借金返済中の元カフェ店主が、50歳で寿退社!?すべての経験が「今の天職」に繋がっていた話。
※この前回の話の続きです。
12年続けたカフェの店主を卒業し、重い鎧を下ろして「ただの凛々子」になった私。
清々しい気持ちだった反面、実は心の中には、誰にも言えないドロドロとした「元・経営者のプライド」が渦巻いていました。
■ 「落ちぶれた」と思われたくない。元・店主のちっぽけなプライド
カフェを辞めた後、私は生活のためにいくつかパートに出ることにしました。
でも最初は、「かつては人気店と言われたお店のオーナーだったのに、今はパートなんて惨めだ」と感じていました。
接客業をしたら、「お客さんや知り合いに会った時、『かわいそうに』と思われるんじゃないか……」と、極度に恐れていたんです。
シェアカフェ時代に単発の軽作業バイト(今でいうタイミーのようなもの)をしたことがありましたが、やはり私には合わない…。
私は根っからの接客好き。最終的には飲食業や小売業での接客パートを経験することになります。
そこで私は、雇われの身の「とんでもない恩恵」に衝撃を受けたのです。
「働いた時間分、確実にお金がもらえるって素晴らしい!!」
「えっ、休んでるのにお給料がもらえる!?
有休って最高か!!」
売上のプレッシャーと支払いへの恐怖に常に怯えていた経営者時代から一転、守られた環境のありがたさに感動すら覚えました(笑)。
これ、自営業をやったことのある人ならわかっていただけると思います。
会社に不満を持つのもわかりますが、会社員って最高に恵まれてるんですよね!
(私はカフェ開業前もフリーターだったし、有給休暇制度が緩かった時代もあって、それまで有休もらったこと無かったんです笑)
そうして働いているうちに、「元カフェ店主」というちっぽけなプライドは完全に消え去り、私は本当にただの「凛々子」として身軽に働けるようになっていきました。
■ 思うようにいかないビジネスと、泣けるほど嬉しかった「ファン」の存在
とはいえ、やっぱり「自分で何かビジネスをやりたい」という気持ちの火は消えていませんでした。
パートの傍ら、ずっと続けていたブログで発信をしつつ、カフェ開業サポートや起業相談、イベント企画やお茶会などをやり始めました。
ここで本当に感動したのは、カフェ時代のお客様が、お店がなくなっても私のサービスを利用してくれたことです。
「お店のファンだけじゃなくて、私個人のファンでもいてくれたんだ……!」と、胸が熱くなりました。
ただ、現実はそんなに甘くありません。
いろいろ試行錯誤しながらやっていたものの、フリーランスとしての収入は、パートを辞めて本業にするには、ほど遠い状態でした。
■ 転機は「15年ぶりの恋活・婚活」
そんな私が、今の「婚活サポート」の仕事にたどり着いたのには、あるキッカケがありました。
それが、私自身のマッチングアプリでの婚活です。(※詳しくはこちらの記事をご覧ください)
アプリを始めた私は、プロフィールの文章を少し工夫したことで、思いがけず「モテ」を経験し、お相手からプロフィールを褒められることが何度もありました。
一方で、他の人のプロフィールを見ていると、「うわ、もったいない!」と思うような残念な文章(特に男性!)があまりにも多かったのです。
「これ、プロフィール作成を代行するサービスにしたら、困っている人の役に立つんじゃないか?」
そこから無料モニターを始め、徐々に有料サービスへと育てていきました。
(本当は改善の余地だらけの男性向けにやりたかったのですが、ビジネス上の難しさを感じ、女性メインにシフトしました)
■ 憧れの「寿退社」、そしてプロの婚活カウンセラーへ
その後、私は当時、某スーパーの裏方で働いていましたが、50歳でのスピード初婚を果たし、憧れの「寿退社」を経験(笑)。
結婚後、新たな仕事を探す中で、「結婚相談所の婚活カウンセラー」の募集を見つけ、採用されました。
そのままプロフィール担当として、数多くのプロフィールを作成・添削し、婚活相談に乗り、現場のリアルな経験を積んでいきました。
そのうち気づいたのは、「文章(プロフィール)を整えるだけでは、婚活は上手くいかない」ということ。
だからこそ現在は、自分自身を深く知って婚活に活かすためのセッションや、婚活全体のアドバイスに力を入れています。
実は、カフェ店主時代には「婚活パーティー」の司会や運営も数多く経験していました。
つまり今の私は、【①マッチングアプリ】【②婚活パーティー】【③結婚相談所】という、婚活の3本柱の裏も表もすべて知り尽くしているという、ちょっと珍しい経歴の持ち主なんです。
カフェを守り抜いた12年。プライドを捨てたパート時代。そして、久しぶりの婚活で泥まみれになりながら掴んだ50歳での結婚。
すべての経験が点と点で繋がり、今の「40代50代女性のための婚活サポート」という天職に結びついています。
だから、人生には本当に、無駄なことなんてひとつもないんです。
そして、何度も書いてますが、
人生はいつからでも作り直せる、と信じています。
私のストーリーが、どなたかの希望に少しでもなったら嬉しいです。
