。
 雄山から槍ヶ岳を見る。
「おー。槍ヶ岳。ホントに尖ってますね。チクチクして空が痛がってそう」
「まー、槍だからね」
 意味のない会話すら楽しい。いいな。気持ちいいな。
 空が濃い。青に青を重ねたみたい。まるで深い海の底から水面を覗いているみたい。
「このまま稜線を伝って大汝山に行くよー」
「はーい」
 名残惜しいけど再び歩き出す。このまま縦走して今度は大汝山へ。息が切れたりはしないけど、さすが三千メートル。空気はもうだいぶ薄くてヒンヤリしている。
 祭先輩が、大きな岩がゴロゴロしているガレ場をサクサク歩いている。迷いのない歩み。背筋がスッと伸びてる。ほんの一瞬だけ見惚れてしまった。三千メートル級の山を縦横無尽に登れる体力があって、料理は天才で、その上すっぴんでもこの外見。
 素で思ってしまう。
 この人、なんで山岳警備隊なんかにいるんだろう。
「花ちゃんはさあ、なんでヤマケイなんかに入ろうと思ったの?」
 心を読まれたのかと思った。花は愛想笑いでごまかす。
「いや、祭先輩も知ってるかもですけど、実はわたし、高校の時にボルダリングやってまして……。大学でもそれ続けて、実は結構いいところまで行ったんですよ」
「ああうん。聞いてる聞いてる。おっさんたちが『ボルダリング女子が来る!』とか興奮してたから」
 花は軽く笑う。そんなどっかの番組名みたいな言われ方しても……。
「……で、県警に就職したら、偉い人から『じゃあ山岳警備隊だな!』って言われて」
「へー」
「わたしちゃんと言ったんですよ? ボルダリングと山はちがうって。壁登れたって人助けらんないですよって。なのにみんな『いや、それしかないだろ。山岳警備隊のスター候補だろ』とか適当なことばっか言って」
「あはは。そーだね。あの人たち固定観念だけで生きてるからねー」
「で、この有様ですよ」
「ふーん」
 自分から尋ねてきたくせに生返事だ。
「でもさー、ヤマケイって希望しないと入隊できないじゃん。花ちゃん、辞退できるのにしなかったってことでしょ?」
「う……」
 実はそうなのだ。祭先輩が言うとおり、花は自分から移動の希望を届け出た。そりゃまあ、きっかけは偉い人に「山岳警備隊どうだ」と言われたからだけど、その言葉に後押しされたというのも事実なのだ。だって花は入隊を断らなかった。その理由を明確に言語化できないのが自分でももどかしいけど、やってみたいと思ったのだ。
「祭先輩こそ、どうして山岳警備隊に?」
 自然と尋ね返していた。単純に不思議過ぎる。祭先輩キレイなのに。町に降りたらきっとモテるのに。
 指を振りながら祭先輩が答えた。「あたし?」
「はい」
「うーん。要するにあたしはさぁ、山が好きなんだよ」
「はあ」
「だから、山で毎年春を待ってるわけ」
「はい?」
「雪が解けるとさ、チングルマとかリンドウが咲くじゃん」
「ええ……。まあ」
「リンドウとか、ある日いっせいに開くんだよね。黒かった岩肌が一面真っ白になるんだ。その瞬間を見逃したくなくてさ。だから山にいんの」
「はあ」
 そうですか。リアクションに困って室堂側を眺めてみた。
「わー。室堂ターミナルだ。あんな小っちゃくなってますよ」
「だねー。みくりが池とみどりが池も見えるでしょ? 今日はねー。立山を一周して、あそこまで戻るから」
 なんか嬉しい。「はい」
 祭先輩が、山のてっぺんの大きな岩に手を触れた。岩の上の看板に「大汝山」って書いてある。
「はい。今度は大汝山山頂ー。三〇一五メートル!」
「わー。先輩、ずーっと下にものすごいでっかい湖が」
「いやあれ黒部ダムだよ」
「ああ、あれが」
「まさか知らなかったとか」
「し、知ってますよ! 角度を変えて眺めるとまたちがった何かに見えるじゃないですか」
 東に向けて歩き出す。真砂岳、別山、そして剱岳が折り重なるように見えている。
 花はぶつくさ言う。
「しっかし、何もこんな山奥にダムなんか作んなくてもいいのに」
「いやいや花ちゃん問題発言だよー」
「だって怖いじゃないですか。ダムってでっかい水たまりですよ? 水深とかめっちゃありそうだし」
「何? 花ちゃんはあれ? 水とか怖い人? 海が怖いから山に来ちゃった感じ?」
「え? うーん。まあ、ちょっとありますね。ちょっとだけ」
「昔、絶海の孤島に流れ着いちゃった時のPTSDとか?」
 祭先輩が笑いながら言った。花は一瞬だけ真顔になる。祭先輩が、「あれ?」という感じで首を傾げた。
 慌てて笑顔を繕った。
「ははは……。そんなわけないじゃないですか」
 次は富士ノ折立。ゴツゴツ尖った岩の集まった山だ。山頂を巻いて、ガレ場を踏んで、向こうに見える真砂岳へ。ここの斜面は高度感があってちょっと怖いかも。
 真砂岳との間に見える山の鞍部が真っ白だった。すごく大きな雪渓だ。真夏なのに立山の雪は消えない。
 真砂岳の尾根を歩く時は緊張した。稜線がものすごく狭くて右も左も結構な急斜面だからだ。
「花ちゃん、気をつけてー」
 唇の端がピクピクしてしまう。できれば両手を水平に広げてバランスを取りたい。
「はいー。なんかもうコレ、タイトロープですね」
 真砂岳から別山へ。別山を越えればもう大きな登りはないはず。自分を励ましながら歩く。がんばれがんばれ、歩け歩け。
 別山頂上から剱岳方面を見たら、カラフルなテントが無数に並んでいた。
「あれが剱沢だねー。さすがハイシーズン」
 大勢の人を見ていたら、急に自分が生き物であることを思い出した。花のお腹がズゴゴゴと激しく鳴る。空腹っていうか、これはもう軽い飢餓だ。
「祭先輩……」
「ん。どーした花ちゃん」
「お腹が」
「あー。しばしガマンだ。もう見えてきてるから」
「死にます」
「死なないで。ほら、花ちゃん、かけそば」
「?」
「きつねそば」
「?」
「とろろそば」
「何ですか?」
「てんぷら!」
「…………!」
 味を想像したら何だか元気が出てきた。祭先輩が笑っている。
「ちょーじろーさんの作るソバはうまいよー。何食べるか考えながら歩こう」
「揚げ物とかもありますか?」
「あるよー。コロッケ!」
「わー! コロッケ、やばいですよ。コロッケ! ソバに載せたい!」
「加えてイカ天!」
「うわー! 食べたい! 行きましょう。早く。早く行きましょう!」
 佐倉山荘は雷鳥沢の稜線を降りたところにある小さな山荘だ。立山を縦走しようとする登山者はだいたいみんなここで一休みする。だからいつも大勢の人であふれている。
 今日もご多分に漏れず大賑わいだったけど、花が執念で場所を探して、食堂のすみっこの席を二人分確保できた。山荘の主人の佐倉長次郎さん自ら、湯気の立つソバを二つ、両手に持ってきてくれた。
「ようきたマコトちゃん。ま、食べ」
 慣れた感じで祭先輩が長次郎さんに言っている。
「ちょーじろーさん。これ何ソバ?」
「見てわからんがか。山菜ちゃ」
 箸でつまんで持ち上げる。
「どうしたのこのウド?」
「採ってきたに決まっちょろうが」
 花は正直がっくりきていた。口の中が完全に油だったのだ。コロッケとかガッツリいきたかったのに。
「んー。おいしいんだけど、何かこう一味足んないんだよね。ねー、ちょーじろーさん。ラー油、ほんのちょっとだけ汁に入れてみたら?」
「なーん。そいなことで美味くなるわけ……」
 一口、口に入れて固まった。
「うんまいな! ちくしょう」
 花も食べた。感動する。欲しかったのはこの味だ。
 長次郎さんが目を閉じ、口の中のものを飲みこんでから言った。
「よし。マコトちゃん、警備隊辞め。んで、うちで働け。な」
「やだ。お給料少ないし」
「でもあれやぞ。住み込みで山に居られんね。今ならご来光が見える部屋が空いちょうし」
「おおー」
 ソバを噛みしめながら忠告する。
「ダメですよ先輩。何が『おおー』ですか」
「冗談だよ冗談。てか花ちゃん、顔怖いよ」
 お昼を終えて、みくりが池を目指し歩き始めた。空は快晴。
 もう。何これ。
 花の心がフルフル震えている。大きく息を吸い込んだ。
 むっちゃ気持ちいい。
 雷鳥沢からみくりが池に向かう登山道で雷鳥を見つけた。花は反射行動みたいにスマホを取り出して写真を撮る。
「わあ」
 何枚も撮ってしまう。
「わー! 先輩見てください。雷鳥ですよ、雷鳥」
「うん。黄色いねー」
「これ雛鳥ですよ! 巣立ちしたばっかりなのかな? わー、かわいい。やばい。やばいコレかわいい。先輩、ちょっと待ってください。ポストさせてください」
 #室堂でポストしたら、タイムラインに見たことのある景色が表示された。花は「あれ?」と呟く。
「先輩。ちょっとこれ見てください」
「ん?」
 真っ白く染まった岩場。立ち昇る蒸気。酸化鉄で赤く染まった水。その赤い池の前に四人の若者が笑って立っている。
「ここ……。地獄谷ですよね?」
 祭先輩の顔がけわしくなった。「うん。地獄谷の血の池だね」
「立ち入り禁止のはずなのに……」
「花ちゃん。それ、ポストされたのいつ?」
「十分前です」
「行こう」
 地獄谷で、白い蒸気に包まれた遊歩道を歩きながら、軽装の若者四人が自撮をくり返していた。
 それを見て花は腹を立てた。立ち入り禁止なのは危ないからだ。これだけ標高が高いと雪が残る。雪が残って地形が変わると、火山性のガスが思わぬところに溜まったりする。それを吸ったら危険だし、命にも関わるから立ち入り禁止なのだ。なのに彼らはそれを気にしていない。何もわかってないし、わかろうともしていない。
「まったくもう。困ったもんですね」
 言ったら祭先輩が呟いた。
「うん。なんか……、みにくいね」
 花はきょとんとする。
「ええまあ。火山ガスで霞んではいますけど……。止めなきゃ……!」
「……うん。そうだね」
 登山道から身を乗り出すようにして写真を撮っている若者たちのところへ花は駆け出した。
「こらー! そこは立ち入り禁止ですよー!」

 夕方。みくりが池の山荘にたどり着いた。
「とーちゃーく!」
 祭先輩が山荘に向けてダッシュする。ひゅーとか奇声を発しながら階段を駆け上がって行く。
 館内用のスリッパに履き替えるのももどかしく、とりあえず食堂に向かった。券売機の前で散々迷って、花は富山の名産品ばっかりでできた定食を、祭先輩は炙りサーモン丼をチョイスした。
 木のテーブルに向き合って座る。
「いただきまーす」
 しばらくは、箸を動かすマシーンみたいになって無言で食べた。一息ついてから祭先輩に言う。
「祭先輩。サーモン一切れ」
「じゃートレードだ。から揚げのげんげ一つ!」
「ぐ。どうでしょう? 沖漬けのイカとトレードでは?」
「イカなら二杯だね。譲れない」
「ぐ。わかりましたよ。げんげ、どうぞ」
 言い終えるのと同時に祭先輩の箸が伸びてきて、花の貴重なタンパク源をつかみとっていった。そのまま前歯を見せてシャクッといく。
 ニコニコしている。
 花も食べる。げんげのから揚げ。アリだな。口に入れると身がほぐれる。コロモさくさく。歯がうれしい。
「みくりって、御厨って書くんだよ。神さまの台所なんだって」
「へー」
「だからさ、料理いいよね。おいしいよね」
「はい。祭先輩の料理に負けないくらい」
「へっへ。ありがと」
「でも……、これでビールないとか地獄すぎません?」
「花ちゃんは意外と呑兵衛だよねー」
 食べきった後は温泉だ。これ鉄板。間違いのないコース。
「温泉サイコー! イエー!」
 体を洗い終えた途端に、祭先輩が小学生みたいにお湯に飛び込んだ。他にお客さんがいなかったから黙認したけど誰かいたら普通に説教したと思う。先輩が海坊主みたいに温泉から顔を出す。「ぶはー」とか言ってる。
「あー。この瞬間をどれだけ待ちわびたことか……。この温泉が冬籠りを終えてシーズンが始まるまで、いったい何度夢に見たことか……」
 目を潤ませながら言ってくる。呆れるけど同時にすごく気持ちがわかる。一日歩いた足の疲れがお湯に溶けていく。湯気といっしょに昇天しそう。最っ高に気持ちいい。
「祭先輩ぃい」
「んー」
「このまま一泊したすぎるんですが……」
 祭先輩が笑っている。
「だねー。でも残念ながらそれは叶わぬ願い。花ちゃんのお宿はー、あのー、警備ー、派出所ー」
 適当な感じに歌い出す。花の頭に浮かぶのはあの固い仮ベッド。目の前に広がる天国と死ぬほど差がある。あ、やばい。涙出てきそう。
「今日回ったのが、これから花ちゃんが守る山です。ねー。広いよねえ」
「はい。でも、すごくきれいだった」
「だよねえ。足、クッタクタだけど、なんか、許せるでしょこの疲れ」
「はい……」
「やっぱ山、やめらんないよねえ」
 祭先輩に言われた。気持ち良すぎて、反骨心とかそういうの、ぜんぶ溶けて無くなった。
 祭先輩の長い髪がお湯に揺れている。
「ねえ、花ちゃんさぁ」
 花は無言で祭先輩を見る。祭先輩は、青みがかった濁り湯を手のひらにすくってそれを見ていた。薄く笑っていた。
「あたしたちはさぁ、警察官だから人を助けてるのかな。それとも、助けたいから助けてるのかな」
「…………」
「あたしね、たまにどっちだか、わかんなくなるんだー」
「…………」
 すぐには、何と言っていいのかわからなかった。
 その時気づいたのだ。あの時、地獄谷で不埒な登山者を見て先輩は言った。あれ。
 醜いって言ったんだ。
 あの人たちを、醜いって言ったんだ。
 答える代わりに天井を仰いだ。湯気で真っ白な天井。まるで山にかかるガスのよう。
「さ。また明日が来る。お仕事、がんばらなきゃね」
 祭先輩がやさしく笑っている。花は、お湯の中に半分顔を沈めていた。
「はい……」
 花の吐き出した息は、小さな泡になってパチンと弾けた。

「第2話 縦走(夏)-2」へ続く

(目次へ)


※涌井の創作小説です。


いいなと思ったら応援しよう!