文章の聞香、移りゆく景色のなかで
文章の聞香のお題をお届けする
文章の聞香とは、言葉やその連なりから書き手の思考の跡を辿り、その人が立ち昇らせる香りを聞くことだ。
その場として、こちらでお題を出し、それに添って書かれた記事を読む。そして、受け取ったものに言葉を返す。そんな返歌のような往復書簡の試みである。
第二回のお題「書かなかったことについて」にも、素敵な手紙が届いた。
今日も一通届いたので、近日中にお返事をするつもりだ。
その人の視点で書かれた文章を読ませてもらって、毎回ときめいている。
それでも、ふと目を止めて考えたくなるような言葉が、どの書き手の文章にも置かれていた。
すらすらと読める文章が幅をきかせるなかで、これはすごいことだ。
文章の聞香をはじめて良かった。
だから第三回のお題もお届けしたい。
桜が葉桜になる頃、出会いと別れは重なる。
移りゆく景色のなかで、ほんの少しだけ立ち止まりたくなる。
そうして足元に目をやれば、幾重にも重なった花弁に光が差す。
「もう一度だけ」という言葉が浮かぶ。
そこには、何かが残っている。
第三回のお題は「もう一度だけと思うこと」。
あの景色、あの言葉、あの時間。
あなたの「もう一度」を、綴ってほしい。
私はその文章を読ませてもらい、返事をしたためる。
文章の批評ではなく、あなたの言葉の響きを聞きたい。
型にはめず、私の中に何が残ったのかをもう一度だけ、形にするために。
受け取って問いかけることが、書き手への返礼であり、読むことの楽しさだと思っている。
お題の記事が完成したら、固定記事かこちらのコメント欄で教えてほしい。その際、記事のURLを貼り付けてもらえると助かる。
これまでの往復書簡は、ここに。
第一回のお題「記事を書くときの言葉の扱い方」
第二回のお題「書かなかったことについて」
