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二人展“The Power Spot / The Still Scene”を終えて

2025年6月27日(金)〜6月29日(日)の3日間、フォトグラファー・松本舜さんとの二人展 “The Power Spot / The Still Scene” が無事に幕を閉じました。連日、35℃にも迫りそうな酷暑にもかかわらず、たくさんの方に足を運んでいただき、心から感謝しています。写真やクリエイティブの仲間、お仕事でお世話になっている方々、同僚、友人、そして松本さんのお知り合いの皆さま。私の作品にもじっくり向き合ってくださり、多くの感想や言葉をいただけたことが、本当に励みになりました。

リアルな写真展って、見た人からめっっっちゃくちゃたくさん反応がもらえるんですよね。他では味わったことのない感覚で、ハマってしまう一番の理由かもしれません。

会場の弘重ギャラリーさんは、恵比寿の街に馴染む素敵な佇まいで、展示のスケール感もちょうどよく、「ここで展示してみたい」という声も多くいただきました。カフェギャラリーという特性のおかげで、暑い中いらしてくださった皆さんが、飲み物片手にゆっくりと写真に浸る時間を過ごしてくださったように思います。この会場でできたこと、本当によかったです。

作品について

今回は、松本さんが提示された「The Power Spot」に呼応するかたちで、自分の展示テーマを「The Still Scene」と決めて、そこから作品選びを進めました。セレクトはやはり簡単ではなく…自分の中で何度も「入れ替え戦」を繰り返すことに。結果的には、新しい一面を見せることができたと思っています。これまで僕の写真を見てくださってきた方々からも、「新鮮だった」と言っていただけたのが、嬉しい驚きでした。

雑踏に響く静寂、季節に息づく自然の旋律。変わりゆく世界の営みのなかで、時がほんの少し立ち止まる瞬間を、静かに刻んだ写真たちです。

特に一枚目の作品は、これまでの自分なら選ばなかったかもしれない写真でした。最後の最後に選んだ一枚でしたが、展示では最も多くの感想をいただくなど、手応えがありました。構図や配置に「デザイン的」「作為的」な要素が多かったこれまでの自分のスタイルとは少し違い、新しいアプローチだと感じています。正直なところ、まだ自分の中でその変化を掴みきれていない部分もあります。それはきっと、次へと続く余白でもあるのだと思っています。(つづきあります

彼方へ
雨上がりの気配
都市の孤島
帰路
見上げぬ夜
水鏡の記憶
冬の名残
立ち上がる静寂
永遠の静観
冬の玉座

今回も竹和紙です

毎回の展示でそうなのですが、「和紙にプリントしているんです」とお伝えすると、ほとんどの方が少し驚いたような表情をされます。そして決まってそのあと、写真の前にすっと顔を近づけて、質感をじっくりと確かめるように見てくださる。その一連の反応がとても好きで、プリントの話をきっかけに、作品の話により深く入っていけるのが楽しい時間でもあります。

というわけで、今回もその和紙の“佇まい”が少しでも伝わればと、展示写真を接写してみました。(うまく写っているか分かりませんが、質感の一端を感じていただけたら嬉しいです)

フォトアルバム

先月の二人展のときも用意したのですが、2Lサイズが100枚入るフォトアルバムを閲覧用として持参。こちらもたくさんの方が手にとってくださいました。


会場のようす

みなさん、会場では本当にゆっくりと過ごしてくださったように思います。
写真の前に佇む姿、何度も視線を往復させる様子、静かな対話のような時間。その情景が今も鮮やかに蘇ります。改めて、会場にお越しくださった皆さまに、心より感謝いたします。ありがとうございました。

Xでいただいた感想を紹介させていただきます。Instagramのストーリーズにアップくださった方もありがとうございます!


写真展の前中後

初日の夜は、哲学ナイト!?

トムさん音頭で、M-HAND岩松さん夏井瞬さんHOLON間宮さん、松本さん、僕の6人で食事にいきました。写真や仕事のはなしが哲学的に展開されて非常に濃厚でした。また集まりたい!

またお会いしましょう!


夏井瞬さんの写真集

食事の席で拝見した夏井瞬さんの写真集『Waves』。その圧倒的な表現力とクオリティに心が動かされっぱなしでした。宿に返って即注文。そしたら翌日夏井さんがわざわざ会場に実物を持ってきてくださいました。なんてお優しい…!今回、夏井さんとお話する時間があって、本当にたくさんの刺激を受けました。書棚に、素晴らしい一冊が加わりました。


HuBaseで顔なじみの方々による写真・カメラ談義/撮影

今回、HuBaseとの展示期間がまるかぶりだったのですが、顔なじみのみなさんにもたくさんお越しいただきました。暑い中で少し距離もあるので大変だったと思いますが、とても嬉しかったです。

Koさんによるポラロイド撮影(多重露光)

村田雄平さんも仕事の合間を縫って来てくださいました。「ちょっとお二人、並んでもらっていいですか?」と、松本さんとのツーショット写真を撮ってくださってすぐにLINEで送ってくださる、そういうことをさらっとやってしまう村田さんの優しさったら…!(このnoteのカバー写真です)

朝も夜も、写活

2日目の朝は5:30、3日目の朝は6:00から、恵比寿周辺や目黒川周辺へ。今回も展示中スキマ写活たくさんできました。ただ、最終日の搬出後はさすがに全て出しきってしまったのか、帰路では一枚も撮れませんでした笑。


DM、ポスター、図録について

DM、図録、ポスター、サインなどを制作しました。図録は、いつもながら両A面仕様。

DM
図録(束見本)


最後に

松本さんと私の、対極にある写真の世界観についてもお楽しみいただけたようで、企画としても成功だったと思います。

今回の二人展は、松本さんにお声がけいただいたことで実現しました。一度しかお会いしたことのない僕を誘っていただき、僕でいいのかな?と思いましたが、終わってみれば、対極にある作品を展示するという見せ方、とても良かったと思います。

松本さんの愛機

なにより、松本さんの写真に向き合う真摯で誠実なお姿を目の当たりにして、とても刺激受けました。

お互い、それぞれの写真の道、歩んでいければと思います。おかげで一生の思い出になりました。あらためて、ありがとうございました!




来場くださったの方から、「二人展のいいところは?」「なぜ個展ではなく二人展?」と聞かれることも多かったです。自分なりにいくつか気づいた良い点があるので、別記事書きたいと思います。

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